「自分/自社には何もない」ってホント誤解ですからっ! | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

「自分のいいところが分からない」、
「自分には他人に誇れるようことがない」、

だから

「何かしたいんだけど、
 (しなければいけないと分かってるんだけど)
 何をどうしたらいいのか分からない。(+_+)」

とおっしゃる方のご相談をよくお受けします。


つい最近も、「自分なんて・・・」とおっしゃりつつ、
それでも
「なんとか前を向いて、家業をアップデートしたい」
という方に出会いました。




今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!






今年はコロナがありましたから、余計に
自分とか仕事/家業について考える時間が
多くなったのかもしれません。


ついこの前お目にかかったのも、
ご両親が始めた飲食店を継いだ二代目さんでした。

町に根を下ろし、常連さんにも恵まれ、
浮き沈みはありながらも、何十年と継続されてきた。


ただこれまでは、
「周りがこうしているから、うちもこうしよう」的な
行き方が多く、

「どうしても二番煎じな印象で・・・タラー」と二代目さん。


ご両親がお店に立たれなくなり、
実質的な店主となられてから焦燥に駆られ、
勇気を奮ってご相談いただけたものの、
ご自分の中にはまだ迷いがおありでした。

 


(五里霧中、って感じかな。。。)



「いったい自分に何ができるのか?」

「これといったキャリアや実績があるわけでもないのにetc.」

そんな自信のなさみたいなものが、
「私なんて・・・」、「いやー・・・(照れと沈黙)」
という言葉に表れていました。



このままじゃ前へいかないな、と
思った私はこんな質問をしてみました。


「普段、お客さんが入ってこられたら
 どんなお声かけをされてますか?」

「常連さんにしろ、初めての方にしろ、
 お顔を見て感じることってあるんでしょうか?」



(たとえばこういう表情を見たら
 「そっとしておいた方がいいな」とか。。。)



するとポツポツと、それでもハッキリと、

〇入ってきた瞬間の顔や雰囲気から
 だいたいその日の機嫌(や時に体調までも)が分かること

〇その勘が外れたことはほぼないこと

〇だから「この人は今日はそっとしておいてあげよう」とか、
 「嬉しそうなことがあったみたい。聞いてみよう」とか
 自然としていること


を話してくださいました。

 


次いで、これまで修行してきた飲食店での経験も。

   

 



あ~~、

この人の持ち味(エエとこ、強み)って
これやな~(*゚ー゚)( 。_。)と納得。




「心理学者でもパッと見て相手の状況を掴むなんて、
 なかなかできるもんじゃありません。

 でもそれをごくごく自然にされている。

 どう考えても家で飲んでた方が安い。
 それなのにわざわざここに足を運ばれる理由って、

 店主さんのさりげない、押し付けがましくない気遣い
 だと思うんですよね~。




 一言でいうと、
 ここに来ると居心地がいいから・・・っていう」





「だったら、そんな
 『さりげなく自然に察することができる』のは
 紛れもなくあなたの持ち味だと思うんです。

 コロナがあってから特に、

 人との距離の取り方や
 相手とのコミュニケーションの端緒、等々、
 どうしていいのか困ってる人がたくさんいる中では特に」


   



「あなたがごくごくフツーにされてる接客術
 ~人との接し方、コツやノウハウ~って、
 誰もが知りたい知識なんじゃないでしょうか」

 

 


「たくさんの人が欲しいものを提供する。

 それって、飲食物を売るのと同じくらい、
 いえそれ以上に

 喜ばれることでもあります。

 あなたの気遣い、心遣いと
 そこに至るまでの生の経験の数々、

 それこそあなたのお宝、源泉です。

 それをここ(お店)でセミナーとして
 話されてはいかがでしょうか?

 アイドルタイムの有効活用にもなりますし」




そんなふうに申し上げたら
鳩が豆鉄砲を食らったような顔ハッをされてました。

 

  

 

 


「えっ?自分の今までが

 誰かの欲しい知識になるって??」

全く気づかれてなかったようです。(^-^;

 

 

これだと、元手は自分の知識だけ。
新たな設備投資も何も要りません。


アイドルタイム=収益率の低い時間帯を
確実にお客さんであふれる時間に変えることができますし、


なにより、人と人とのつながりという、

メニューよりも遥かに強い関係性もできる。

更に付け加えるなら、引っ越してきたばかり等で、
まだ町になじめない人が、知己を得て、
快適に暮らしていけるお手伝いにもなる。




ん~~、いいことばっかり~。音譜



「自分/自社には何もない」という言葉は思い違いだ、
という嬉しい事例、また一つ経験させて頂きました。

   




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