観戦記1595 WBOバンタム級王座戦 ゾラニ・テテvsミーシャ・アロイヤン | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

井上尚弥選手の衝撃的なKO勝利でスタートを切った 『観戦記1588』 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)すっかり日本では井上選手がブッちぎりで優勝するような雰囲気になっていますが・・・・

WBC王者はルイス・ネリの問題以降は王者が決まっていなく、4団体王者が集結とはいかなかったが3団体王者4人の王者(WBA、WBAスーパー、IBF、WBO)がトーナメントで争う、しかも8人中5人が無敗なんだから堪らない!

 

そして、井上選手に続いてWBOバンタム王者のゾラニ・テテが1回戦に登場!

 

南アフリカのケープ州出身のテテは、18歳でデビューしアンドレ・ソラニを1RでKO~2007年4月の7戦目まで総てKO(TKO)勝ちで、しかも5戦目以外は総て1RでKOする。2007年9月にビッキー・タミフルを3Rに棄権に追い込み、WBFフライ級王座を獲得~2008年3月にオラニ・ンテセを大差判定で降し初防衛に成功~6月にフランシス・ミイェユショを1RにTKOで降し2度目の防衛に成功~2009年3月にレノン・フローレスを1RでKOし、11月にはアンソニー・マティアスを1RにKOしてWBOアフリカフライ級王座を獲得~2010年2月に、IBFスーパーフライ級挑戦者決定戦でリチャード・ガルシアと対戦し大差判定勝ちで挑戦権を獲得~9月にモルティ・ムラザネのIBFスーパーフライ級王座に挑戦するも5RにTKO負け~ノンタイトル戦を2連勝して、2011年11月にIBFスーパーフライ級挑戦者決定戦でフアン・アルベルト・ロサスに判定負け~2012年3月にシフィーオ・ニャンガニに1RでKO勝ち~9月に再び、IBFスーパーフライ級挑戦者決定戦で後に井岡一翔選手にも挑戦する 『観戦記971』 ロベルト・ドミンゴ・ソーサに1-2の判定負けで挑戦権獲得ならず~2013年3月に、エドゥアルド・ペネリオを1RでKO~11月にまたも、IBFスーパーフライ級挑戦者決定戦でファン・カルロス・サンチェスと闘い10RにKOして挑戦権を獲得。そして、あの2013年12月、亀田大毅選手の負けても王座防衛 『観戦記645』 問題で空位になった王座を神戸でIBF6位の帝里木下選手と闘い判定勝ちで念願の世界王座獲得 『観戦記832』

 

10月にポール・バトラーと初防戦予定も、テテが左拳を骨折して延期~2015年3月に改めてバトラーと防衛戦をし、8RにTKO勝ちして初防衛に成功~IBF1位のマックジョー・アローヨと対戦指令が出るが、交渉が決裂して王者を返上・・・12月にエテル・オリバを大差判定で降し、WBOアフリカスーパーフライ級王座を獲得~プロモーションもイギリス大手クィーンズ・ベリー・プロモーションズに代え、2016年3月にセ・サントス・ゴンサレスと、IBFインターナショナルバンタム級王座決定戦を7RにTKO勝ちして王座獲得~2017年4月にアーサー・ビラヌエバとWBOバンタム級暫定王座決定戦をし、大差判定勝ちで2階級制覇を達成。翌日に日本で、大森選手とマーロン・タパレスのWBOバンタム級王座戦がタパレスの体重オーバーで王座剝奪されるもKO勝ち 『観戦記1300』 テテが正規王者に認定される。11月にWBO3位のシボニソ・ゴニャを世界最短記録となる11秒でKOして初防衛に成功~2018年4月に、WBO1位で元WBOフライ級&スーパーフライ級王者のオマール・ナルバレスをフルマークの判定で降し2度目の防衛に成功。

 

そして、WBSSに参戦して1回戦の相手が!わずか4戦でのWBSS参戦となったミーシャ・アロイヤン。

 

1988年生まれのロシア出身となっているが、1991年にソ連から独立したアルメニア出身~ロシアでアマ戦績を積み、2008年のワールドカップに出場しフライ級で優勝~2009年世界選手権で銅メダル~2010年のヨーロッパ選手権でライトフライ級金メダル~2011年の世界選手権で金メダル~2012年のロンドン五輪で銀メダル~2013年世界選手権で金メダル~2016年のリオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得も、ドーピング検査で陽性反応がでて失格となりメダル剥奪。アマチュア戦績は262勝12敗を記録し、2017年5月にデビューしてヤデル・カルドサに10R判定勝ち~7月にマルビン・ソラノとのWBCスーパーフライ級シルバー王座決定戦を判定勝ちで王座獲得~12月にWBAインターナショナルバンタム級王座決定戦でエルモヘネス・エリサベス・カスティージョに2-1の判定勝ちで王座獲得~2018年2月にアレキサンドル・エスピノサに2-1の判定勝ちで王座防衛。

 

スピードとテクニックではアロイヤン有利!?と、云われるほどのポテンシャルを持つアマエリートに、スーパーフライ級時代には井上尚弥選手に統一戦を呼びかけるなど統一戦に飢えていた2階級制覇王者のテテが、世界中に強さを魅せつける為にWBSSに参戦!

 

2018年10月13日 WBOバンタム級王座戦 ゾラニ・テテvsミーシャ・アロイヤン

 

ゾラニ・テテ 27勝21KO3敗 3度目の防衛戦

 

ミーシャ・アロイヤン 4勝無敗

 

1R、サウスポー同士で、いきなりテテか長い右を突いて左を打ち降ろす!

 

テテがガンガン上下に打ち分けながら出ていく

 

アロヤンは手数少ない~テテの左ストレートからの右フックで押された感じだが手をつきダウンを取られる

 

アロヤンは直ぐに立ち、ダウンの判定に不服のアピールをするが判定は変わらず

 

2R、アロヤンも出てくるが、テテがジャブで止めながら左!アロヤンも右フック合わせる

 

3R、やはりアロヤンが出るが、テテは無理には打ち合わずいなしながらかわしていく

 

4R、テテは右で距離を保ちながら、アロヤンの前進を捌く~それでもアロヤンは右フックで飛び込む

 

5R、アロヤンが前に出続ける~テテは、アロヤンが入ってくる際にカウンター合わせよいとするがアロヤンは止まらない

 

6R、手数はそれほど出さないが、アロヤンが前に出ながら右フックで飛び込む~テテもカウンターを狙うがアロヤンを止められない

 

7R、アロヤンの飛び込みにテテはアッパーを合わせようとするが、流石に速いアロヤンはポジションを変えながら攻める

 

8R、テテが右を突きながら廻る~前に出るアロヤンだがテテを捕まえきれない

 

9R、テテはクリンチしながら休みつつジャブを当て、アロヤンのパンチをかわしていく

 

10R、カウンターを狙うテテに、アロヤンも思いきって打ちこめない~飛び込んだところにバッティングでアロヤンは右目上をカット

 

11R、アロヤンはスタミナ切れもなく前に出続ける~しかし、アロヤンのホールディングに減点1が出される

 

12R、ポイントでは厳しいだろうアロヤンが詰めていくが、当然テテは打ち合わずリーチを生かしながら廻る

 

判定は、ジャッジ3者とも114-110でテテが3度目の防衛に成功してWBSS準決勝に進出!ダウンが2ポイントあったが意外とポイントが離れていなかったな・・・・

アマで300戦近くのキャリアがあると言っても、やはり2階級制覇しているテテは強かった。1Rのダウンは不運なところもあったが、12Rの試合の中ではアロヤンは攻め手が少なすぎた。リーチが長いサウスポーが相手でなければ、アロヤンの瞬間移動のように飛び込む左フックは効果的だったかもしれないがテテには捌かれてしまった。次戦は、WBAスーパー王者のバーネットvsドネアの勝者と対戦!

 

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