明日は「夏越しの祓い」

  
今年は身動き取れないまま半年がすぎます。

 

夏越の祓は、半年の穢れを祓い後半を元気で過ごすための行事です

 

なさに今年はお参りに出かける方が多いのではないでしょうか・・・

 

茅の輪(写真)くぐりはなさいますか?

 

災いから学んで、謙虚な気持ちになることも大事だと思います。


$孔子の教えをひも解くマナー講師 橘 凛保(たちばな りほ)


氏神様にお参りするのが普通ですが

出先の神社でも見かけましたらお参りするのも良いと思います。

コロナだけでなく、
私たちは大きな穢れはなくても
小さな穢れはありますね。
その穢れを人形(ひとがた)に移して奉納しお祓いをして頂くのが夏越の祓いです。



写真は氏神さまから頂いた人形(ひとがた)です。
ひとがたには名前と生年月日、年齢を書いて体をなでます。 

 

左右左と撫でます。
そして、息を3回吹きかけます

あるいは、枕の下に入れて寝るなどする方法も有るようです。

知らず知らずに犯した我が身の穢れを
人のかたちをした紙にうつすのですのです。



もともとは、大宝律令によって定められた正式な宮中行事でした。
その頃は、衣服の洗濯なども今のように毎日するわけでもなく
半年に一度、雑菌の繁殖しやすい夏の前に新しい物に替えて、
疫病を予防するという意味もあったのです。



神社では氏子さんたちが茅草を刈って来て
輪に編んで作った「茅の輪」を吊ります。
その茅の輪を 八の字に3回周りくぐり抜けます。
これも左右左です。

この半年、無事に過ごさせて頂いたことに感謝しながら・・・。

今年は身にしみて感じますね。

このコロナ禍に、無事に過ごさせていただいて

本当に感謝の気持ちが湧いてきますね。


$孔子の教えをひも解くマナー講師 橘 凛保(たちばな りほ)


この日にいただくお菓子が「みなづき」です。


このお菓子はこの時期にしか頂けないお菓子です
最近は随分長い期間お店に並ぶようですが、
昔はこの時期だけの貴重なお菓子でした


蒸し暑いこの季節
氷室の氷に見立てた白の「外郎」
その上には邪気を祓う赤の「小豆」

水無月の祓いにふさわしいお菓子と言えますね。


見た目には華やかさはありませんが
とても美味しいお菓子です。