観戦記1594 K-1 55kg級王座戦 武居由樹vs久保賢司 | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

観る側にとっては、選手の「キャラ」があったほうがノレるのは間違いない。いまだにPRIDEの煽り映像を模倣したような映像はよく作られ、テレビ放送のない大会でも会場で流されるのが普通になった。

しかし、過度な煽り映像での乱闘シーンなどが最近は目立つK-1・・・・まぁ、なんにも知らないよりはいいですが過度のキャラづけも楽しいですがやり過ぎると逆に引いてしまう。

そんな正にK-1らしい分かりやすいイメージが付いた同士の王座戦!K-1 55kg王者はテレビでのノンフィクション番組で話題になった武居由樹選手!

 

母子家庭に育った武居選手は素行の悪さから、わずか10歳の時に住み込みで子供を預かりキックボクシングを教える「パワーオブドリーム」の古川会長の家で育つ~高校時代にはボクシングの主将をするなど格闘技により更生する~2014年11月のKrush.47に18歳でデビューし、たすく選手を1RでKOする~しかし、2015年1月のKrush.49で佐野天馬選手、4月のK-1で西京春馬選手にいずれも0-2の判定負け~8月のWindy Fightで萩原秀斗選手に1RでKOしてWINDY KICKスーパーフライ級王座を獲得~10月のKrush.59で亀本勇翔選手に判定勝ち、12月のKrush.61で勝大選手を1RでKO、2016年2月のKrush.63で軍司泰斗選手に判定勝ち~4月、Krush.65からの53kg初代王座決定トーナメントで隆聖選手を2RにKO~6月のKrush.66で上羽優希選手と決勝戦で闘い1RにKOして王座獲得 『観戦記1147』 10月のGRACHAN&BFCで伊藤佑一郎選手に大差判定勝ち~12月のKrush.71で、隆聖選手を3RにKOして53kg王座の初防衛に成功~2017年4月のK-1 第二代スーパーバンタム級王座決定トーナメントに参戦し、1回戦でアントニオ・オルデンを3RにKO~準決勝で石田圭祐選手を1RでKO

 

決勝では久保賢司選手に判定勝ちし王座栄冠

 

9月のK-1でも英雄伝説57kg級王者の伊澤波人選手を3RでKO~11月のK-1でビクトー・サラビアを1RでKO。

 

そして、KS‘FESTAで迎える挑戦者は!昨年5戦5勝のうち、唯一KOできなかった久保賢司選手!

 

久保選手は、兄の久保優太選手を追うように2006年9月に17歳でデビューしローズ達也選手に2RにKO勝ち~デビュー5連勝し、2007年7月にはタイでナックビン・パートンジムを2RにKOしてWPMOフライ級王座を獲得(同日に兄の久保優太選手もWPMOスーパーフェザー級王座を獲得)9月にイー・ヒードをKOしNJKFフライ級王座を獲得~しかし大晦日のK-1甲子園で雄大選手に判定負けで初黒星~所属ジムの移籍問題もあり、5月にはタイ遠征するもラジャダムナンスタジアムで判定負け~2010年3月にKrushに初登場するが寺戸伸近選手に1RでKOされる~12月にはKrush55kg初代王者決定トーナメントで田中一輝選手に1RにKO勝ちも、2011年4月の準決勝で瀧谷渉太選手に判定負け~Big Bang、RISEで勝ち星を重ね、2011年11月にDyki選手を判定で降しRISEバンタム級王座を獲得。しかし、2012年9月にボクシングに転向を表明し11月に亀田興毅さんのWBAバンタム級王座に挑戦経験のあるノルディ・マナカネに判定勝ちでデビューを飾る~2013年1月には、早くもWBC20位でポンサクレックにも勝利しているレイ・ミグレノに3RにTKO負け~5月にインドネシアスーパーフライ級王者のガリー・スサントに判定勝ち~7月に藤原陽介選手に1-2の判定負け~その後は2勝1分だったが、2015年8月に全日本新人王にもなった高橋竜平選手に判定負けしボクシングを引退~K-1ジム五反田で指導にあたるも、ジムへの愛からキックに復帰を決意し2017年4月のK-1スーパーバンタム級トーナメントに出場。1回戦でソン・ダーチュンに判定勝ち、準決勝で寺戸伸近選手を2RにKOしてリベンジを果たす~しかし決勝では武居由樹選手に判定負けで準優勝。

 

そして、6年半振りにKrushに参戦しいきなり55kg級王座に挑戦する王者は過去1勝1敗の寺戸伸近選手!舌戦もあり盛り上がりに盛り上がって激戦となり、本戦は久保選手に1票入るもドロー~延長戦で寺戸選手が勝利 『観戦記1451』

 

そして久保選手は、本来はK-1のトーナメントだけの復帰のつもりだったが寺戸選手との決着戦だったのでKrushに参戦した。と、話していたがこれだけの熱戦をする選手はKS‘FESTAには出てもらわないと!王者の武居選手も唯一、2017年にKOできなかった久保選手を倒しさらなる高みを目指すか!?

 

2018年4月21日 K-1 55kg級王座戦 武居由樹vs久保賢司

 

武居由樹 14勝10KO2敗

 

久保賢司 23勝15KO7敗

 

1R、久保選手から蹴っていく!右ミドル!

 

武居選手も前蹴りで距離を測ってからハイキック!

 

武居選手は、軽やかに動きながら左ミドル!

 

さらに武居選手がボディーにパンチで飛び込んでから、巻き込むようなハイキック!効いた!

 

武居選手追い詰める!三日月蹴りがボディーエグる!

 

さらに武居選手の左ボディー効いた!

 

武居選手の右フック!連打!久保選手はもたれ込むようにダウン!

 

立ち上がった久保選手に武居選手が詰める!久保選手も返すが、武居選手のハイキック!

 

さらに武居選手がボディーで飛び込み

 

久保選手も左フックを狙うが、武居選手の右フックの方がコンパクトに振り抜く!

 

ひっくり返った久保選手を見てレフリーはカウントを取らずにストップ!

 

見事に武居選手が1RでKO!久保選手はかなりのダメージ・・・・

 

武居選手もボクシングの経験があるとはいえ、ボディーを効かせてこれだけ久保選手を綺麗にKOするとは!やはりキックボクシングの中のボクシングと、パンチだけのルールのボクシングは違うのだな。試合後のマイクではお馴染みの「足立区から来ました武居です」も出し、とても手がつけられなくてパワーオブドリームに預けられたとは思えない雰囲気の王者。久保選手は3連敗となり今後はどうするのかな!?なんともヒールキャラが似合いすぎて、まだまだ観ていたい選手。

 

★あのドキュメントはYouTubeでまだ観られます 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村