2018年10月17日水曜日

ホテルとその近くの教会にて

現地時間午前4時、時差の眠気は抗い難く夕方から寝入ってしまい、それでこんな時刻に目覚めてしまう。昨夜のディナーはお流れとなってしまった。生ハムとパスタとワインで一献行きたかったのだがー。ってそれじゃちっとも一献じゃねぇな。

泊まっているのはテルミニ駅のすぐ近くのKennedyというたぶんお値段安めなホテルだ。
小さなドアから中へ入ると、フロントがあるというか無いというべきなのか、管理人みたいに鍵を預かってくれる人が一人居るけど、コンシェルジェのお姉さんは居ない。
内部構造からすると元はアパートメントだった建物をホテルに改装したのかなと思う。

遅い午後に教会を見学した。サンタ・マリア・マジョーレ教会という所。教皇のお墓でもあるらしく、ミサをやっていたし、神父さんに懺悔している人もいた。

そういう信心深い信者が多く居るその場所で、内部は写真撮影禁止なのに欧米人観光客ときたらデジカメやスマホでミサや墓を撮りまくってた。オイオイ神聖な場所だろってビビるのだが、案外日本人の方が信心深いものなのかもしれない。

わたしは少しも建築家ではないが、同教会で考えた事が2つあった。
1つ目は聖堂の柱だ。直径1m、高さ10mはあろうかという大理石の柱に継ぎ目が無いのである。クラックぐらいは入っている柱も中にはあるが、10mサイズの大理石部材を切り出してポコポコ建てているのには少々呆れた。
ギリシャの壊れた神殿の柱なんかは1mぐらいのサイズの部材を積んであるのが写真でバレバレだけど、中世には無垢大理石部材のサプライチェーンが出来てたのね。

追記:翌日に見学したフォロ・ロマーノの神殿の柱は、太さ2m、高さ30mはあろうかという巨大な無垢石材であった。天端から3mぐらい下にヤバそうなクラックが入っているのがいい感じ~であまり近くに寄りたくなかった。

2つ目は、壁画の保存状態の良さだ。
外部から見た同教会は2階建てだ。そこが吹き抜けになっていて装飾が施され、ドーム天井にはマリア様や天使が描かれている。
わたしが感心したのは、数100年前に描かれた装飾類に雨漏りの痕跡が一切無い事だ。もちろん昭和の大改修などはやられたのだろうけど、それにしても保存状態が良い。
日本の鉄筋コンクリート造りのビルだと、メンテを怠らなかった物件だとしても40年も経てばどこかしらに雨水が染み込んだ痕跡ぐらいは見られる。あるいは雨水でなくても結露水が流れ落ちた痕跡とかね。
ルネサンス期の建物だから素材は石と漆喰ぐらいなもので、ゴム素材やアスファルトの防水シートなんか望むべくも無かったと推測するが、そんなんでどうやって数100年間も保つ耐水性を確保しているのだろうか?
(同教会のバックヤード付近の1階天井に10mmほどのクラックならあった)

なおバチカンは明日見学する予定。なぜなら今日は教皇様がお目見えするので混んでるから。まぁ明日でもいつでも混んでいるのだろうが。

かしこ

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