観戦記1978 IBFスーパーライト級王座挑戦者決定戦 小原佳太vsウォルター・カスティージョ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

せっかく、WBAミドル級王者の村田諒太選手とWBAスーパー&IBFバンタム級王者の井上尚弥選手という日本ボクシング史上でも屈指の王者がいるのに・・・・コロナで、2020年も半年が過ぎようというのに今年は両者とも防衛戦ができていない。

世界中がそんな状況なので仕方がないが、村田選手はミドル級という消耗が激しい階級で34歳なっているので・・・・スーパー王者にサウル・アルバレス、正規王者に村田諒太選手、暫定王者にクリス・ユーバンクJrという理解不能なWBA3人王者なので統一戦ができないハズがなく早々のビックマッチが決まる事を期待したい。

1986年1月生まれの村田選手の東洋大学の1年後輩となる、1986年11月生まれでやはり世界的に分厚い世界の中量級に挑戦し続けている小原佳太選手にも再び世界戦のチャンスを掴んでほしい!

 

岩手県北上市生まれの小原佳太選手は、岩手県の黒沢尻高校時代にボクシングを始める~高校3年生の時の、インターハイでフェザー級3位~東洋大学に進学して、ボクシングの1年先輩に村田諒太選手がいる環境の中で国体にて2006年、2008年ウェルター級優勝~三迫ジムに所属し2010年8月にデビューも、2002年全日本スーパーフェザー級新人王の熊野和義選手にダウンを奪い有利に試合を進めながらも5Rに逆転のTKO負けを喫する。

しかし、その後は長島健吾選手や外園隼人選手にKOするなど7連勝6KO(判定は5R負傷判定)~2013年4月には、リ・マッチとなった外園選手との日本スーパーライト級王座決定戦を4RでKOし王座初栄冠 『観戦記454』 8月の初防衛戦では、村田諒太選手のデビュー戦 『観戦記562』 のアンダーカードでランキング1位の竹中聡選手を3RでKO 『観戦記654』12月の2度目の防衛戦では、ランキング2位の蓮沼テツヤ選手を左アッパーで豪快にフッ飛ばしKO 『観戦記699』 そして日本王座を返上し、2014年4月に東洋太平洋スーパーライト級王座決定戦でジェイ・ソルミアノを4RでKOし栄冠 『観戦記758』 8月には、岩渕真也選手を12RにTKOで降し初防衛に成功~12月にもノンタイトル戦で、ロデル・ウェンセスラオを4RにTKOで降す~2015年4月には、岡崎祐也選手を6RにTKOで降し2度目の防衛に成功~8月にもコムペット・シットサイトーンを3RにKOして、判定は負傷判定1試合だけの16連勝15KOでIBFスーパーライト級王座挑戦者決定戦に挑む!

 

対戦するのは、IBFスーパーライト級8位のウォルター・カスティージョ!

 

1988年10月生まれニカラグア出身のカスティージョは、2008年7月に19歳でデビューするがエドウィン・パラシオスに判定負け~その後は11連勝9KOして、2010年11月にオウガスト・ピニーラをKOしてWBAカリブ海スーパーライト級王座を獲得~さらに2連勝後の2012年2月に、WBCラテンアメリカスーパーライト級王座決定戦でビンセント・モスケラと対戦するも判定負け~8連勝4KO後にアメリカに進出し、2014年10月にシャド・ハワードを4RにKOする~2015年4月に、後にWBC王座に挑戦するアミール・イマムに大差判定負けしてしまう~しかし、7月にアメース・ディアスを4RにKOしてランキングをキープ。

 

お互いにデビュー戦では黒星を喫してしまうも、その後は勝ち星を重ねて地域王座にもある。世界的に層が厚いスーパーライト級(63.5kg)でIBFの素晴らしい点である挑戦者決定戦をフロリダ州マイアミのリングで激突!

 

2015年11月7日 IBFスーパーライト級王座挑戦者決定戦 小原佳太vsウォルター・カスティージョ

 

小原佳太 15勝14KO1敗 IBFスーパーライト級3位

 

ウォルター・カスティージョ 26勝19KO3敗 IBFスーパーライト級8位

 

1R、お互いに左を突きながら動く~小原選手が積極的に前に出る!カスティージョも突っ込んでくる!

 

2R、カスティージョがガンガン突っ込んでくる~小原選手はパンチを合わせるが、カスティージョの勢いに押し込まれる

 

3R、やはり、カスティージョが出る!小原選手もアッパーを合わせる~とにかく突っ込むカスティージョに、合わせる小原選手のスリリングな展開!

 

カスティージョは勢いあるが空振りが多く、小原選手が細かいパンチを当てていく!

 

4R、小原選手が距離を取る~手数はカスティージョも、小原選手が遠い距離からダイレクトの右!スッと入り細かくパンチをまとめる!

 

それでもカスティージョは振り回す~右!

 

5R、まだまだカスティージョが前に出て振り回す~小原選手は、足を使いながらも打ち終わりに連打を返す!

 

6R、小選手原が一気に出る~カスティージョは休んでいるのか!?ジャブを打ちながら廻る~小原選手のボディー!

 

7R、再びカスティージョが低く入っていき振り回す!小原選手はジャブを打ちながら距離を取り、カスティージョが入ってくるところにアッパー!

 

8R、お互いに、距離を保ちながら手を出していく~小原選手の右!

 

カスティージョは廻る~小原選手が追いかけ攻める!右!

 

9R、このラウンドはカスティージョが出てくるが、小原選手が細かく当てながら廻る~しかし、カスティージョが振り回す!右!左!小原選手はクリンチで逃れる

 

10R、左を打ちながら足を使う小原選手に、カスティージョが右を被せる!

 

小原選手が細かく返すも、カスティージョは左右のフックを上下に打ちまくる!

 

11R、ラウンド開始直後に、カスティージョの右目上の傷にドクターチェック~カスティージョが密着して連打も、ヒットしているのは小原選手か!?

 

打ち合いになる~ロープに詰めた小原選手の右フック!カスティージョも返すが、小原選手がカウンターの右!

 

12R、カスティージョは、疲れがみえているが振り回す!しかし、小原選手のストレートが鋭くエグる!

 

小原選手はまだまだ動き廻る~左を当てながら廻って右!

 

判定は、115-113 114-114 114-114 小原選手に1票入るがドロー!

 

うぅ~ん・・・小原選手が取ったラウンドが多かった気もするが、テレビ局集計のパンチ数は小原選手が687でカスティージョが656。ヒット数は小原選手が230のカスティージョが166、ジャブは小原選手が272でカスティージョが260、ジャブのヒット数は小原選手が70のカスティージョが41と小原選手が上回る。
しかし小原選手はリング上のインタビューで 『倒せなかった自分が悪い、ポイントはとっていたと思っていた、出たらカスティージョのカウンターが待っていた』 と話す。

年が明けて2016年2月にIBFは小原選手とカスティージョに再戦を指令するが、カスティージョは拒否して小原選手が挑戦権を得る~そして9月にモスクワでエドゥアルド・トロヤノフスキーに挑戦するが2RにTKO負け 『観戦記1205』 その後、小原選手はウェルター級に上げるが・・・・さらに険しい道を突き進み中!

 

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