人は誰でも聞いてもらいたい存在なのかもしれない。体や心が弱った時は特に。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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一昨日朝のNHKニュースに
神戸の在宅ホスピス院長・関本剛さんが出ておられました。

この本を書かれた方です。




ご自身も肺がんを患い、余命2年。(がん発見時)

ホスピス医として大勢のみとりをしてこられた方が、
自身も患者さんと同じ立場になられた。

両方の立場に立たれたからこそ磨(まろ)び出た言葉に、
テレビ画面をガン見してしまいました。目


今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!






医者としては脂ののった年代、
まだまだこれからという時に襲った病魔。

お医者さんですから、
自分のCT画像を見てこう思われた。




その後、抗がん剤治療を受けられるも、
こんな実体験を。

  

 





薬効についても一般人よりも分かるから、
相当お辛かったんじゃないでしょうか。

 

 



 

 


だから患者さんのこんな心に気づかれた。



 


「ちょっとした希望と絶望の間を
 ずっと行ったり来たりされていたんだろう」

 

 

 

 

 


だからこそ、
患者さんの評判もいや増していったのかもしれません。






毎日が命の勝負のがん患者さんにとっては、
ほんのちょっとした変化が希望の光になったり、
或いは失望や自暴自棄の種になったりします。

そんな時支えてくれるのは、

なんでもない、ごくごく日常の挨拶だったり、
気遣ってくれる一言だったり、

見交わす目線だったり、
そっと背中に置かれた手だったりするのかも、


って思ったんですよね。

例えば、こんな真摯な声かけ一つ。



 

 


やはりがんで入院している私の母も、
病状のちょっとした変化や身体の状況に
とても気持ちが揺さぶられると言います。

そんな時、医療に関して素人の私たち家族ができるのは、

雑談の相手を務めることくらい。

 

しかし、電話越しでも、LINEのビデオ通話でも、

他愛ない話をしていると心が落ち着くのだそうです。

 



 

 

 

たとえ専門的なことは分からなくても、

ただ声だけでも、気持ちだけでも

そばにいるということの大切さを実感する日々です。




人は、普通に暮らしてても、
誰かに自分のことを聞いてほしい存在。


ましてやどこかが悪いとか弱った状態なら、
なおさら。





“弱った状態”って、病気やケガだけでなく、

仕事の上でもそうですよね。

 

医療でも、ビジネスでも、
最も古くからあり、最も基本で大切なのは、

相手の不安を和らげる“聞く”という
行為なのかもしれないな、と思いました。








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