2020年11月24日

寝たきりの息子に希望が見えてきたこと

これまで公立の病院でうちの息子が診察を受けてきた専門医は、公立の病院だけで働いているわけではありません。私的にこの医師の診察を受けたり、民間の病院で手術を受けることも出来るのです。

私はこれまで手根管症候群の手術を2回受けましたし、膝の半月板の手術や脂肪腫を取り除く手術などで度々外科医のお世話になっていますが、執刀したどの医者も個人のクリニックを持っていました。

公立の病院専門というわけではなかったです。

診察や手術は、公立の病院で受ければ基本的に無料です。ですから患者が多い。そして患者の数に対して病院の数は圧倒的に少ないので、待ち時間がすごいことになっているのです。

半年待ちなんてザラなんです。

経済的にゆとりがある場合は、何ヶ月も待たなくても私的に医者の診察を受けることができ、民間の病院で迅速に手術も受けられます。そして、民間の医療保険に入っている場合は、そうした費用のある程度は保険でカバーされるわけですよ。

問題はですね、私達家族は高額な民間の健康保険には入っていないということ。

ですから、民間の病院で外科手術なんて受けたら高額手術費用は全額負担となるわけです。痔の手術がどれくらいかかるのか私は知りませんけど、私の前歯2本の治療と歯冠を作ってもらうのに70万円以上かかりましたから、まあ少なく見積もっても100万円はかかるんじゃあないかと思います。

我が家にそんなお金はない!

ということで、

治療は公立の病院で受けるしか道がなく、息子はかれこれ1年近くも待ち続けているわけです。そして、最近はもうほとんど寝たきりになっちゃっているのです。

こうした中、うちの夫の家族の中から経済的な援助をしてくれるという人が現れたようです。

おかげで、来月、息子がこれまで公立の病院で診察を受けてきた専門医に、私的に診察を受けることになりました。GP(家庭医)のリム医師が手配してくれましたので、すぐに診察の予約を入れましたら、一番早くて3週間後という待ち時間でした。

もしも予定通り公立の病院で手術を受けるなら、後どれくらい待たないといけないのか、この医者なら知っているはずですからね、更に何ヶ月も待たされるということだと、民間の病院で手術を受けるんですって。

費用を援助してあげるという家族がいるなんて有り難いことです。


それにしても、医療を受けられるかどうかというのは、患者の経済力にかかっているというのが現実です。

私だって、あの70万円が払えなかったら今頃は前歯が2本無くなっていました。前歯がないのはツライけど、命には関わらない。

でも、これがもしもガンとか命に関わる病気だったら、経済力のない人はやっぱり命が助からない確率は高くなりますね。


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