やっぱり人って捨てたもんじゃない。ここにも「ペイ・フォワード」が。(*^^)v | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

不思議ですね、
昨日のブログを書いた後ですぐ、
嬉しくなるような記事を見つけました、2本も。ハート

一つは日本の北九州市から。
一つはイタリアから。


北九州市発の記事は、
「こんな世の中に『どうぞのつくえ』余り物は姿を変えた」
(6/27朝日新聞デジタル)

イタリアからは、
「外出禁止でお困りなら・・・ローマの木箱、そっと優しさを」
(4/18同上)




今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!







「『どうぞのつくえ』?なんやろ?」

タイトルを見て、思わず(リンクを)クリックしました。


4月末、北九州市の教会に、
菓子パンや調理パンがぎっしり詰まった段ボール箱が
届いたそうです。

送り主は旧知の宮崎のパン屋さん。






これまでなら「たくさんの人に持って帰ってもらえる!ニコニコ
と喜ぶところですが、外出自粛要請中。ショック

なかなか「来て」とは言えません。

しかし生ものですから、保存もきかない。あせる



窮余の一策として、玄関先に折り畳み机を出し、
パンを並べ「ご自由にお持ち帰りください」と
貼り紙をしてみた。



次の日、今度は友人が泥付きの新鮮なタケノコを
持ってきてくれたので、またテーブルに出してみた。

 



奇跡、というか「ペイ・フォワード」は
その夕方に起こりました。


机を見た牧師さんは、「えっ?」と目を疑ったそうです。

 

 


まだ数本残っていたタケノコの横に、
ゴロゴロと収穫したての新タマネギが。目

下に置かれた段ボール箱のなかにも、
たくさんのタマネギちゃんたちが!



 

 


更にご丁寧に、元の張り紙

(「タケノコ、どうぞお持ち帰りください」と書かれていた)の

「タケノコ」の後に、「と、タマネギ」の注釈まで。グッ

この降ってわいたようなギフトに牧師さんは驚き喜んで、
写真入りでFacebookに投稿されたそうです。



すると、絵本の『どうぞのいす』を地で行くように、
必要なものをいただく代わりに、
誰かの役に立ちそうなものがどんどん置かれていった。



夜暮れた頃、そっと目立たぬように取りに来る人のために、
人ではなくクマのぬいぐるみが“店番”として座ってます。

(こんな感じです。)

 




記事にはこう書かれていました。

「ちまたではマスクの買い占めが起き、
 トイレットペーパーの品薄状態が続く。
 なのに、このテーブルの上では
 ささやかな品々が増えたり減ったり。
 コロナ禍で人間同士は触れ合えなくても、
 モノを介してつながれる」。



「どうぞのつくえ」と名付けられたこのテーブルに、
「ペイ・フォワード」を見ました。
ハート



 

 


もう一つは、現在でも世界で4番目に新型コロナによる
死者数が多いイタリアから。

 

※日本時間28日午前3時時点/米ジョンズ・ホプキンス大学

     



朝日新聞ローマ支局の記者さんが、
近所のスーパーの店先に「スペーザ・ソスペーザ」
という貼り紙を見つけた、と。

直訳すると「保留された買い物」。



ん~~、、、どういうことぉはてなマーク



スーパーのお客さんが、余分に買ったものを
貧しい人のために店の出口にあるかごなどに入れ、
必要としている人がいつでも無料で持って行ける
システムだそうです。

これは何もスーパーの店頭だけでなく、
バール(喫茶店)の前や道路わきのポール(驚びっくり!)等にも
袋や箱が取り付けられてて、
道行く人が品物を置いていったり、
持って帰ったりするんですって!

  



記者さんはこう書いておられました。

「(イタリアの)南部ナポリには、
 バールで2杯分のお金を払っておき、
 コーヒー代の払えない人が来た時に
 その人がコーヒーを楽しめるようにする
 『カフェ・ソスペーゾ』という文化がある。

 おそらくそこからヒントを得たのだろう。

 苦しい時でもぎすぎすせず、
 貧しい人を助けようと考え、
 行動するイタリア人の精神に見習うべきところも多いと思った」。






そして、支局近くのバール(休業中)のテラス席の箱に、
乾燥パスタとトマトの水煮缶を入れられたそうです。



辛いニュースが多い昨今、
せっかくの週初め月曜日の朝ですから、

人が人を信じられるような、
心が温かくなるお話を、

新聞記事からの又伝え(?)ですがお届けしました。ハート




ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。