経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

会話の上手な人

2018-12-31 18:31:14 | 一口メモ

 一見明るくて、絶え間なくペラペラと喋っている人のことを、会話の上手い人だと勘違いしている若者が多い。確かにそうした人が近くにいれば、場が明るくなり退屈しないので気が楽かもしれない。

 だがそうした人は会議の席でも、酒食の場でも自分中心の話題ばかりで相手の話を聞こうとはしないものである。従って独りよがりな話題に終始し、なかなか心が通わないため、会話の中から新たなる発展が生まれてこない。また会議にしても、他人の話に耳を貸さないから、実りある討議は望めないであろう。

 いずれにせよこういう人は、本当の意味で会話の上手な人とは言えないのである。そして本来会話上手であるべき営業マンの中に、こうした人の割合が以外に多いことに驚かされる。もちろん一回限りの電話セールスや詐欺営業であれば、一方的に喋りまくって相手に口を挟ませないのは高等テクニックなのかもしれないが、まっとうな営業マンなら失格であろう。

 真に会話上手な人とは、相手の話をよく聞き、相手の意志を汲みながらも、自分はどう考えるかを分かり易く伝えるものである。そして相手もそれに対する意見を述べてゆき、その繰り返しの中から会話は発展するものなのだ。そしてお互いに相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を交換しながら信頼関係を築いてゆくものである。
 さて会話の達人になるポイントは、おおむね次のようなことを心掛けながら話すことだろう。
1.話し相手を寛がせて気持ちよく話をさせる
2.相手の話を積極的に聞こうとする態度で臨む
3.返事は的確に、話の節目には必ず相槌を打つ
4.相手の表情を読み取りながら聞く
5.誤解を避けるために、曖昧な部分や不正確な部分は必ず聞き返して確認する
6.相手の気持ちになって、話は最後まで聞くこと

 つまり会話上手とは、自分が話すだけではなく、心を込めて相手の話聞くことなのだ。当たり前だが会話は自分独りでは成り立たない、相手あってのものだからである。
 だから本当のトップセールスマンは、お調子者やお喋り上手ではなく、地味かもしれないが素晴らしく聞き上手な人に違いないのだ。

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