観戦記1910 K-1 武尊vsヨーキッサダー・ユッタチョンブリー | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

なんだか世の風潮として、男の格闘技ファンが那須川天心選手と武尊選手を語った時に武尊選手よりの意見を言うと‘ミーハー‘的な言いかたを多くされる。2015年11月に、武尊選手がK-155kg王座戦でチャールズ・ボンジョバー二を2RにKOして 『観戦記1017』 花道を代えるときに、BLADE55kg級をブッチギリの優勝をした那須川選手が 『観戦記936』 『観戦記937』 挑戦を叩きつけてからまもなく4年半・・・・

反感びいきな私は、世間が「那須川選手が勝利するだろう~!」みたいな空気が多いと武尊選手の応援をしたくなる。K-1の独占契約も、それだけK-1という名前が大きいのだろうし別に武尊選手が避けている訳でもない。顔はベイビーフェイスな武尊選手だが、試合振りにも出ているようにイケイケだし反骨心が強い。

 

武尊選手は小学2年生でK-1に憧れ空手を始め(テレビで観て憧れた1999年大会の東京ドームは、後の師匠になる前田憲作さんも出ている)高校はボクシング部がある学校を選ぶも、わずか3ヶ月で退学~K-1甲子園に出場する目的で、通信制の高校に再入学。アルバイトで貯めたお金でタイへ練習に行くなどしながら、アマチュア大会で経験を積む。2009年に、念願のK-1甲子園関西大会に出場するも2回戦で敗退~高校を卒業後に上京してチームドラゴンに入門。2011年9月のKrush.12でデビューし、鎌田裕史選手を2RでKO~その後も4連勝3KOするが、2012年6月のKrush.19で京谷祐希選手に1RにKO負け。9月に結城将人選手に判定勝ち~10月に鈴木優也選手を2RにKOする~12月のKrush.25でも、榊克樹選手を1RでKO~2013年1月のKrush.26からの58kg級王座決定トーナメントで八神剣太選手を1RでKO~3月のKrush.27で鈴木雄三選手に判定勝ちで決勝進出~5月のKrush.28で寺戸伸近選手と決勝も、判定勝ちし王座獲得 『観戦記492』  

Krush.30でイ・ソルビンを2RでKO~Krush.35でも後藤勝也選手を1RでKO~2014年3月のKrush.39で神戸翔太選手に判定勝ちし、Krush.58kg級王座の初防衛に成功 『観戦記753』 8月のKrush.44でも、鈴木雄三選手に判定勝ちして2度目の防衛に成功。

そして、2014年11月に念願の復活したK-1で大雅選手を3RでKO~2015年2月のKrush.51では、大滝裕太選手を判定で降しKrush58kg級王座の3度目の防衛に成功~2015年4月のK-1 55kg級初代王座決定トーナメントでは、1回戦でアレクサンダー・プリリップを2RでKO~準決勝では瀧谷渉太選手を1RでKO~決勝では大雅選手に判定勝ちし、K-1 初代55kg級王者に輝く~7月のK-1でもハキム・ハメッシュに判定勝ち~11月のK-155kg級王座初防衛戦では、チャールズ・ボンジョバーニを2RでKOして初防衛に成功 『観戦記1017』 そして、那須川選手に挑戦を叩きつけられる~大晦日にはRIZINに出陣し、ヤン・ミンを2RでKOする~2016年4月のK-1でも、ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットを3RでKO~6月のK-1でも小沢海斗選手に判定勝ち。

ここでチームドラゴンからの大量離脱騒動があり、所属がKRESTになる~K-1 スーパーバンタム級王座(55kg)を返上して、11月のK-1フェザー級王座決定トーナメントに参戦。1回戦で、ジェイミー・ウィーランに判定勝ち~準決勝ではユン・チーを2RにTKOで降す~決勝では小澤海斗選手に判定勝ちし2階級制覇

2017年4月のK-1でもビクトー・サラビアを3RでKO~6月のK-1でブバイサ・パスハエフを3RでKO~9月のK-1でもワン・ジュングァンを判定で降す~そして、3月のKS‘FESTでは大雅選手のK-1スーパーフェザー級王座に挑戦してK-13階級制覇を狙うハズだったが・・・・大雅選手の所属するTRY HARDジムの契約違反?で大雅選手のK-1王座は剥奪となり、新王者決定トーナメントが開催される!

1回戦では、ギリシャのスタウロス・エグザコスティディに判定勝ち~準決勝ではKrush60kg級王者の郷州征宜選手を1RでKO

 

決勝では、BLADE61kgトーナメント優勝の小宮山工介選手に判定勝ちしてK-1 3階級制覇 『観戦記1598』

 

9月にK-1でダニエル・ピュータスを1RでKOして~12月に、挑発されまくった皇治選手の地元大阪でK-1スーパーフェザー級王座の挑戦を受けて判定勝ち 『観戦記1890』

 

そして、リング上で切なすぎる那須川選手へというか格闘技界へのメッセージを返す。

K-1道を進む武尊選手が3月のKS‘FESTA.2で対戦するのは!ラキャダムナンフェザー級王者のヨーキッサダー・ユッタチョンブリー!

 

なんといっても現役のラジャダムナンフェザー級(57.153kg)王者であるヨーキッサダーは、19991年7月生まれで貧しさもあり8歳からムエタイを始める~プロフィール上では150戦だが幼少の草ムエタイを合わせると400戦はこなしているらしい。

 

体の強さを生かして前に出て首相撲~ヒザが得意なムエカオ・・・・K-1ルールとは真逆なファイター 『ヒジ打ちや首相撲などムエタイの技の全てをお見せしたいが、K-1のルールの中では禁止されている技もある。K-1ルールに従って、それに合わせられるよう練習するだけだ。多少はやりにくさもあるとは思うが、厳しい練習をして対応すれば問題ないだろう』 と、話す。

武尊選手は高校を3ヶ月で退学になった後にアルバイトで貯めたお金でタイに渡り 『ヒジの練習も何もしていないのに3分5Rやって普通に負けました。それまでアマチュアで負けたことがなく、初めてタイで負けたことが凄く悔しかった』 と、10年越しのリベンジがラジャダムナン現役王者!

 

2019年3月10日 K-1 武尊vsヨーキッサダー・ユッタチョンブリー

 

武尊 36勝21KO1敗

 

ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー 108勝21KO38敗4分

 

1R、ゆったり構えるヨーキッサダーに武尊選手がガンガンローを蹴る!

 

ヨーキッサダーは攻めない~前蹴を出すだけでジックリ見る

 

武尊選手は速いローを連打~ヨーキッサダーは重そうな右ミドル!

 

武尊選手のローと、ヨーキッサダーのミドル~武尊選手も流石に入れないのか!?しかし、ボディーからパンチ連打!

 

さらに、武尊選手のバックスピン!ヨーキッサダーは急に前に出てくる!

 

2R、まだ武尊選手は慎重に、行き過ぎずにインロー~ヨーキッサダーは右ミドル!

 

踏み込めない武尊選手に、ヨーキッサダーはミドル連打!

 

ヨーキッサダーは対策の成果か!?K-1用のテンカオ!

 

武尊選手はインローを蹴り続ける!

 

ヨーキッサダーが蹴ると、武尊選手は直ぐにローを返す!

 

強豪との闘いに武尊選手が笑いながら前に出るが、ヨーキッサダーの右が伸びる!

 

ヨーキッサダーがパンチとローで前に出る!武尊選手はコーナーに詰まるも・・・

 

武尊選手がカウンターの右!ヨーキッサダー吹っ飛ぶ!ダウン!

 

立ち上がったヨーキッサダーに、武尊選手は一気に極めにいく!ヨーキッサダーは再度に廻る

 

武尊選手が速い!追いかけての左~右が、ヨーキッサダーのテンプルへ!

 

効いたヨーキッサダーに、武尊選手は返しの左から右!

 

崩れたヨーキッサダーに、レフリーは直ぐにストップ!

 

見事に武尊選手が2RにKO勝ち!なんとも爽快なKO劇だったが、アンチは首相撲とヒザの階級下の選手じゃないか!と言うが、それでも過去のキックボクサーは歯が立たない事がほとんどだった。武尊選手は試合後に 『ヨーキッサダー選手のミドル金属バットで殴られてるかと思った。このまま蹴られ続けたら腕折れると思って覚悟決めて打ちにいったパンチで倒した。真剣の斬り合いみたいな緊張感味わえて良い経験になりました。感謝』 と、真っ赤になっている左腕を見せながら話す。

この日はRISE58kgワールドトーナメント1回戦で、那須川天心選手がフェデリコ・ローマを3RにセンチャイキックのようなハイキックでKOしている 『観戦記1848』 ボクシングやMMAに負けないように、なんとかならないものなのかなぁ~

フロイド・メイウェザーvsマニー・パッキャオですら実現した 『観戦記868』 現代で小さい争いは2020年で終わらせてほしい!

 

★しかもRIZINで実現じゃキック好きには寂しい 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村