観戦記1705 世界再挑戦に向けて! 和氣慎吾vs中嶋孝文 | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

前IBF世界スーパーバンタム級王者でIBF3位の岩佐亮佑選手が、2月16日にメキシコでIBFスーパーバンタム級5位のセサール・フアレスと次期挑戦者決定戦で闘い10Rに負傷判定で勝利した。

なんとか試合映像が観たくて探したが、現地でのテレビ中継も無くリングサイドで観客が携帯で撮った映像がなんとか観れたのみ。

まだ具体的なIBFスーパーバンタム級のTJ・ドヘニーへの挑戦日などは発表になっていないが、ドヘニーは4月26日にWBAスーパーバンタム級王者のダニエル・ローマンと統一戦をする予定だからどうなるやら・・・・

 

そして、もう1人スーパーバンタム級で世界戦への順番待ちをしている日本人が!WBA&IBFスーパーバンタム級4位の和氣慎吾選手!

 

1987年7月に岡山県で生まれた和氣慎吾選手は、高校生でボクシングを始めてインターハイに出場など15勝9敗。そのインターハイで、古口ジムの古口会長にスカウトされ上京。2006年10月に1R26秒でKOしデビューを飾る~3連勝も、4戦目に久保裕樹選手に判定負け~1分を挟んで、2008年5月に洞平勝賢選手に判定負け~再起後3連勝も、2009年11月に石本康隆選手に判定負け~2010年に入り、4連勝~1分1敗、2連勝~2013年3月に、当時無敗で世界ランカーでもある小国以載選手の東洋太平洋スーパーバンタム級王座挑戦し10RにTKOで王座奪取 『観戦記674』 6月には、WBAスーパーバンタム級5位の菊地永太選手を9RにTKOで初防衛成功 『観戦記501』 2013年10月では、東洋太平洋スーパーバンタム級1位でフィリピン王者のジュンリエル・ラモナルを3RでTKO勝利 『観戦記609』 2014年2月には東洋太平洋スーパーバンタム級12位のジョビー・カツマタを2RでKO 『観戦記707』 2014年7月には、地元の岡山で東洋太平洋1位の李ジェーソンを10RにTKOで破り4度目の防衛に成功。そして2014年11月に当時、WBAスーパーバンタム級王者のスコット・クィッグに挑戦が決まる⇒和氣選手が練習中に足首を怪我して大竹選手が挑戦。年末に、世界戦のアンダーカードで東洋太平洋スーパーバンタム級王座の防衛戦が決まる⇒TBSからギジェルモ・リゴンドーとの世界戦が持ち込まれ、東洋太平洋戦は破棄しリゴンドー戦へ⇒東洋太平洋戦をプロモート?している側よりTBS側に 『東洋戦を先に契約しているので、今回のリゴンドー戦は無効でありやらない。和氣はフジテレビがここまで育てた選手』 さらに、古口会長を飛び越えて和氣選手に来年に世界戦をさせる。

と・・・結局、和氣選手とジムが蓮らを取れなくなったのもありリゴンドーのWBAスーパーバンタム級王座は天笠尚選手が代わりに挑戦。和氣選手の東洋太平洋王座の防衛戦も消滅。

2015年2月に、東洋太平洋スーパーバンタム級10位のジミー・パイパを1RでKOして5度目の防衛に成功~そして6月に、IBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦を3位のマイク・タワッチャイと争い判定勝ちし挑戦権を獲得~7月にカール・フランプトンが階級アップの為に返上したIBFスーパーバンタム級王座を、全勝全KOのIBF2位ジョナサン・グスマンと争うも4度ダウンを奪われ11Rに壮絶なKO負け

 

しかし「世界チャンピオンになるという気持ちはブレなかった」 と、フィリピンやアメリカで海外修行を積みジムも古口ジムからFLARE山上ジムに移籍~1年振りの復帰戦で瀬藤幹人選手に5RでTKO勝ち 『観戦記1414』 9月に、IBFスーパーバンタム級王座戦 小国以載vs岩佐亮佑 『観戦記1371』 のアンダーカードで亀田興毅さんのWBAバンタム級王座に挑戦経験のある 『観戦記446』 パノムルンレック・カイヤンハーダオジムを8RにKO勝利。そして、大晦日にアドゥンデット・サイトーンジムを3RにTKO勝ち~2018年4月には、フィリピンのローマン・カントを4RにTKO勝ち~そして2018年7月に、日本スーパーバンタム級王者で世界ランカーの久我勇作選手との痺れるサバイバルマッチを貫録の10RにTKO勝ち 『観戦記1505』

 

しかし・・・・簡単には世界戦には辿り着けず、6ヶ月置いて対戦するのが!これは素晴らしいマッチメイクで、元日本スーパーバンタム級1位の中嶋孝文選手!

 

中嶋選手は所属する竹原慎二&畑山隆則ジムの畑山さんと同郷の青森県出身。畑山さんに憧れ上京し、2003年4月に18歳でデビューし丸山有二選手を1RにKOする~その後も3連勝するが、2004年8月に鈴木徹選手に判定負けし初黒星とともに新人王戦敗退。その後2連勝するも、2005年10月のB級トーナメント決勝で池田仙三選手に判定負け~その後も15勝7KO3敗日本ランカー。20112年5月に、日本ランカーとの対決を熱望していた和氣慎吾選手と対戦し判定勝ち~8月に大竹秀典選手の日本スーパーバンタム級王座に挑戦するも1-2の判定負け~2013年7月の再起戦を判定勝ちし、10月の最強後楽園決勝で瀬藤幹夫選手を4RにTKOで降し日本王座再挑戦権を獲得~2014年3月に大竹秀典選手の日本スーパーバンタム級王座に再挑戦するも、判定負けで王座栄冠ならず。2015年に2連勝して再起すると、2016年2月にシャン・ウェイ・チェンを判定で降しWBCアジアフェザー級王座を獲得~しかし6月、9月と2連敗するが、その後は4連勝3KO~2018年4月に、マーク・ジョン・ヤップの東洋太平洋スーパーバンタム級王座に挑戦するも判定負けし、9月の再起戦でも入口裕貴選手に判定負け。

 

そして6年8ヶ月振りの再戦となる両者!立場を代えて、世界ランカーの和氣選手と35歳で連敗中の中嶋選手。和氣選手は前戦で、自分で飛び越してきた日本王座を栄冠して返上。そして、またも忘れ物に借りを返す為に対戦するかのような世界前哨戦!

 

2019年1月19日 世界前哨戦! 和氣慎吾vs中嶋孝文

 

和氣慎吾 25勝17KO5敗2分 WBC&IBF4位

 

中嶋孝文 29勝13KO11敗1分

 

1R、前回勝っている自信もあるか!?中嶋選手がガンガン前に出て振っていく

 

しかし、和氣選手も廻り込み左!さらに左!左!

 

2R、中島選手が入っていく!和氣選手はバックステップしながらかわすが、中島選手は右を伸ばしていく!

 

しかし、和氣選手も右アッパーから連打!余裕をもってロープに詰めてボディー!

 

3R、中島選手が右で入ってくるが、和氣選手はバックステップしてアッパー!ボディーを返す!

 

中島選手が待ちになると、和選手氣がアウトを取って左!

 

4R、和氣選手は左を狙っているのか!?右リードが少なく、中島選手が低く入ってくる

 

5R、ラウンド直後に中島選手が右を打ち込む!

 

和氣選手は慎重に廻りながら上下に打ち分ける

 

6R、中島選手が右を振る!和氣選手はパンチを合わす~それでも中島選手が振ってきたところに、和氣選手の左アッパー!

 

中島選手は痛烈なダウン!終わったか!?

 

しかし、中嶋選手の気迫は切れてない!立ち上がる!和氣選手は一気に連打!

 

再び和氣選手のアッパー!当たりは浅かったが、フラついた中嶋選手に和氣選手のワン・ツー!

 

中嶋選手は再びダウン!これはレフリーが直ぐに止める!

 

和氣選手が6年8ヶ月振りにリベンジを果たす!そしてリング上では 『これで過去に区切りができました。スッキリしました。もう、世界しか見えません。年内に必ず世界チャンピオンになります』 と、高らかに宣言!サウスポーが左アッパーをカウンターで決めるのは恐くないのかなぁ~。しかし、流石に貫録の試合振りだった。

具体的には世界戦の手掛かりは見えているのか!?岩佐選手とともに、なんとか2019年中に世界再挑戦を実現してほしい。

 

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