TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

いつも当ブログを応援して頂きまして、ありがとうございます。

蘭珠館より皆様へお願いがございます。


この館はユノ・チャンミン2人の東方神起ファンが集う場所の為(特にホミン信者)、
読者申請、アメンバー申請の際は、
コメントかメッセージで必ず二人のファンである事をお知らせください。

申請してくださった方のプロフィールにも、二人の事が明記されていない場合は、
承認が遅れる場合がございますので、ご了承ください。

(明らかに広告目的のコメントや申請は、削除させて頂いております。)

語るまでもありませんが、離れた3人の話題で交流する事は一切ありません。

以上、宜しくお願いいたします。

Amebaでブログを始めよう!

お久しぶりです、蘭珠です。


何もかもが滞っているこの館に久々に投稿とはどうした??とお思いでしょうが、

かつてたくさんの方々の温かいお言葉を頂き支えになった御恩もあり、

是非ご報告させていただきたくこちらに参りました。


お陰様で音楽活動のユニット結成から、本日で10年という節目を迎えるに至りましたルンルンキラキラキラキラ


東方神起に全然関係ないやん!!

と言うお叱りはごもっともです!


でも館の管理人をやりながら、また別の顔を持っていた事は皆さんもご存知だろうと思い、

やはり10年と言う節目だけはお伝えしたいと門を開きました。


お許しください。


たくさん声をかけていただいた御恩は、生涯忘れません!


その感謝を込めて、メンバーが作ってくれた動画をここに残しますキラキラ







これまでの10年間、本当にありがとうございました!

そしてこれからの10年も、少し形を変えて頑張ります!



私事ですみません。


それでは腐の泉に迷い込むと帰れなくなるので、この辺で閉門いたします。


See You  !!


いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

もうすぐ夏本番だというのに、

庭の大草原が猛威を振るい除草作業が追いつきませぬ!! 

 

危険な暑さなので、もう無理は出来ないんです。

昨年整備したところは、時間があるときに少しずつ進めていたのでまだ良いのですが、

手付かずの部分は『同じ庭なの??』ってくらい超自然のままです。

 

これは…主人を動かすか、知らんぷりをするか…二択だな(笑)

 

 

さぁそれでは常夏の夫婦のその後を覗いてみましょう。

 

お声のかかったベッドメイキング担当者は、どんな美味しいお仕事をするのでしょうか??

 

 

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

向かいの部屋に待機していたLavenderさんは、

当然のことながら数秒後にはドアをノックしていた。

 

チャンミンと二人、ローブを羽織っただけの姿で迎える俺たちは、

爆発させた熱量を悟られまいと、無意識に天を仰ぐ。

 

『すぐにシーツをお取り替えいたしますが…

その間、質問に答えていただいてよろしいですか??』

 

俺たちは、唐突な言葉に思わずYesと頷いた。

 

彼女はにっこりと笑みを浮かべた後、しばし腕組みをしながら、

いましがたまで二人の汗とエキスを吸い込んで乱れた、シーツのしわを観察している。

 

それは時々彼女の指が直に触れる事もあれば、

空中で円を描くように、謎の動きを加えることもある。

 

俺たちはその指の行方を追って、彼女の質問を待った。

 

『なるほど…』

 

独り言にしては大きな声だった。

 

『失礼ですが…今夜お二人で、初めて試した技がおありでしたね?』

 

俺たちの肩が上がった。

 

確かに、チャンミンにせがまれて○○が××な方法で△△する技を、

一度となく三度も試したことは紛れもない事実だ。

 

しかしそれがなぜシーツのしわから読み取って当ててしまうのか…

それは驚きの能力だった。

 

 

 

 

『分かるんですか??』

 

 

『はい。

ここ…恐らくチャンミンさんが両手で握りしめた跡だと思われます。

人間は初めての事には少し恐怖心を覚える傾向があって、

それを逃すために、相手の背中に爪を立てたり、

こうして無意識にシーツを握ったりするものなのです。』

 

淡々と説明する彼女の横顔には、自信がみなぎっていた。

 

 

 

 

『全部お見通しって事ですよね…』

 

 

『まぁ…ほぼほぼ。

それと…お二人は本当に夫婦の時間を楽しんでいらっしゃるようで…

ベッドの至る所に汗染みが残っていますでしょ。

これは私の想像以上でした(笑)

この仕事につくために重ねた努力が報われた気がいたします!』

 

二人の行為をこんな形で褒められるとは、なんとも気恥ずかしいばかりだが、

俺たちが残すストーリーが蘭珠館の発展に貢献できるのなら、

汗染みだろうが恐怖心の逃げ道のしわだろうが、いくらでも付けてやりたいという思いに駆られる。

 

俺たちはプロの仕事ぶりを、瞬きを忘れて目に焼き付けた。

 

ずっしりと重くなったシーツは丁寧にたたまれてジップ式の袋へと保存され、

一気に満杯になったダストBOXからゴミが回収された。

もちろんその後の運命は、俺たちには計りようもないが…

何事も展示に結びつけてしまう管理人なら、すでに二次利用は計画済みだと思われる。

 

『今度はミントの香りをお楽しみください。』

 

そう言って5分足らずで部屋を出たLavenderさんに、俺たちは敬意を込めて一礼した。

 

 

ミントの香りのシーツはリラックス効果抜群で、

腕枕で横たわるチャンミンの襟足を巻くには、もってこいの演出だった。

 

まだ体の奥には火種がくすぶるが、

再燃後に、さすがにもう壁のベルは押しにくい…

このまま朝まで眠りにつけば、シーツを乱すこともないし、

この香りに包まれて今日の疲れを癒やすのが一番かも知れない…

 

そう思っていたその時、チャンミンがムクッと起き上がった。

 

 

 

『大変だ…!

まだバスルームの大きなリクライニングチェアを試していなかった!!』

 

 

な…!!

 

 

 

 

『お前…ベッドを使わない方法を思いつくとは、何たる名案!!

これならシーツをまた替えて欲しいと頼む必要もないな!!』

 

俺たちのセカンドステージは、いよいよバスルームへと切り替わった。

チャンミンの手を引く俺の力は、たとえ何度満足を得ても飢えたように荒々しい。

 

間もなく飛び込んでくる違和感ありありのリクライニングチェアは、

その違和感故にとてつもない期待を抱かせる危険な匂いがする。

 

もはや特注か??

二人で乗っても十分なスペースを確保し、耐荷重にも問題はなさそうだった。

 

チャンミンがにやけ顔で聞いた。

 

『これをどう使いますか?』

 

『決まってるだろ…俺が先に乗ってお前を待つ。』

 

『あ…やっぱり!?

 

『…照れてんじゃねーよアセアセ

 

こんな会話がバスルームにこだました。

 

 

日付は零時をまわり、窓辺に現れた月が振動に合わせて見え隠れする。

長い長い一日の終わりも、こうしてチャンミンと一体で過ごせる幸せに、

俺は胸がいっぱいだった。

 

ありったけの力を振り絞って、今日最後の花火を打ち上げよう。

 

 

とてつもなく大きく…

とてつもなく美しい俺たちだけの花火を…

 

蘭珠館、万歳!!

 

打ち上げの残骸は、補助要員緊急配備で対処願う!!

 

 

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

タフすぎる夫婦のお陰で、

消えかかっている私の女性ホルモン数値がうなぎ登りです。

 

いったい一日に何度打ち上げたら気が済むのでしょうアセアセアセアセ

 

まぁ仕方ないですけどね、それが普通の夫婦ですから。

 

こうして蘭珠館での一日が過ぎていくわけですが、

この後まだ登場人物がおりますので、次回をお楽しみにルンルン

 

 

それでは本日の蘭珠館、これにて閉館いたします。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

ねぇ、また始まったのですか??

 

もう壁のベルは押さないって決めたんじゃないんですか??

 

お出口はどうなるんですか?????

 

信者は足止めを食らうって事ですか??(嬉しいけど!!)

 

 

 

ランキング参加させていただいております。

 

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いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

最近日本では、韓国ドラマのリメイク版が多い気がしますけど…

 

 

前から思っていたんだけどね、

日本のドラマや映画って、

ベタを避けようとして狙いの矛先が視聴者を無視する方向に持って行く癖がありますよね。

専門分野を舞台にする緊迫感も時には面白いけど、

もっと単純で、あ~やっぱりこう来たかを望んでいる人って多いと思うんだけど…

 

そういう意味では韓国のドラマって、どこか日本の良き時代を匂わせる、

安心感みたいなものがあります。

韓流…と言う言葉が広がったのは、

日本のおばさまたちがその、日本が忘れたくすぐったい部分を刺激されて熱狂したのが始まり。

 

コミック本の実写化、小説の実写化が主流の現代は、

つまりは、こんなドラマや映画を作りたいと脚本を起こす人材が乏しいと言うことでしょうか?

 

頑張って欲しいなぁ…オリジナルでその世界観を描ける人。

 

 

なんて知ったような口をたたいても、しょせん素人の戯れ言。

 

私は私の世界だけでちまちまと腐るのがお似合いです。

 

 

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

あれほど激しく…ライブを一日に3本こなしたくらいのエネルギーを使い果たした割には、

もうこの辺でやめておこうか、と言う気持ちが一切起きないのはなぜなのか。

 

マッサージで身も心もほぐれた俺たちは、シャワーを済ませて管理人の誘導に従った。

 

薄暗い廊下を進む管理人の後について、次の場面を妄想し指を絡ませる俺たちの前に、

館の職務と切り離す目的で設置された扉が現れた。

 

ゲストルーム入り口。

 

俺たちが案内されたのは、いくつもの部屋を通り過ぎたその奥に、

ひときわ大きな両開きのドアで迎える『SweetRoom』だった。

 

『今日はお疲れ様でした。

どうぞごゆっくりとお休みください。』

 

この部屋が今日の舞台のクライマックスと位置づけるなら、

到底ゆっくりなどという曖昧な時間は存在しない。

第一、管理人の表情は少しも隙が無く、いつでも出動の準備は整っていると語っているかのようだ。

 

 

開いたドアの先に登場したのは、軽く会釈をする女性だった。

真っ白なレースのマスクとグローブが清潔感を醸し出すその女性は、

胸に『Lavender』と刺繍されたウェアを着用している。

 

 

『本日最後の紹介となります、ベッドメイキングを担当しました『Lavender』でございます。』

 

 

優しく微笑むLavenderさんを見てまず感じたのが、

確かな仕事で客をもてなすプロ意識が高く、

それでいて安心感が半端ないと言うこと…

 

この女性の手で仕上げたベッドは、絶対に快適に決まっている。

そうでなければ管理人がわざわざベッドメイキングの担当者を紹介する訳もなく、

ましてや刺繍の名前入りウェアなど、作るには至らないのが普通だ。

 

何が違うのだろう…

 

『初めまして、Lavenderです。

本日はご夫婦のための特別メニューといたしまして、

秘伝のアロマオイルをしみこませたシーツと、

お二人のいかなる動きにも対応する、音の静かなスプリングマットをご用意いたしました。』

 

 

Lavenderさんがクスリと笑った。

その瞬間、呪文に縛られたような感覚が走り、俺たちは急にそわそわし始める。

 

 

『私は本日向かいの部屋に待機いたしておりますので、

何かご用命の際は、壁に設置されたボタンを押してください。

すぐに対応させていただきます。』

 

言われるがままに壁をまじまじと見つめる俺たちは、

このボタンを押す必要性が必ず訪れる事を察知し、身震いした。

 

 

 

間もなく部屋を出る管理人とLavenderさんを見送り、

とうとう二人きりの長い時間が与えられた。

 

いきなりベッドで重なりたい気持ちはあるが、

そう何度も経験できない蘭珠館での時間を楽しむために、

まず俺たちは冷蔵庫から冷えたビールを取り出した。

それはよくリサーチされていて、チャンミンが特に好んで飲む銘柄が並んでいる。

俺が好きな甘いイチゴも…どんな贅沢なものより一番テンションの上がる棒付きアイスも…

 

サニタリールームには蘭珠館オリジナルのアメニティーグッズが揃い、

バスルームに至っては、謎のリクライニングチェアが部屋の半分を占領している。

 

一つ一つ確かめる時間はまだある…

俺たちはビールで乾杯して、今日一日の出来事をおさらいした。

 

 

 

 

『俺たちさぁ…

こんなに理性が働かない生き物だったのかって、ちょっと心配になった(笑)』

 

 

『僕も最初はそう思いました。

でも、ここは本能だけを扱う蘭珠館ですよ。

僕たちが不快じゃなければ、それでいいんだと思います。』

 

 

『お前にそう言われると、また欲しくなる…』

 

 

『ちょ…まだビールが一口目なのに!

ちょ…ちょ!!』

 

 

『…不快じゃないんだろ?』

 

 

『そう…ですけど…』

 

 

『じゃぁ黙ってろラブラブ

 

 

俺はビールを味わう時間さえ惜しむように、

チャンミンをアロマオイルのしみこんだシーツに沈めた。

 

この部屋に通されてわずか10分の出来事だが、俺にはその数倍の時間に感じていた。

 

 

 

 

『何だか背中がゾクゾクする。

ん…でも不快じゃない。』

 

 

『だろう??

この館秘伝のアロマオイルなんて、癒やしのためにあるんじゃないんだよ。』

 

 

そう言って俺はチャンミンの両手の自由を奪い、

ありとあらゆる箇所をアロマの誘いに逆らわず攻め入った。

 

幸せだった…

これまで以上にチャンミンを愛する自分を確認できたことが、嬉しくてたまらない。

 

 

程なくして自然に照明が暗くなり、ベッドだけがぼんやりと浮かび上がる演出が始まった。

どこかで見られているのか、このタイミングでの演出には蘭珠館のストイックさを感じるが、

俺たちの心理に直で訴えるもてなしならば、それを拒む理由もない。

 

Lavenderさんが言っていた特別なスプリングマットは、

俺がどれほど揺さぶろうと、チャンミンがどれほどもがこうと、

興ざめする音は発せずに、ただ俺たちの動きを補佐する優れものだ。

 

何もかも計算し尽くされた、俺たちのためだけの空間である事は間違いない。

 

 

 

 

 

『そこで相談なんだが、チャンミン…

俺そろそろ…』

 

 

『ダメです!!

お先に僕が打ち上げます!!』

 

 

そう言うか言わずかのうちに、部屋の天井から七色の花火が降り注いだ。

その勢いに乗じて、俺の花火も炸裂した。

 

しかし、背中に当たる火の粉のヒリヒリ感も引かぬうちに、

俺たちはまた趣向を変え、夫婦の営みに熱中した。

 

果てることのない愛という名の欲望に突き動かされ、

かれこれ10発の花火を打ち上げたところで、

さすがのチャンミンにも疲労の陰が現れて、やむなく俺は壁のスイッチを押した。

 

 

『どうされましたか?』

 

その声はベッドサイドのスピーカーから聞こえた。

 

『シーツを替えてもらって良いですか?』

 

『かしこまりました。

すぐにお伺いいたします。』

 

 

それは深夜には不向きな、明るい声だった。

 

 

続く

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

そのシーツにしみこんだアロマオイルの香りなどどうでも良いから、

二人の汗やエキスを信者に分けてもらえないかしらラブラブラブラブラブラブ

 

美味しいお仕事ですね、二人の担当のベッドメイキングって!

しかも事後に呼ばれるんですよラブ

たまらんっ花火花火

 

 

まぁでも、やっぱり管理人が一番でしょうね。

絶対に一部始終を目撃してるはずですからキラキラ

 

 

そんな立場に感謝しながら、本日の蘭珠館、これにて閉館でございます。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

『シーツを替えて欲しいとは言ったものの、

理由を聞かれたら全部答えてしまいそうで怖い!』

 

聞きますけど、何か??

 

一人妄想が始まったようです。

正気に戻るまでしばらくお待ちください。

 

 

 

 

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いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

梅雨…どこいった???

 

仙台はもう少し晴れの日が続くみたいですが、

間もなく不快な湿度の高い日がやって来るんだなと思うと、ある種の覚悟が必要となりますね。

爽やかな今を有効に使いたいものです。

 

 

さぁそれでは早速、万年湿度の高い夫婦のその後を追ってみましょう。

半地下の二人は無事でしょうか???

 

 

image

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

ドSなのは俺の嫁だけでは無かった…

 

何もこんな時に…生身の男の事情が起動しかけている非常事態時に、

わざわざチャンミンを近づけなくても…アセアセ

 

俺は精一杯の抗議のつもりで、彼女をたしなめるように首をかしげた。

しかし彼女の答えは…『で??』と眉を上げるにとどまり、俺の事情云々などお構いなしだ。

 

最悪だ…

 

床に張った聖水がわずかに音を立てて、チャンミンの登場を知らせた。

 

 

『今日は特別に、自宅に戻られても実践できるよう施術を伝授いたします。』

 

やっぱり…この流れは想像通りだった。!!

 

彼女はチャンミンの横にぴったりと寄り添い、しかし右手はまだ俺の太ももにあてがっている。

傍観者でいるはずが、無茶ぶりの餌食になろうとしていると気がついたチャンミンも、

ここまで来てしまっては今更逃げられない。

 

『チャンミンさん、ベッドに乗ってください。』

 

え!?と驚きながらにも、俺の両足をまたぐ形で膝をつくチャンミンの姿は、

見慣れているいつもの表情とは違い、どこかはかなく…少年のように映っている。

 

『リンパマッサージは、疲労の回復だけではなく、

衰えた機能もよみがえらせてくれる、嬉しい効果があるんです。

是非覚えて行ってくださいね。』

 

初めて彼女の口元に笑みがこぼれた。

まだ、かろうじて整えられている俺のローブを割ってよじ登ってくる、チャンミンの少し冷たい手の感触が、

いつもの慣れたプロセスとは違って、遠慮がちで新鮮だった。

その一部始終をチェックする彼女は、迷い無く核心に触れるようチャンミンを誘導する。

 

 

『このラインに親指を沿えて…

もう少し大きく円を描きましょう。』

 

『…こう…ですか?』

 

『そうです。

徐々に内側に向かって…リンパ液を流すイメージで…

お上手ですよ、チャンミンさん。』

 

 

褒められて気をよくしたのか、ぎこちなく硬い動きだったチャンミンの指使いが、

しなやかに…なめらかに滑り出した。

俺の上で小刻みに上下する小悪魔は、されるがままの俺の変化を楽しむ余裕すら見えている。

 

余計なことは考えるな。

そう言い聞かせても迫り来る期待感はどうにも避けられそうにない。

その時だった。

遊び心が芽生えたチャンミンの、オリジナルの動きが加わった。

 

『んん…』

 

俺は不覚にも体をよじり、声を漏らしていた。

これは明らかに癒やしと言うより拷問だった。

 

今度こそまずい!!

始まりの金が鳴りそう!!

 

そんな俺の体の変化に気づかぬチャンミンではない。

慌てて手の動きを止め、ローブを正して苦笑い。

さすがに俺も起き上がり、中断を訴え出た。

 

 

『それでは20分ほど休憩して、次は上半身をほぐしていきましょう。

体が冷えないように、準備してお待ちください。』

 

 

救いの神が降りてきた。

この20分の意味をどう解釈するも、俺たちの自由だ。

 

半地下の主は奥へと退室せず、

わかりやすく地上に抜ける階段を上り、姿を消した。

 

その横顔は勝ち誇っていた。

 

 

 

 

『チャンミン…俺…』

 

『あっという間に墜ちましたね。

言い訳は後で聞きます。』

 

乱暴に押し倒される幸せ…

マッサージでは解消される事の無い欲望にピリオドを打つには、

やはりこの方法しかないのだ。

 

 

ランタマジルシ

 

 

ベッドがきしむたびに、チャンミンの前髪も揺れる。

俺の蓄積された煩悩を一つ一つ確認するように、取り出して溶かして流して行くテクニック。

どうにでもしてくれと逆に力を抜く俺の傍らで、益々激しさを増すチャンミンの煩悩は、

まだ見返りを求めず耐えている。

 

可愛い…

 

ローブが聖水に吸い込まれて行こうが、花火の火の粉がシーツに焦げ目をつけようが、

今の俺たちにはどうでも良いことだった。

 

疲労回復の施術効果は、やはり新たな疲労で試すしか無い。

 

今日何度目の打ち上げだろう。

 

何度目だろうがこの体が砕けるまで…何度でも…

 

 

『20分じゃ足りないかも!』

 

『大丈夫…20分じゃ戻ってきませんって。』

 

 

その根拠の無い予測は見事に外れた。

 

まだ残り火のくすぶる中行われた集中施術は、

時にチャンミンが下になり、ゆのチャミミさんが二人まとめて骨抜きにし、

爆発寸前でやっと解放となった。

 

さぁここからはチャンミン、お前が打ち上げろ。

とことん付き合うよ…

 

少し辛い、でも大きな幸福感を得られた半地下での時間は、

もうかれこれ2時間を迎えようとしている。

 

 

続く

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

マッサージとは、罪深いものですね…

どうしたってそこへたどり着く様に仕向けられてますものラブラブ

 

あのずぶ濡れのローブは、どうなったのでしょう?

半地下の主が現れたとき、二人は何をまとっていたのでしょう??

 

気になると眠れなくなりそうです😃

 

 

それでは蘭珠館、閉館のお時間となりました。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

夫がウナギエキス入りのおにぎりで、次の打ち上げの準備に入りました。

事が終了するまで、もうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

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ランキング参加させていただいております。

 

 

 

いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

今日から6月です。

季節は夏へ…

 

未だに誰の物でも無い隣の売り地には、野バラが咲き始めました。

何だかんだとこの10年、一旦買い手がつくもののまた売りに出されるという、

なかなか持ち主が確定しないこの土地…(やはり私の念が強いのか??)

 

不動産会社依頼の草の刈り取り作業の他は、もちろん野放し状態です。

もう少しするとオレンジ色の百合が咲き、夏の盛りには真っ赤な彼岸花が咲き、

追ってブタクサがゆさゆさと大草原のように一面に広がります。

 

隣の売り地で季節を感じるって…どんだけ😃

 

そうこうしているうちに、数年空き家だった、道を挟んだ斜め向かいのお宅が売りに出され、

いよいよ更地にして売り出すことになりました。

これに伴いセットバックもきれいに整えられて、

より住みやすく使いやすい住居環境が実現されるとのこと。

 

ここに定住して21年、周りが少しずつ変化を遂げていて、

我が家が新入りだった事を知っている方々もだいぶ少なくなりました。

 

でも必要最低限のつながりはあっても、基本干渉しないと言うこの土地柄は、

私は凄く気に入っています!

 

それって一番大事なことかもねラブラブ

 

 

さぁそれでは、ホミン夫婦のドタバタをまた覗いてみましょう!!

 

信者様の腐心が満たされますように…

 

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

 

 

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

『目尻下げすぎですよ。』

 

それは久々に見るチャンミンの嫉妬の目だった。

 

仕事場での女性との絡みならいざ知らず、蘭珠館と言う特殊な世界に身を置きながらもなお、

俺の小さな変化は見逃さない嫁心には感心する。

もうここに来て何度肌を触れ合わせたか知れない状況下で、

他の女性に笑顔を向ける俺の行動を戒める元気が、どこから湧いてくるのだろう…

 

貪欲と言う言葉以外、俺は思い付かなかった。

 

 

 

 

『落ち着け…ゆのチャミミさんに失礼だろ。』

 

 

確かに一瞬…ほんの一瞬、若い彼女に″男″を出したことは認める。

しかしそれはつまりなんて言うか…その…アレだよ。

 

俺はチャンミンに眼力で説明した。

しかし俺の右腕はチャンミンの嫉妬で狂った指先が食い込み、

まるでボスに捕まった下っ端のチンピラの如く、情けなく締め上げられて血の気を失っている。

 

 

『まぁまぁ、仲がよろしいこと。』

 

 

管理人は目を細めて俺たちのやり取りを楽しんでいる。

みっともない夫婦喧嘩だろうが、このリアルを待ち望んでいる者たちには美味しいご馳走なのだろう。

 

 

『ユノさん、愛されているんですね。』

 

 

戸惑い一つ見せない半地下の主は、手入れの行き届いた床を滑るように俺たちに近づいてくる。

 

 

『さぁ、どちらからご案内いたしましょうか?』

 

 

俺の喉がゴクリと鳴った。

 

 

 

『ユノからお願いします。

どんな表情でオチて行くのかじっくり確かめたいんで。』

 

 

チャンミンはもはや、ゆのチャミミさんの手先にでもなったかのように、

『覚悟しろ』と耳元でささやきながらに俺を差し出してくる。

 

天国なのか…それとも地獄と化すのか…

どうせならその両方を感じてみたいという願望が、俺を籐のベッドへと向かわせた。

 

 

 

 

管理人の足音が遠ざかるのを聞きながら、

俺はただ雲の描かれた天井を仰ぎスタートを待っていた。

 

普段、ライブの後にマッサージの施術を受けるときは、短パンにTシャツという至ってラフな格好だが、

ここでは下着一枚にバスローブという…心許ない状態が変な緊張感を生み出している。

 

 

 

 

チャンミンはと言えば…

映画によく出てくる大きな椅子にもたれ、ローブから伸びた長い足を貴婦人の様に組み重ねている。

 

俺は大きく息を吐き、その時を待った。

 

 

 

 

始まりの合図は足裏に滑り込むオイルの刺激だった。

思わず全身に力が入り、足指が内側に折れ曲がる。

 

『ユノさん、少し力を抜きましょう。』

 

 

意識してそうしようと努めれば努めるほど、不自然に体が反応する…

 

やがて準備の整った足裏に彼女の指が渦を描き始め、ツボと言うツボを絶妙に攻め立てて来た。

痛みは全くないが、ハマるたびに声が漏れそうになるのを我慢するのは思いのほか辛く、

くすぐったいと気持ちいいの狭間で、今日何度も使った筋肉が別な意味で硬直している。

 

ヤバイ…これはコントロールが難しいぞアセアセ

 

そうだ、こういう時はチャンミンを見ていれば良い!!

 

俺は気をそらす目的で愛するチャンミンを視界に迎え入れたが、

逆にチャンミンの潤み始めた瞳に追い打ちをかけられ、思わず声を発してしまった。

 

 

『あ…ぅぅう』

 

 

チャンミンの左眉がピクリと反応した。

 

マッサージの手は足裏からふくらはぎ、

そしてローブで隠れた俺の自慢の太ももへとさしかかると、ピタリと動きを止めた。

 

 

『…凄い…』

 

 

聞き逃すほど小さな声が、俺の筋肉で張り詰めた太ももに落ちたとき、

得体の知れない熱が一カ所に集中するのを感じた。

 

チャンミンがわざとらしい咳払いで、場の空気にメスを入れる。

再び動き出した彼女の指は、より一層しなやかさをまとい、

俺の他者には許さない領域にずんずんとよじ登ってくる。

 

 

『あ…あのぉ…』

 

 

初めてなので優しくしてください…

 

そんな風に受け取られるような、青い声が口をついた。

 

 

『我慢です、ユノさん』

 

 

彼女の先手に阻まれて、俺は次の言葉を飲み込んだ。

我慢とはどの程度のことを言うのか…このタイプのマッサージは経験がなく、

覚悟をするにも良からぬ想像ばかりが浮かんで威厳を貫く自信がない。

 

きっとチャンミンの息遣いも、組み足の小刻みなイライラに比例して、徐々に激しくなってくるだろう。

 

 

『ここがリンパの流れに一番重要なところです。

しっかりと揉みほぐしていきましょうね。』

 

 

ローブの中で彼女の指が、俺の下着の裾ギリギリを滑る行為は、

側から見たらアウトと言わざるを得ない。

それに合わせるかのように、俺の天井を仰ぐ瞳もグルグルと浮遊して落ち着きがなく、

押し殺した声から時折弾ける喘ぎが、益々俺を深みへと落とし込んで行く。

 

頼む…俺の体よ、眠っていてくれ!!

何も起きるな!!

 

 

 

その時だった。

 

 

『チャンミンさん、こちらへ。』

 

 

へっ??

 

あえて一番バツの悪い状態の時に、ドSぶりを発揮するゆのチャミミさんの意図が読めない。

 

俺は今日初めての絶望を感じていた。

 

 

続く

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

これは…もはや、もてあそぶと言うにふさわしい光景。

 

ローブなど何の役に立ちましょう??

 

イライラを募らせて見守る嫁に与えられたものとは…??

 

 

美味しいところで蘭珠館、閉館のお時間でございます。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

『いいえ…声なんか漏らしていません!』

 

『それじゃ僕の耳が変なのかな??』

 

『はい…じゃなくて、いいえ…』

 

『気持ちよかったんだ?』

 

『はい…あぁぁ、いいえ!!』

 

嫁の追求が厳しくて、夫の精神的疲労が深刻です。

管理人としてちょいと仲直りのきっかけを仕込んできますので、

もうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

 

 

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