観戦記1819 東洋太平洋&WBOアジア太平洋ライト級王座決定戦 吉野修一郎vsハルモニート・デ | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

いよいよWBAミドル王者村田諒太選手の、12月23日に初防衛戦の挑戦者が発表になった!前人未到のミドル級王者返り咲きをした村田選手だが、やはり・・・WBAミドル級スーパー王者のサウル・アルバレスとの対戦は無理なのは分かるが目指して欲しい(もうミドル級では闘わないか!?)

そして村田選手との絶妙なトークも楽しかった、同じロンドン五輪で銅メダルを獲得した清水聡選手。村田選手が7月にロブ・ブラントに雪辱をしてWBA王座を取り戻した 『観戦記1758』 アンダーカードでWBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王座に挑戦し、ジョー・ノイナイにTKO負けして両眼窩底など4箇所を骨折したがその後の経過はどうなのだろうか。

そして、同じくフィリピン人のハルモニート・デラ・トーレと同じくWBOアジアパシフィック王座を争うのが!日本ライト級王者でWBOアジア太平洋&東洋太平洋ライト級1位の吉野修一郎選手!

 

栃木県鹿沼市出身の吉野選手は三迫ジムらしくトップアマで実績十分で、作新学園時代に2008年度高校選抜ライトウェルター級優勝~2009年度インターハイライトウェルター級優勝~2009年度高校選抜ライトウェルター級優勝、2009年度国体少年の部ライトウェルター級優勝の高校4冠を達成。後の日本スーパーフェザー級王者になる内藤律樹選手、スーパーバンタム級のOPBFランカーの中澤奨選手も出場していたがMVPに選ばれる~ボクシングの名門・東京農業大学に進学し、大学リーグ戦で活躍し台北市カップ国際トーナメントでは二年連続準優勝。アマチュアで124戦104勝ちの戦績を残し、2015年12月に24歳でデビューしタイのペッジャー・シットパーセーンに3RTKO勝ち~2016年2月の2戦目も、タイのチャイヨン・シットサイトーンに判定勝ち~10月に恩庄健太選手に3RTKO勝ち~2017年4月には、元東洋&日本ライト級王者の加藤善孝選手に判定勝ち~10月に日本ライト級王座決定戦で、スパイシー松下選手を7RTKOで降して王座栄冠。2018年2月の初防衛戦では、日本ライト級1位の斉藤正樹選手を1RでKO 『観戦記1478』

 

6月の2度目の防衛戦は、日本ライト級7位の前田絃希選手を9RにTKOで降す 『観戦記1669』

 

12月の3度目の防衛戦でも、日本ライト級10位の小林和優選手を3RにTKOで降す 『観戦記1628』

 

さらに2019年4月の4度目の防衛戦も、アクセル住吉選手を7RにTKOで降す。

 

そして、世界ランキングを上げる為に日本から東洋太平洋に討って出る!東洋太平洋&アジアパシフィックライト級王座決定戦で対戦するのはWBOアジア5位、東洋太平洋10位、フィリピンライト級4位のハルモニート・デラ・トーレ!

 

デラ・トーレは、フィリピンのミンダナオ島の東ミサミス州出身の25歳。「ハンマー」の異名を持ち、17歳の2012年1月にデビューしてロメル・デラ・チャイナに判定勝ち~その後も8連勝4KOして、2013年9月にPBF比国スーパーフェザー級王座決定戦でリチャード・オリサに判定勝ちに王座獲得~さらに2連勝2KOして、2014年5月にガドウィン・トゥビゴンとのWBFインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦を3Rに棄権に追い込み王座獲得~9月には、イサック・ジュニアとのWBF世界スーパーフェザー級王座決定戦を4RにKO勝ちして王座獲得~2015年に入っても5連勝3KOで無敗を続けるが、2017年11月にトゥグッソト・ニャンバヤルに判定負け~2018年7月にも、ヤン・ヨンチャンに2RでKO負け~12月にリチャード・ベトスに判定勝ちしてなぜかランキングを上げる。

 

ライト級は日本人ではガッツ石松さん、畑山隆則さん、小堀佑介さん3人しか獲得していない激戦階級で世界へ近づけるか!?しかし、現ライト級世界王者はWBA&WBC&WBOライト級王者は‘ハイテク‘ワシル・ロマチェンコ!

 

2019年10月10日 東洋太平洋&WBOアジア太平洋ライト級王座決定戦 吉野修一郎vsハルモニート・デラ・トーレ

 

吉野修一郎 10勝8KO無敗 日本ライト級王者

 

ハルモニート・デラ・トーレ 20勝12KO2敗 OPBF10位 WBOアジア5位

 

1R、やはり、フィリピン人らしくいきなり振り回してくるデラ・トーレに、吉野選手はガードさながらじっくり見る

 

ガンガン振ってくるデラ・トーレに、吉野選手はガードしながら廻り左を突きながらボディー!

 

下がりながらパンチを当てる吉野選手も、デラ・トーレは止まらず体ごと突っ込みボディー!

 

さらにデラ・トーレが左右のフックを振りまわす!吉野選手はガードしながらも狙っているか!?

 

止まらないデラ・トーレが右!アッパー!しかし荒く、デラ・トーレのガードが下がっているところに!

 

吉野選手の左フックがまともにデラ・トーレを捕える!

 

ゆっくり崩れ落ちるデラ・トーレ!これは極まったか!?

 

バッタリ倒れて動けないデラ・トーレに、レフリーはストップをかける!吉野選手はコーナーに上がり後楽園ホールの大歓声に応える!

 

またも、見事なKO勝ちとなった吉野選手だが 『相手はパンチよりもスピードがあった。出げいこでスピードのある選手とスパーしたことがいきた。アメリカに行く前、リナレス選手とスパーしたこと、アメリカで強い選手とスパーしたことも大きかった。もっと世界にいくにはキャリアを積まないといけない。海外で試合をやりたいですね』 と話し、やはりこの階級での世界ランキングアップ~世界挑戦までの険しい道を考え海外での試合も希望する。

アマチュアで豊富なキャリアがあるとはいえ、プロでは日本人、タイ人、フィリピン人しか対戦していないので南米系や欧州選手などとの対戦で世界ランキングを上げて欲しい。

 

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