観戦記1922 シュートボクシング 村田聖明vs町田光 | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD鑑賞》

 

元WBCバンタム級王者の辰吉丈一郎さんの次男、辰吉寿以輝選手が日本ランカー1桁になりいよいよ日本王座挑戦が見えてきた。なにせ兄弟世界王者は亀田3兄弟や井上兄弟のように誕生しているが、親子世界王者は日本ではまだ生まれていない。兄弟での王者は親の影響であったり、お互いに切磋琢磨して誕生する可能性が多いのだろうが親子となると・・・・自分がしてきた、とんでもない苦しみを我が子に味あわせる事に躊躇するのは普通だろう。

そんな中で、実父が団体の創設者であって幼い頃に競技を始めるのは分かるが・・・・プロの舞台で王者にまで駆け上がるのは、並大抵のプレッシャーや周囲からのやっかみではないだろう。そんなプレッシャーを宿命と背負い闘い続けるのが、シュートボクシングの村田聖明選手と村田義明選手!

 

シュートボクシングの創始者である、村田友文さん(シーザー武志)の長男として1995年3月に東京で生まれる~中学生までサッカーをしていたらしいが、高校生の時に幼い頃から憧れていたシュートボクシングをやることを決意~大学生からシュートボクシングを始め、2014年2月にギリギリ18歳でデビューし荻野裕至選手判定勝ち~その後も6連勝2KOするものの、2015年12月のGround Zero Tokyoで深田一樹選手に判定負け~2016年2月にも、元大道塾軽量級王者の末廣智明選手に判定負け~さらに6月には、賢一TenCloverGYM(竹内賢一選手)に3RでKOされ3連敗。

しかし、ここから連勝街道に乗り西川創太選手、中神吉彦選手、森園直樹選手、照寛人選手、MASATO選手に5連勝~2017年9月に、池上孝二選手とのシュートボクシングフェザー級王座決定戦を判定勝ちして王座初栄冠。

2018年2月にも、深田一樹選手を延長に判定で降す~2018年4月に梁傲軒を1RでKOするが、6月に初のタイ人選手との対戦となるヒンチャイ・オー・センスックジムに3RでTKO負け~9月には西岡蓮太選手と、シュートボクシングライト級王座決定戦で対戦するが延長7Rで1-2の判定負け。

 

それでも11月のS-CUPでは、JNETWORKライト級王者の前口太尊選手に判定勝ち~2019年1月には、1度負けているヒンチャイ・オー・センスックジムに判定勝ち~4月にも、蹴拳ライト級王者のマサ佐藤選手に判定勝ち。

 

そして、6月大会でも外敵との闘いとなり対戦するのは!REBELS60kg王者&WPMF世界スーパーフェザー級王者の町田光選手!

 

町田選手は、なんとプロレスラーで2016年3月に亡くなられたハヤブサさんに憧れFMW入りを目指すが身長が足りず高校に進学~しかし高校で漫画 「あしたのジョー」 に影響されてボクサーを目指しプロライセンスを取得。しかし、高校卒業後に仕事が忙しくボクシングでプロデビューは断念する~K-1MAX最盛期に影響され仕事を辞めて橋本道場でキックボクサーを目指す。2007年10月、20歳の時にMAキックでデビューするも布施将人選手に3RにKO負け~その後は金子優選手、梶田義人選手に連勝も木村基樹選手に不戦敗~2009年5月に佐藤琉選手にKO負けはあるものの、ハチマキ選手、清水友希選手、矢野浩司選手、NJKFで凌太選手、M-1でTOMOHIKO選手、高橋幸光選手、藤澤大樹選手、ビックバンで青津潤平選手、M-1でKING皇兵選手などに勝利する。そして、2011年2月にMA日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝で佐藤琉選手を5RにTKO勝利~5月の決勝でRIOT選手を1RにKOして、MAキックスーパーフェザー級王座を獲得。7月にデンサイアム・ルークプラバーツに判定負け~岩井伸洋選手に勝利、宮越慶二郎選手とドロー、木村天鮮選手に3RにKO勝ちも、カノンスック・ウィラサクレックとはドロー。そして、2012年9月に中須賀芳徳選手のWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座に挑戦も判定負けで王座獲得ならず~11月のK-SPIRITではRIOT選手にリベンジされ敗退。さらに、2013年1月には狂平選手に4RにKOされMA日本スーパーフェザー級王座から陥落~4月のREBELS.15では不可思選手とドローも、5月のM-Fightで藤牧孝仁選手を判定で降しWPMFスーパーフェザー級王座を獲得~7月のREBELS.18で60kg級王座決定トーナメント準決勝を皇冶選手に判定勝ち、10月、REBELS.21での決勝も不可思選手に判定勝ちし王座栄冠。12月にINNOVATIONで竜誠選手を4RにTKO勝利~REBELS.23&25でも外国人選手に連勝するが、2014年4月のREBELS.26でヤスユキ選手に4RにTKO負け~再起2連勝し、10月のREBELS.31でSHIGERU選手に判定勝ちしREBELS60kg級王座の初防衛に成功~12月に狂平選手を判定で降し、INNOVATIONスーパーフェザー級王座を獲得

 

2015年2月にNJKFで悠矢選手に判定負けも、7月のREBELS.37で郷州力選手に判定勝ちしREBELS60kg王座の2度目の防衛に成功~9月のINNOVATIONでナーカー・ゲーオサムリットを4RにTKOで下しWPMF世界スーパーフェザー級王座を獲得~しかし、12月のINNOVATIONで高橋幸光選手に3RにTKO負けでリベンジされる~2016年3月のNO KICK NO LIFEで森井選手に4RでTKO負け~6月に浅川大立選手に判定勝ちしINNOVATIONスーパーフェザー級王座の初防衛に成功~8月のREBELS.45で野辺広大選手に判定勝ち

10月に元ラジャダムナンスタジアム・フライ級王者のマープラローン・ソー・ブンヨンヨットにダウンを奪われるも逆転の判定勝ちでWPMF世界スーパーフェザー級王座の初防衛に成功~11月のREBELS.47で、イリアス・エナッシとBLADE61kg級王座決定戦で対戦も判定負けで王座獲得ならず~2017年2月にKNOCK OUT.VOL1で山口侑馬選手に3RにKO負け~しかし、6月のKNOCK OUT.VOL3でのライト級トーナメント1回戦でDJ.taiki選手に判定勝ちして連敗を止める~しかし、町田選手の怪我もあり準決勝の森井洋介選手との試合は延期される~10月のKNOCK OUT.VOL5で対戦するもヒジで切られ2RにTKO負け~そして町田選手は引退を示唆するが・・・・11月のファンイベントで現役続行を宣言して、2017年12月に憧れと語る大月晴明選手とKING OF KNOCK OUT両国国技館大会で対戦し3RにTKO勝ち 『観戦記1495』

 

2018年2月のKNOCK OUT FIRST IMPACTでは、髙橋一眞選手に判定負け~6月のRISE125でもチャンヒョン・リーに判定負け~しかし、10月のKNOCK OUT CROSS OVERで前口太尊選手とのアジアトーナメント出場決定戦を判定勝ちして敗者復活~しかし、12月の両国国技館でチャンヒョン・リーに4RTKO負けでアジアトーナメント1回戦負け 『観戦記1802』

 

2019年4月のKNOCK OUTで、岩城悠介選手を判定で降して初のシュートボクシングに参戦!プロレス好きの町田選手らしく、投げや立ち間接技にも対応ができると宣言。いまやシュートボクシングの門番となった村田聖明選手が、今戦もSBのリングを守れるのか!?

 

2019年6月23日 シュートボクシング 村田聖明vs町田光

 

村田聖明 19勝3KO5敗 元SBスーパーフェザー級王者

 

町田光 35勝11KO18敗3分 WPMF世界スーパーフェザー級王者

 

1R、リング中央を取りジックリ見ていく村田選手に、町田選手は廻りながらロー~ミドル!

 

町田選手が代名詞の居合パンチのモーションを取れば、村田選手もやり返す!

 

左フックは相打ち!町田選手がガンガン攻める~村田選手は手数が少ない!

 

町田選手は居合いパンチと見せかけてバックブロー!

 

村田選手のパンチが当たりだす~町田選手は下がる!村田選手が連打!

 

2R、町田選手が、体を振り軽快に前に出る~左ミドル!

 

村田選手は下がりながらパンチを合わせようとするも、町田選手は的確にローを当てていく!

 

町田選手が突っ込んで入っていき、潜り込んでバックを取る!

 

そのまま豪快にバックドロップ!この大会初のシュートポイントで2ポイントを奪う!

 

さらに町田選手は、組み付いて何度も崩す!

 

さらに町田選手のトリッキーな動きに村田選手は翻弄されるが、ロープに押し込まれたところで首を取る!しかし・・・崩れる!

 

3R、ポイントでは厳しいだろう村田選手が出る!ボディー!

 

両者とも足を止めて打ち合う~町田選手の左フックがヒット!

 

村田選手はペースダウンしてしまう~組んでも町田選手に度々崩されて、村田選手は腰を落とす

 

さらに、町田選手が居合いパンチ!

 

町田選手が一気にガンガン攻める~村田選手も引けない!打ち返す!右!

 

町田選手が度々バックを取る!村田選手は自ら崩れてのディフェンスでイエローカードを貰ってしまう・・・

 

さらに、町田選手が変幻自在振りを発揮する~バックブロー!胴廻し回転蹴り!

 

判定は、28-30 28-30 27-30 3-0で町田選手が完勝!いやぁ~流石のベテラン振りで、57戦のキャリアを魅せつけた町田選手。シュートポイントの2が無くても、町田選手の完勝だったといえる内容で5Rあったらもっと差が開いていたのでは!?解説の大江慎さんも言っていたが、首相撲をやりこんでいる選手の体幹&バランス感覚、そして組んだ時の重心の低さ&安定さが発揮された町田選手だった。

そして、町田戦は12月のシュートボクシングが開催するビックマッチ!Groud Zero2019に参戦してシュートボクシングライト級王者の西岡蓮太選手と対戦!敗れてしまった村田聖明選手は、9月のシュートボクシング大会でまたも外敵の山口裕人選手と対戦!

 

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