今夏のセミナーがきっかけで、ある塾の先生と知り合いました。
その塾は小学生から中学生を対象にしていて、
「大手に行ったけどなんかなじめなかった」、
「自己流でうまくいかなかった」、
等の生徒さんが多く通ってこられてるそうです。
少人数ゆえの親切かつ手厚い授業で、
最も上がりにくい国語の偏差値が5以上UPする生徒が
続出しているのだとか。
よほどすごいカリキュラムなのか?と聞いてみると、
「特別なことはやってませんが、
身の回りを整える、キチンとあいさつをする、
ちゃんと授業を聞くetc.という人間としての基本を
教えるところから始めてます」
とのことに、ちょっと驚きました。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
すんごいハードな授業で、
生徒さん方はみんな血眼になって
勉強しておられるのか思ったら全然違うんですねぇ。(^-^;
(↑こうではない。^^;)
先生は淡々とおっしゃるんですよね。
「イスに斜めに座ったり、
肘をついて話半分に聞いてて、
成績上がると思いますか?」と。
(言われてみれば確かに。(^-^;
こういう姿勢で授業受けてりゃ、無理っスよね。)
「成績を上げたいと思ったら、
まず人の話をキチンと最後まで聞けないと無理です。
『この人は何を言いたいのか』が掴まえられて、
それに『どう答えるか』が自分で導けるようになれば、
あとは必要な公式や熟語を覚えればいいだけ。
でもねぇ、これがなかなか・・・。(^-^;」
確かに、国語なら「何を問われているのか」を、
算数なら「何に対して答えを出せばいいのか」が
分からなければ、正解には辿りつけませんもんね。
もちろん、理科や社会でもそうだし、
必修になったプログラミングでも、
何をプログラミングするのか分からなければ、
ロボットなんて1mmも動かせません。
まず相手の話や設問から、
「何を聞かれているか」をイメージできる力、
そして、
「具体と抽象を行ったり来たりできる力」
があって初めて、
というか、それらの上にこそ、
公式や漢字や熟語や年代が乗っかれる。
“考える基礎体力”のようなものがないと、
何を積み重ねてもすぐに崩れてしまうのは、
他のスポーツや建築物と同じなんだなぁ。。。
それに、“考える基礎体力”が少ないと、
すぐにギブアップしてしまし、
テキトーな答えを書いて、
間違いだと指摘されても「あ、そっか」で終わってしまう。
成績を上げたい(上がってほしい)からと、
息つく暇もないハードな勉強って、
ずっとできたもんじゃありません。
特に小学生のうちは無理。
下手したら勉強嫌いにしてしまう。。。
そんな“とにかく詰め込み学習”ではなく、
まずは子供たちの
〇聞く力
〇最後まで聞ける辛抱心(≒受け取る力)
〇考えをまとめて外に表す力
を、いろんな機会をとらえて磨いてあげた方が、
結局、テストや入試だけでなく、
社会人になっても役に立つんですよね。
生きていく上での“知的体力”って、
小中学生のうちに養われるのかもです。
そう考えると、塾選びってとても大切なんやなぁ。
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