去年亡くなった友達のお嬢さんの結婚式 in ソウル | あくまでも私的な韓国

あくまでも私的な韓国

2008年、韓国生活とブログが、ほぼ同時にスタートしました。2021年の肺癌手術を経て、終活を念頭に置きつつ、日々を生きたいと思っております。

2年前韓旅サポーターズ6期に採用されました。

海外からのお客様に韓国の観光地を

案内したいという目的で応募したのですが

楽しい旅行の思い出だけではなく

かけがえのない友人達ができました。

その中の一人で姉御肌のMさんが

一昨年にご主人を癌で亡くされたばかりなのに

昨年初めに自身も病に倒れ

5月に亡くなってしまいました。

喪失感に打ちひしがれたものの

亡くなったMさんの人柄によるのか

残された私達はその後も繋がっていて

会うたびに彼女を偲んでいました。

彼女が入院中にできた

お嬢さんと私達の連絡用チャットルームに

この春嬉しいお知らせがありました。

お嬢さんの結婚を知らせるものでしたが

直ぐ後にコロナの影響で

秋に式を延期するという知らせが来て

その時点では「さすがに秋にはできるでしょう」

と楽観的に考えていたものの

皆さんもご存じのとおり

未だにコロナ終息の兆しは見えません。

そんな中10日ほど前でしょうか

延期されていた結婚式が12日になると

連絡用チャットルームに招待状が来ました。

お嬢さんとしては時期が時期だけに

社交辞令で送ってくれたようですが

私達はいてもたってもいられなくなり

待ち合わせて結婚式に参席してきました。



コロナ後の結婚式に参席するのは初めてでしたが

式場への入場者のチェックが厳しいことと

新郎新婦以外はマスクを着用してることと

社会的距離を保つため席数が少ないなど以外は

コロナ前の結婚式の進行とほぼ同じでした。

私達は式前の花嫁の部屋を訪れましたが

お嬢さんも私もMさんのことを思い出し

全員思わず涙ぐんでしまいました。

Mさんもどんなにかこの場にいたかったでしょう。



式後の食事は式場外でしようと考えていましたが

食事会場もコロナ対策がなされていて

下手に外の食堂に行かない方が良いと判断し

実際、コロナ以前は慌ただしい雰囲気でしたが

ゆっくり食事をすることができました。

食事会場に挨拶に来てくれた新婦新婦に

「私達みな、あなたのお母さんの気持ちよ」

と伝えることもできました。

お嬢さんにはMさんの分まで幸せになってもらいたいと

心から願っています。