ノコギリで木材を切るとき
↑こんな感じで桟木を敷いて作業しようとする光景を見ることがあります。
間違いです。
↓コレが正解です。
切り落とした材を地面に落として汚したくないときは
極端に描くとこんな感じ。
慣れると左手でキャッチできますが、
慣れない内は切り落とす側が同じ高さかチョット低くなるように受け材を置いておくといいです。
段ボール等を敷いておくのもいいです。
プロの大工さんが両端に桟木を敷いて作業している場合は、
左手で真ん中近くを持ち上げ気味に支えていて、両端支持にはなっていないです。
切り落とす側に支える人が居る場合は手を添えているだけで、切って落ちる瞬間に初めてチカラを入れます。
とにかく持ち上げないことが大事です。
ノコギリの刃の先端は、
刃が進み易くなるようにこんな風になっています。
図は手鋸をモデルにしてますが丸ノコでも形状は違うけど原理は同じです。
刃の先端の実際に木を切る部分が刃厚より広くなるので切り口と刃の摩擦が減ります。
切り落とす側が持ち上がると↓のように
切断面でノコギリを締める感じになります。
手鋸ならノコギリが引けなくなるだけなんですが、
丸ノコの場合は丸ノコが刃の回転に合わせて勢いよく後ろに進もうとします。
これがキックバックの例です。
厚みの無い材や断面が小さい材の時は材より腕力の方が強いので材が痛むだけですが、
摩擦面が大きく腕力が負けた時が危険です。
あとノコギリは本来縦引きと横引きがあります。
一般的な丸ノコの刃は横引き専用って訳ではないんですが、
縦引きは切りにくいです。
厚い無垢材を縦引き方向に切る時は特に注意です。
それと丸ノコは直線カットには向いてますが曲線はかなり緩いカーブでないと難しいです。
材が厚いと切断面と刃の摩擦でキックバックの原因になります。
怪我の無いようにDIYを楽しみましょう。
あと切断面が毛羽立つ時は切る位置にマスキンクテープ貼ると抑えられます。
化粧面を下にしても有効です。
毛羽立つ時はお試しを。
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