私が小学校5年生のときに作ったパンダのぬいぐるみです。
かなり年数経っているので、少々お年寄り感でてきてますね
名前は、モーツァルトくんといいます。
1970年代のこの頃は、手作り用のぬいぐるみキットがわりとたくさん出回っていて、手芸の苦手な私でも、たくさんのぬいぐるみを作ることができました。
小学校の時、初めて入ったクラブは なにを勘違いしたのか手芸クラブ。
モーツァルトくんは、手芸クラブ部員として展覧会に出品するために作りました。
友達も同じパンダのぬいぐるみを作りました
私は友達よりもずっと早く作り上げることはできたのですが、仕上がりは雑
友達は時間をかけて丁寧に作り上げ、とても同じパンダとは思えない仕上がりとなりました。
私の致命的な失敗は、最後に目を入れる時に 力が足りなくて真っ直ぐ入れることができず、斜めに入ったまま接着剤で固定されてしまったことです。
当時の私なら、やりそうなことだと思えます。(今でもですが)
そのため、モーツァルトくんはちょっと伏し目がちで
哀愁を漂わせるパンダになってしまいました。
当時の私が知っている音楽家のモーツァルトの肖像画は、このパンダに似たような伏し目がちな表情だったので、名前をもらいました。
モーツァルトくんは、部分的にはたくさんの人々の協力も得ています。
家庭科の先生、そして家に持ち帰っても作っていたので、母親、親戚のおじさん、たぶん兄にも手伝ってもらったところがあるかも。
なぜ、親戚のおじさんにまで手伝わせているのかというと、たまたま手助けが必要な時に、そこにいたからに過ぎないのですが
ちなみに親戚のおじさんに手伝ってもらったのは、赤いベロの部分を差し込むところです。
これも差し込むための力が足りなくて、でもグズグスしてると接着剤で固定されてしまうので、たまたま遊びに来ていた親戚のおじさんに、手っ取り早く協力を求めたわけです。
こんなことなら、最後の目を入れる時も、誰かに手伝ってもらえばよかったかなーとは思いますが、人形などは最後に目を入れて魂が入る、ともいいますから、やはりそこは自分でやり遂げて正解だったのでしょう。
それに、きれいに仕上がりすぎていると、なんだか自分で作った気がしないので、この子はこれでよかったのかもしれません。
ちなみに、手芸クラブは5年生のときだけでやめましたが、この他にも私は、雑な仕上がりの手作りぬいぐるみを、続々と誕生させています。