《本日のＤＶＤ観賞》

 

なんとも大変なコロナウィルスの問題だが、国や県からもＫ－１に自粛要請が出ていたらしいが一昨日（３月２２日）に開催。しかし、まさかメインのＩＳＫＡオリエンタルルールライト級王者のアダム・ブアフフが３日前に来日中止。アメリカでのボクシング興行も軒並み延期で、４月２５日に開催予定だったＷＢＡスーパー＆ＩＢＦバンタム級王者の井上尚弥選手とＷＢＯバンタム級王者のジョンリエル・カシメロの統一戦まで延期に・・・・

そして、ＷＢＳＳ第２回クルーザー級トーナメント決勝も３月２１日だったが延期となり試合予定が決まらない。しかし欧州の有力選手が揃っているとはいえ、クルーザー級の第２回大会を開催するなら他の階級で開催してくれれば良かったのに！クルーザー級（９０．７２ｋｇ）とスーパーミドル級（７６．２ｋｇ）で開催したのだから間のライトヘビー級（７９．３８ｋｇ）での開催はどうなのだろうか！？

ライトヘビー級の元世界王者だが、ＷＢＳＳスーパーミドル級に参戦したのがドイツのユルゲン・ブリーマー！

 

１９７８年１０月にドイツ生まれのブリーマーは、２１歳の１９９９年１２月にスーパーミドル級でデビューしてアルジェリアのラムデーン・キャムウエンに判定勝ち～２０００年には１１戦試合をして１１連勝９ＫＯ～さらに毎月のように試合をして、１１連勝１１ＫＯで２００２年１０月にオマール・エドゥアルド・ゴンサレスをフルマークの判定で降しＷＢＣインターナショナルスーパーミドル級王座を獲得～しかし王座を返上して３年のブランクをつくるが、２００５年１０月に復帰すると２連勝２ＫＯ～２００６年２月には、アンドレ・ティーシーを判定で降して再びＷＢＣインターナショナルスーパーミドル級王座を獲得。

しかし、５月の初防衛戦でマリオ・ベイトに判定負けして王座陥落～１０月にフランシスコ・アントニオ・モラを８ＲにＫＯして再起し、２００７年５月にハビエル・ベラスコを判定で降しＷＢＯインターコンチネンタルスーパーミドル級王座を獲得～９月にマリオ・ベイトとの再戦を４ＲにＫＯして初防衛に成功～２００８年４月にカリム・ベナマを９ＲにＴＫＯで降し、２００８年１１月にウーゴ・ガライのＷＢＡライトヘビー級王座に挑戦も判定負け。

２００９年３月、ラチード・カンフォウーを５ＲにＴＫＯで降しＥＢＵ欧州ライトヘビー級王座を獲得～６月に、アントニオ・ベラン・カリオを１ＲにＴＫＯで降し初防衛に成功～８月にはＷＢＯライトヘビー級王者のゾルト・エルゲイがクルーザー級転向を表明したため、アレクセイ・クジーム・スキーとＷＢＯライトヘビー級暫定王座を争い１１ＲにＴＫＯで降し暫定王座獲得～正規王者に昇格し、１２月にディミトリー・スホツキーを判定で降し初防衛に成功～２０１０年４月には、マリアーノ・ニコラス・プロテインスキーを５ＲにＴＫＯで降し２度目の防衛に成功～しかし、度重なる試合キャンセルや暴行事件で１年４ヶ月の実刑判決（後に無罪）などで王座を剝奪される。

２０１２年１月に復帰し２連勝１ＫＯして、２０１３年４月にエドゥアルド・グートクネヒトを判定で降しＷＢＯインターナショナル＆ＥＢＵ欧州ライトヘビー級王座を獲得～４月にトニー・アバーラントを２ＲにＴＫＯで降し、ＥＢＵ欧州ライトヘビー級王座の初防衛に成功～８月にステーファーノ・アバタンゲロを判定で降しＥＢＵ欧州２度目＆ＷＢＯインターナショナル王座の初防衛に成功～１２月にベイブト・シュメノフがＷＢＡスーパー王座に格上げされ、空位のＷＢＡクルーザー級王座をマーカス・オリベイラと争い判定勝ちで王座獲得～２０１４年４月に、ＷＢＡ７位のエンゾ・マカリネリを５Ｒ終了時棄権に追い込み初防衛に成功～６月にも、ＷＢＡ１４位のロベルト・ボロンティを判定で降し２度目の防衛に成功～１２月に、ＷＢＡ８位のパヴェウ・グワジェフスキーをライトヘビー級史上最速の１Ｒ５５秒でＫＯして３度目の防衛に成功～２０１５年３月にも、ＷＢＡ２位のロビン・グラスニキ９Ｒ終了時に棄権に追い込み４度目の防衛に成功～９月にも、ＷＢＡ７位のコンニ・コラッドを７Ｒ終了時棄権に追い込み５度目の防衛に成功～１１月の防衛戦は怪我で流れるが、２０１６年３月にエドゥアルド・グートクネヒトと３年振りに対戦し判定勝ちして６度目の防衛に成功。

 

ＷＢＡライトヘビー級スーパー王者のセルゲイ・コバレフとも統一戦の話があがるが、１０月にＷＢＡ１０位のネイサン・クレバリーとの防衛戦！

 

元ＷＢＯライトヘビー級王者のネイサン・クレバリーは、１９８７年２月生まれイギリスのウェールズ・ケアフィリ出身。アマチュアでは３４勝４敗の戦績を残し、２００５年８月に１８歳でデビューしてアーニー・スミスに判定勝ち～その後も１１連勝３ＫＯして、２００８年１０月にトニー・オーケーとのコモンウェルス・英連邦ライトヘビー級王座決定戦を判定勝利し王座獲得～１２月にダグラス・オティエノ・オコラを４ＲにＫＯして初防衛に成功～２００９年２月に、サムソン・オニャンゴを１ＲにＴＫＯで降し２度目の防衛に成功～５月にもビリー・ボイルを２ＲにＴＫＯで降し３度目の防衛に成功～１０月にはダニー・マッキントッシュを７ＲにＴＫＯで降し、コモンウェルス英連邦４度目の防衛とＢＢＢｏｆｃ英国ライトヘビー級王者も獲得。

１０月にコートニー・フライを８ＲにＴＫＯで降し、コモンウェルス王座５度目の防衛とＢＢＢｏｆｃ英国王座の初防衛に成功～両王座を返上し、２０１０年２月にアントニオ・ブランカリオンを５ＲにＴＫＯで降しＥＢＵ欧州ライトヘビー級王座を獲得～９月にＷＢＯライトヘビー級王座挑戦者決定戦で、カロ・ムラトに１０ＲにＴＫＯ勝ちして挑戦権を獲得。

しかし、ＷＢＯ王者のユルゲン・ブリーマーが暴行事件の裁判（判決は１審は懲役１年も２審で無罪）などで防衛戦のキャンセルを連発・・・・そして、２０１０年１２月にナジブ・モハメディとのＷＢＯライトヘビー級暫定王座決定戦を判定勝ちし王座獲得～ブリーマーは王座剝奪され、クレバリーはＷＢＯ正規王者。

２０１１年５月に、アレクシー・クゼンスキを４ＲにＴＫＯで降し初防衛に成功～１０月に,

後にＷＢＣクルーザー級王者になるトニー・ベリューを判定で降し２度目の防衛に成功～

２０１２年２月にも、トミー・カーペンシーを判定で降し３度目の防衛に成功～１１月に、ショーン・ホークを８ＲにＴＫＯで降し４度目の防衛に成功～８月に、後の３団体統一王者になるセルゲイ・コバレフの挑戦を受け４ＲにＴＫＯ負けで王座陥落。

２０１４年５月に階級をクルーザー級に上げ、ＷＢＡインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦でショーン・コービンを２ＲにＴＫＯで降し再起に成功し王座獲得～７月に、アレハンドロ・エメリオ・バローリを４ＲにＴＫＯで降し初防衛に成功～１１月にＷＢＯクルーザー級王者のマルコ・フックへの挑戦権を賭けて対戦も、１－２の判定負けで挑戦権獲得ならず。

２０１５年１０月に、アンドレイ・フォンファラのＷＢＣインターナショナルクルーザー級王座に挑戦も判定負けで連敗。

 

２０１６年１０月１日　ＷＢＡライトヘビー級王座戦　ユルゲン・ブリーマーｖｓネイサン・クレバリー

 

ユルゲン・ブリーマー　４８勝３５ＫＯ２敗　７度目の防衛戦

 

ネイサン・クレバリー　２９勝１５ＫＯ３敗　元ＷＢＯライトヘビー級王者

 

１Ｒ、クレバリーがプレシャーをかけていくも、ブリーマーは下がりながら左ストレートを当てる

 

それでもクレバリーが、手数多く打っていく！右！

 

２Ｒ、やはり、クレバリーが前に出る～体を当てながら連打！アッパー！

 

打ち合いになる～ブリーマーが細かく連打から左ストレート！アッパー！クレバリーも頭を付けて返す！

 

３Ｒ、お互いに足を止めて、もの凄い手数の打ち合い！

 

しかし、徐々にブリーマーがブロッキング～インサイドからパンチを入れ押し込み出す

 

４Ｒ、ブリーマーがボディー連打～低く入ろうとするクレバリーをパンチで起こす

 

しかし、クレバリーは入っていき手数で勝る！右フック連打！

 

５Ｒ、いきなりクレバリーが出る～連打でブリーマーをコーナーに追い込む！ブリーマー廻るもクレバリーが連打！

 

ブリーマーの回転もあがる～インサイドからパンチを入れながら押し返す！

 

６Ｒ、ブリーマーが動きながらパーリングでクレバリーの手数をかわすが、ロープに詰められクレバリーが右！

 

ブリーマーも左ストレート！しかし、ブリーマー後退～クレバリーが前に出る！ブリーマーをロープ＆コーナーに追い込む！

 

ラウンド終了後にブリーマーは右ヒジの負傷で棄権！クレバリーが新王者！

 

見事にクレバリーが、連敗から一気にＷＢＡライトヘビー級王座を奪取！スーパー王者のコバレフとの統一戦を回避して７度目の防衛戦を闘ったブリーマーだったが、コバレフに王座を奪われたクレバリーの体を生かした接近戦と手数に飲み込まれた。

ブリーマーは１年の休養を置いて、第１回ＷＢＳＳクルーザー級トーナメントに出場しロブ・プラントに判定勝ち 『観戦記１８５９』 新王者のクレバリーはＷＢＡライトヘビー級暫定王者のディミトリー・ビボルと統一戦の指令が出るが、あのフロイド・メイウェザーｖｓコナー・マクレガー 『観戦記１６０５』 のアンダーカードで元ＷＢＡスーパーミドル級王者でＷＢＡライトヘビー級１１位のバドゥ・ジャックと初防衛戦！

 

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