ぬいぐるみとの長い付き合いの中、不思議な巡り合わせでやってきた子が うちにはそれなりにいます。
その中でも、このウサギのぬいぐるみ、うーちゃんはかなりレアなケースだと思います。
なぜなら、拾われた子だからです。
うーちゃんが来たのは、たぶん1970年代後半から1980年代前半だったと思います。
以前住んでいた家の入り口の前に、転がっていたのを母が見つけて保護しました。
その当時住んでいた家は、家の前が道路になっていて、その道路と家の入口までは短い坂みたいな感じになっていました。
考えられるのは、うーちゃんを持ってその道を歩いていた子供が、うっかり落としてしまったということ。
うーちゃんは、その坂を転がって、うちの前まで落ちてきた、ということかなと。
発見された時のうーちゃんは、泥だらけで汚くなっていたため、すぐに母が洗ってくれました。
落とした子供や家族がこの周辺を探しているかもしれないと思い、母と一緒にそれらしき人を気にしてはいましたが、結局現れることはありませんでした。
発見当時は泥だらけで汚く見えましたが、洗ってあげるとまだ毛並みもきれいで、買ったばかりと思える新しいぬいぐるみでした。
どういう経緯で落とされていたか、本当のことはわかりませんが、よほど思い入れのあるぬいぐるみじゃない限り、捜索したりしないのかもしれませんね。
「まだ買ってあげたばかりのぬいぐるみなのに、どこでなくしちゃったのよっ」
…と、 落とした子供は母親に怒られたかもしれないけれど、それで終わりかな。
議員秘書までやって、出世してまーす