「駐輪している自転車全てにサドルがある国」~外国人の驚きの視点。お宝は足元にあるでっ! | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日、「相手からどう見えるかを考える」ことが大事、
っていうのを、バレエからの気づきで書きました。

今日本にたくさん来られている外国人
(インバウンドの方と考えてください)に、
「いいね!」と言ってもらおうと思えば、

やはり「彼らの視点」にならなければいけないんだよなぁ・・・、
と思わせられる投稿に出会いました。

 


(こんな見慣れた光景も、

 外国の方にしてみれば「Wow!」なのだとか・・・。)



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!






広報の研究会の例会で、
外国(人)向けの情報発信をしている企業の方の
お話を聞く機会がありました。


「いいと思うポイント」は日本人とは違うということ、

外国人と一口に言っても、欧米系とアジア系では、
興味を持つ対象とその伝え方にも大きな差がある
こと、

など、知っているようで改めて言われると
「そーかー」と驚くことばかりでした。おーっ!

 


  




そんなポイントを一言で表すなら、

(外国人に)自分たちのエエとこを

伝えようと思ったら、
【日本人が見過ごしているモノ/コト/トコロ】

にこそ着目しなければならない、ってことです。




それを具体的&端的に伝えてくれてる
新聞の投稿がありましたのでご紹介しますね。ニコニコ

読んで頂ければ、
きっと「そっかー」だと思いますよ。(^0^;A

 



タイトルは「自転車のサドル 信頼の証し」

 


  
書き出しはこんなふう。

「スペインから留学して1年半になります。
 日本、特に大阪で自転車が多いことに気づきました。
 なぜこんなに多くの人が自転車に乗っているのですか」。


まず、「これが“疑問(≒興味)の対象”なんだっ!?
ということに驚きました。w(@o@)w 

     
(チャリンコに乗っている人が多い=不思議ってことなんだ!?

 

 


しかしこの後にもっと衝撃的な箇所がっビックリマーク



「さらに珍しいことに、
 駐輪している自転車に

 全てサドルがあるのです」
 

 



投稿の主(スペイン人学生)は、
「止めてある自転車にサドルがある」ことに驚いているっ!?

  
  (えーーっとぉぉ、これってフツーですよね。^^;)




この方が驚いた理由は以下のとおり。

「当たり前と思われるでしょうが、
 スペインではサドルを付けたまま

 止めていると、

 盗まれる可能性が高いのです」



え、、、えぇーーー!?
 

 



なんか、スペインで暮らすってすんごい大変そう。。。(^-^;

  

 

 


しかし、、、私の少ない海外旅行経験に照らしても
逆に、日本の方が“特異”なんですよね。

 

 


投稿者は、スペインと日本の違いとして、
法律を守るだけでなく、お互いを信頼している
ということを挙げられてました。

だから“安全な社会”なのだと。

 

 


再び引用させて頂くと、

「サドルを付けたまま
 自転車を止めておけるだけではありません。

 順番が来ると欲しいものが手に入るので
 割り込まずに並んで待ったり、
 給料日に必ずお金がもらえるから
 毎日仕事に出かけたりします。

 こんな当たり前のことですが、
 お互いの信頼なしには達成できません」

 


  
 (このフツー過ぎる風景が既に“不思議”なんですねぇぇ?!)




私たちが「当たり前」と思っていることが、
外の人から見ると「当たり前ではない」っていうのが、
実感を伴って感じて頂けたと思います。(・.・*)(._.)


 

 



そんな「外国人向けの情報発信」を
少し意識しながら眺めてみると、

身の回りにある光景だって

「Wow!」な対象だということに気づきます。


例えば、入り江に浮かぶ小舟、

  


湾を見ながら緩やかに下ってくる道路、


更に、
道端にぽつねんと立つレトロなバス停と小さな待合室、

   
  (Wikipediaより)
 

 


それらのすぐ背後に広がる青い凪の海と空・・・etc.

  
 

 



そんな何も作為をしない、
どこにでもあるような風景こそが、

外の人にとっては「ワンダフル!」なんですね。


 

 


人を呼び込まねばならない、と気負って、
大きな箱ものを作るとか、
インバウンドの誘致組織を作るとか、
しなくてもいいのかもしれない。



今、そこにあるもので、
十分魅力的。



特に日本の地方には、
そんな宝物のような原風景が

わんさかあります。

 


  
 

 


それをこそ生かさずしてどうするんだ?・・・
なんて思わず考えてしまいました。



お宝は足元にあるでっ!!チョキ





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