やっぱり知ってる人から買いたい。~決め手になるのは「こだわり」ではなく「関係性」 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

先週一週間、近鉄の「阿部野橋」駅をよく使いました。

実家に行くにも、告別式場へ行くにも、
この駅を通らねばならないからです。


時間によっては、同じホームの並びに、
「青の交響曲(シンフォニー)」という
阿部野橋-吉野駅間を結ぶ特急電車を見かけることがありました。



(Wikipediaより)



濃紺を基調としたスタイリッシュな車体で、
乗り鉄でなくても「いっぺん乗ってみたい」心を
掻き立てられました。ラブラブ

それに、新聞で読んだ
「ラウンジ車のとても魅力的なチーフアテンダントさん」
にも会ってみたい気も。。。


今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!







昨年11月末の日経MJ「売り場の知恵袋」シリーズに、
「青の交響曲」のチーフアテンダント・山内杏子さん
のことが載っていました。


この特急には新幹線のようなワゴン販売がなく、
お客様の方からラウンジ車に来て頂かなければ
お土産もドリンク類も買ってもらえないのだそうです。(^-^;


そんな弱点を克服するために、

山内さんがいつもやっておられること、

それは、出発前のホームや社内で
(乗客に)積極的に声をかけることだそうです。





挨拶から始まり、
次に行き先を尋ね、
周辺でおススメの観光地などを紹介する。

 


 
 (終点「吉野」駅から登る吉野山は桜の名所です。)



こうした「おしゃべり」を通じて親しくなれば、
ラウンジ車に足を運んでもらえるだけでなく、
なにがしかお買い上げいただける、と。



その部分、記者はこんなふうに書いていました。

「知っている相手から商品を買いたいという心理も働き、
 話が弾むと販売につながることが多いという」。




往路で親しくなって商品を買ってもらえたら、
復路でも商品を手に取ってもらえることが多いのだそうです。





最長でも約1時間20分という

短い乗車時間でも、
親しくなった人からなら物を買うんだ。。。

 


この記事を読んで改めてうなずきました。

 

 



そういえば私も、
誰かを食事に誘ったりおススメするのは、
知っている人のところ。

たとえばランチなら、
中崎町の「ジパングカリーカフェ」さん。


カフェタイムなら、
豊中市の「Basic珈琲」さん。


夜ごはんなら、
道頓堀の「たこ梅」さん。


お土産には、
メディアの常連の納豆屋「小金屋食品」さん。





また、何か知りたいとか教えてほしいって時も、
全然知らん専門家さんに問い合わせたりしません。


弁理士さん、社労士さん、税理士さん、弁護士さん、
保険屋さん、建築屋さん、etc.

頭に浮かぶ人(=知ってる人)にまず聞きます。


 

 

 (「この人」と決めている頼りになる弁理士さんがいます。)

 

 


マーケティングの師匠・藤村正宏先生がいつもおっしゃる

「どんな形でも、
 『関係性』はこれからのビジネスにおいて、
 大きなテーマになってくる」
って、

自分を振り返っても、また
僅か1時間20分の電車旅でも、

その正しさが証明されたな、って思いました。




「繁盛する店、会社になるためには、
 いきなり買ってもらおうとするのではなく、
 お客様と、関係性を作るという意図をもつことが
 大事になってくるのです」。

 

 

   

 

 

まさに至言だと思いました。

 




ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。