観戦記1784 シュートボクシング 海人vsチャド・コリンズ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

エースには過酷なマッチメイクを続くのがシュートボクシングの宿命。SB日本スーパーライト級王者で、新エースの海人選手にも試練のマッチメイクが続く!しかも、元々はライト級(61.2kg)付近で試合をしていた海人選手だが、S-CUP2018年では65kg。そして、2019年は2月に元ルンピニースタジアムウェルター級王者でWPMF世界ウェルター級王者のポンシリー・ポー・シリポンと65kgで対戦し判定勝ち 『観戦記1715』

宍戸選手のように無理に70kgではなくて良かったが、身長がある海人選手なので65kgがベストの体重なのか!?

 

大阪出身の海人選手は小学生の頃から道場に通い、小学5年生の時にはプロになりたいと思っていたらしく、習い事は格闘技以外したことは無いしい。父親は格闘技経験はないが、海人選手が格闘技を始めた後に、格闘技を始めテレビやビデオで研究をして今では完全にマン・ツーマンで毎日一緒に練習をし海人選手の苦手なタイプや動きを徹底して対策練習をしたりしてくれる。仕事も父親と一緒に外壁工事の仕事をし、そんな父親に認めてもらいたいと王者を目指す。

デビューは16歳の2014年2月に北川準選手に3RでKO勝ち~4月に萩野裕至選手を3RでKO勝ち~6月に下村哲幸選手を1RでKO勝ち~7月にはJ-NET WORKに乗り込みNext Generation CUP62kg級トーナメントでRS・YUTAKA選手に1RでKO、秀樹選手に判定勝ち、MASATO選手に判定勝ちで優勝。9月に玉川和輝選手に判定勝ち~11月のS-CUPでは総合格闘家の石原夜叉坊選手とワンマッチで判定勝ち~しかし、2015年1月にRISEに乗り込むが野辺広大選手に判定負け~2月にはTASUKU選手に判定勝ちも、4月に池上孝二選手に判定負け~6月に菅原悠次選手、8月に土屋大喜選手に判定勝ちし、10月に地元大阪で安保瑠輝也選手に2RにKO勝ち~2016年2月にはMAキックライト級王者の高橋幸光選手に判定勝ち~6月に大川洋明選手に判定勝ち~9月に潔人選手に2RでKO勝ち~12月に中国でリュウ・ヤに判定勝ち~2017年2月にYU SHI選手に判定で勝利も体重オーバーで無効試合・・・3月に静岡で岩崎悠斗選手に判定勝ちし、4月にザガリア・ゾウガリーに挑戦し大善戦の0-2の判定負け。そして、2017年6月に、シュートボクシング エース世代交代対決として鈴木博昭選手と闘い1RにヒジでTKO勝ち 『観戦記1333』 2017年9月にはNJKFのライト級エース宮越慶二郎をヒジで切り裂き5RにTKO勝ち 『観戦記1379』

11月のSB日本スーパーライト級王座決定トーナメントでは、1回戦で憂也選手に判定勝ち~決勝でも健太選手に判定勝ちして王座獲得。2018年2月、日本人キラーのタップロン・ハーデスワークアウトに4RでKO勝ち。さらに4月には、シュートボクシングで不可思選手をヒジでTKO勝ち~6月にもジャオウェハー・シーリーラックジムを1RでKO~さらに7月にはRIZIN.11に出陣して、ウザ強ヨシヤ選手を2RでKO。なんと2週間後のRIZIN.12にも出場し、小川翔選手を判定で降す。1年4ヶ月で9連勝の快進撃も、2018年9月にチャムアトーン・ファイタームエタイに判定負け。

しかし11月のS-CUP65kgトーナメントではチェ・ギョンジェ、健太選手、UMA選手を3連続KO勝ちして優勝

 

そして!12月には待望のKNOCK OUTに参戦し、水落選手をヒジで切り3RにTKO勝ち。

2019年2月にはホームに戻り、元ルンピニースタジアムウェルター級王者で、WPMFウェルター級王者のポンシリー・ポー・シリポンと65kgで対戦。体格が元々小さいポンシリーだったので、身長がある海人選手は体格負けすることなく勝利。

 

しかし、続く4月大会ではさらなる強敵が用意される!WKA豪州スーパーライト級王者のチャド・コリンズ!

 

オーストラリアのクイーンズランド出身のコリンズは幼い頃からムエタイを始めたらしく、タイに渡りプーケットにあるシッソーンピノーンジムに所属する。タイではルンピニースタジアム、ラジャダムナンスタジアムに出場し、セクサン・オー・クアンムアン、パコーン・PKセンチャイジム、サックモンコン・ソーソンマイなどの王者などとも対戦し勝利。2017年8月のKrush.79で大和哲也選手と対戦予定も、試合13日前にラジャダムナンスタジアムで試合をする事が判明しKrush側が契約違反を通達し来日キャンセル。

 

2019年2月のKNOCK OUTで待望の初来日し、KNOCK OUTスーパーライト級王者の不可思選手にダウンを奪って判定勝ち!

 

前年のS-CUPでは優勝したものの、借りを返したいザガリア・ゾウガリーやチャムアトーン・ファイタームエタイが欠場となっていただけに海人選手としては外敵に対しここで負けるわけにはいかない!2ヶ月前にKNOCK OUT王者を倒したコリンズは、ヒジ有り5Rでの対戦であればシュートボクシングのルールも組めるだけにプラスになるか!?

 

2019年4月27日 シュートボクシング 海人vsチャド・コリンズ

 

海人 32勝17KO5敗1分 SBスーパーライト級王者

 

チャド・コリンズ 69勝22KO13敗2分 WKA豪州スーパーライト級王者

 

1R、やはり、タイでこなしてるコリンズは、らしいリズムから前蹴り

 

ローの蹴り合いから、海人選手がコンビネーション~左フック!

 

コリンズもロー~右ストレート!海人選手が縦ヒジ!ロープに追い込み左ボディー!

 

さらに海人選手がバックスピン!ヒジ!

 

2R、海人選手が細かくジャブを打つ~コリンズは左ミドル!  

 

海人選手も返してはいるが、コリンズがミドルからパンチで前に出る!

 

海人選手もミドル!右!コリンズも右!

 

海人選手がヒジをカウンターで狙うも、コリンズはアッパー!

 

3R、お互いにロー~コリンズのバックハンドブロー!コリンズが自分のペースで攻める~海人選手は手数が少ない

 

海人選手が押される!コリンズ右~ミドルからヒジ!海人選手が出血!

 

海人選手がバンチ~バックスピン!一気に攻めるが、コリンズも引かずにヒジ!

 

4R、コリンズがスイッチしながら左ミドル!さらにリズムにのり、コンビネーションからローを叩き落とす!

 

海人が入ってこようとするところに、コリンズは左ミドルで入らせない!

 

なんとかしたい海人選手が回転バックヒジ!

 

5R、お互いにロー~前に出るコリンズだが、海人選手が細かく当てる!

 

しかし、コリンズがコーナーに詰めて連打!海人選手は出られない!

 

どうしたんだ!?海人選手はコリンズに距離を支配され手数が出ない

 

海人選手が必死にボディーも、ポイントをリードしているだろうコリンズは、流石に組んでも強い

 

判定は、50-48 49-48 50-48 3-0でチャド・コリンズが勝利!これは強い・・・・

コリンズは 『序盤から、相手の心を折って追い詰めるつもりだった。ルール対策で柔術の道場でも練習していた。また日本に来たい、ルールは何でもいい』 と、タイで1流と渡り歩いているコメント。不可思選手、海人選手という65kg付近の日本人トップにあっさりと勝ってしまうコリンズ。是非、再来日して欲しいが新生KNOCK OUTはどうなんだろうか!?S-CUP65kgが来年には開催されるだろうが、その時には来日してくれるのだろうか!?

 

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