観戦記1909 日本ミドル級王座戦 竹迫司登vs加藤収二 | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

コロナウィルスの影響で4月25日のWBAスーパー&IBFバンタム級王者の井上尚弥選手と、WBOバンタム級王者ジョンリエル・カシメロも無観客試合で開催されるようだが5月2日のWBAスーパーミドル級王者のサウル・アルバレスvsWBOスーパーミドル級王座統一戦はどうなるのだろうか!?ボクシング界随一のお金が動くアルバレスだけに、ラスベガスTモバイルアリーナでの開催をスタジオでの無観客というわけにはいかないだろう・・・・

秋にゲンナディ・ゴロフキンとの3戦目、暮れに村田諒太選手と対戦!?と、噂があがっているが1度ライトヘビー級にまで上げたアルバレスがミドル級に落とすのだろうか!?実現してもスーパーミドル級か契約体重での対戦になるのか!?

そんな、とんでもない世界の強豪が集まるミドル級以上で、村田諒太選手の名前が強豪達と並んで出ているだけで同じ時代に生きている幸せを感じる。アマチュアでロンドン五輪ミドル級金メダル~プロでミドル級世界王者と言う、とんでもない偉業を達成した村田選手のアマチュアでの最終戦は、当時は龍谷大学で村田選手に2年遅れてプロになった竹迫司登選手!

 

1991年7月生まれ大阪府寝屋川市出身の竹迫選手は、小学生の時に元WBA暫定世界スーパーウェルター級王者の石田順裕さんの指導を受けてボクシングを始める~龍谷大学の国体で村田選手のアマ最終試合の相手になり敗戦して国体では2度準優勝。

2015年7月にデビューし横田知之選手を2RにTKO勝ち~2ヶ月後の9月には、B級トーナメントでエルフェロス・ベガを1RでKOして優勝~その後も4連勝4KOで、2017年11月には最強後楽園で福本祥馬選手を1RにTKOで降し7連勝7KOで日本ミドル級王座挑戦権を獲得。

そして、2018年3月に日本ミドル級王者の西田光選手に挑戦し1RにKO勝利して王座奪取 『観戦記1434』

 

そして、2018年6月にタイのミドル級1位チャイワット・ムアンポンに粘られるも7RにKO勝ち 『観戦記1707』 そして、日本王座の防衛戦に日本ランカーにオファーを出すも軒並み断られたらしいが・・・2018年11月の初防衛戦で、日本ミドル級3位で元日本ミドル級王者の佐々木左之介選手を2RにTKOで降す 『観戦記1735』

 

そして、2度目の防衛戦に迎えるのが日本ミドル級1位の加藤収二選手!

 

1990年9月生まれ東京都中野区出身の加藤選手は、アマ戦績は無いが地元の中野区に半年前にできた中野サイトウボクシングジムに入会~2014年12月にデビューして、近藤雅之選手に1RでKO勝ち~7月にもラッシャー青木選手に判定勝ちも、9月の新人王予選ではアルティン・ペパに3RにKO負け~2016年6月の新人王予選も、あぐーマサル選手と0-1のドローも規定で敗者扱い~しかし、その後は4連勝3KOして2017年東日本新人王になる~2017年12月の全日本新人王戦では、徳山純治選手を4RにTKOで降し全日本新人王を獲得

 

2018年に入り、4月に阪田壮亮選手に判定勝ち~8月に西原成紀選手に4RにTKO勝ち。そして11月に、日本ミドル級王座挑戦者決定戦として前王者の西田光選手と対戦し2-1の判定勝ちで挑戦権を獲得!

 

試合の5日前に入籍した王者の竹迫選手は、同ジムの井上岳志選手の世界戦にも同行し刺激を受ける!AKBカフェで働く加藤選手は、ジム初のボクサーでジム初の新人王であり、ジム初の日本王者となるか1?10戦10勝全KOの竹迫選手が、唯一3R以内に倒せなかったのは加藤選手と同じサウスポーだが11連続KOなるか!?

 

2019年3月2日 日本ミドル級王座戦 竹迫司登vs加藤収二

 

竹迫司登 10勝10KO無敗 2度目の防衛戦

 

加藤収二 10勝6KO1敗1分 日本ミドル級1位

 

1R、サウスポーの加藤選手が、ジャブを細かくポンポン打っていく~竹迫選手はどっしり構えて左ロングフック!

 

さらに、ガンガン竹迫選手が打っていく!コーナーに追い込み右!加藤選手も返すが、竹迫選手のプレッシャーに直ぐコーナーに詰まってしまう

 

2R、やはり、加藤選手から打っていく~竹迫選手のガードを割り連打!

 

さらに、加藤選手がボディー連打~竹迫選手も前に出てコンビネーションで打っていく!しかし、加藤選手はジャブを打ちながら細かく打ち廻っていく

 

3R、竹迫選手が細かいパンチの連打で、加藤選手を追い込む!

 

加藤選手もここで引くわけにはいかず、廻りながら速い連打!アッパー!さらに連打!

 

4R、まさに、サウスポーの利点を生かしながら、加藤選手がアウトを取って左を打つ!

 

竹迫選手は前に出ながら打つが、加藤選手に打ち終わりを合わせられる!

 

5R、加藤選手がリズムよく動き細かく当て前に出る!

 

竹迫選手がロープに詰まりも、ガードしながら狙いすまして右!連打!

 

しかし、加藤選手の足は止まらず、廻りながら左!竹迫選手の左目が腫れてくる

 

公開採点 47-48 47-48 46-49 加藤選手がリード

 

6R、ポイントを聞いた竹迫選手が手数多く攻める!右!竹迫選手が体ごとぶつけて打ちまくる!

 

しかし、足を使い廻った加藤選手が左!左!

 

7R、竹迫選手が一騎に出る!右フック!右フック!左ボディー!しかし、加藤選手も頭を付けて打ち合う~ロープに詰まっても、細かく有効打を当てる!

 

8R、やはり、前に出て細かい連打を打つ竹迫選手~ロープに加藤選手を追い込みボディー!加藤選手も必死に返すが、竹迫選手が細かく連打!右!

 

9R、竹迫選手が手数で押し込む~加藤選手も廻りながら返す!

 

加藤選手は、サイドに動きながら長い左!凄まじい打ち合いになる!

 

10R、やはり前に出て、加藤選手をロープに追い込む竹迫選手が右!

 

加藤選手は、打ち終わりに左を返す~圧力では負けるものの、手数では加藤選手は負けていない

 

竹迫選手が右を効かせる!加藤選手はロープから逃れられない~レフリーも覗きこむが、加藤選手も返して試合終了

 

判定は、94-96 96-94 95-95 1-1でドロー!

 

ミドル級らしい迫力ある闘いは3者3様のドローとは・・・・単純なヒット数は加藤選手が上だったとは思うが、やはり、プレッシャーをかけ強打を当てダメージを与えたのは竹迫選手だったが決定打を打つ前に上手く廻ったかなと。加藤選手は 『もうひと押しができないところが、自分の弱さだと思います』 と話し、竹迫選手は 『勝ったわけではない。ドローです。まだまだなのを、自分自身も思い知りました。また、頑張っていきたい』 と、話し再戦は5ヶ月後に再び王座を賭けて対戦!

 

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