昨日、めでたく11才の誕生日を迎えたコクトウ君。

 

沖縄の小学校では、5年生(11才)の学年行事として『13祝い』を行います。

 

11才なのに『13祝い』とか言われて、もう子供たちはパニックなわけです。

 

 

でも「新暦」と「旧暦」の違いを上手に説明できる大人もほとんど居ない。

 

 

「旧暦」の行事を無理やり「新暦」に移行した戦後の日本では、

 

色んな辻褄や計算が合わなくなり、大人だってしどろもどろ。

 

 

沖縄県以外では、「13祝い」は6年生の学年行事として行ってるそうで、

 

神社やお寺さえも、

 

小学校を卒業して中学に行くまでの新暦3月に参拝するのが13祝い」と案内しているようで…。

 

 

 

 

コクトウ君

「こんど学校の行事で【13祝い】するらしいけど、

 

5年生は11才なのに、13祝いっておかしいよね?」

 

 

 

みつろう

「今日はコクトウの誕生日でしょ?何回目の誕生日だと思う?」

 

 

コクトウ君

「11才になったから、11回目の誕生日でしょ?」

 

 

 

 

みつろう

「はい、ブッブー!!じゃあプレゼント1つ返してね。

 

パーパーはお前に、これまで通算12回もプレゼントをあげている。

 

毎日毎日、血が出るような思いで働いて・・・

 

うぅ・・・

 

12回もプレゼント買ってあげたのに、

 

11回しか覚えてないなんて・・・げほっ・・・ち、血が!

 

ちちは悔しいぞ!」

 

 

 

コクトウ君

「家でギター弾いて、好きな時に飛行機乗って旅行して遊んでるだけでしょ。

 

どうやったら、血が出るの?

 

そもそもプレゼントなんて最近の4~5回しか覚えてないし。」

 

 

 

みつろう

「ヒントね。生まれた時に1回目の誕生日があります。」

 

 

コクトウ君

「そうか!じゃあ、1歳の誕生日は2回目じゃん!

 

 

 

みつろう

「これを、数え歳って言うんだよ。」

 

 

コクトウ君

年齢に1を足せば良いんだね?

 

でも、まだ13には足りないよ?」

 

 

 

みつろう

「もう一つ、ルールがある。

 

実はむかーしは、地球上みんなおなじ誕生日だった。」

 

 

コクトウ君

「は???みんな、同じ日に生まれたの???」

 

 

 

 

みつろう

「生まれた日は別々だけど、年齢に1を加える日がみんな同じだった。

 

年明け元旦の日に全員が「1歳」年を取った。」

 

 

 

コクトウ君

「年が変わった日に、1歳プラスするルールってこと?」

 

 

みつろう

「お前、頭いいな。顔も良いな。説明も上手いな。

 

父親が良かったんだろうな・・・。」

 

 

 

 

コクトウ君

「じゃあ、みりんちゃんは去年の10月に生まれたけど、

 

いま2才ってこと??」

 

 

 

みつろう

「お前、頭いいな。性格も良いな。父親が良かったんだな。

 

そのとーり!!

 

生後、4カ月の我が家の宝みりんちゃんは、なーんと2才なのだ!!

 

10月に生まれた時に、既に1才。

 

そして1月に年が明けたから、2才。

 

欧米のbabyが、まだ生後2か月なのに、日本国の赤子は2才!!

 

かかって来い、欧米列強!!

 

いまこそ、先の大戦のうらみをはら・・・」

 

 

 

コクトウ君

「じゃ12 月31日に生まれた赤ちゃんとか、ヤバくね?

 

生まれた日が1歳。

 

次の日が元旦で、2才。

 

生後3日なのに、2才??」

 

 

 

みつろう

「お前、飲み込み早いな。足も速いな。父親が良かったんだな。

 

 

コクトウ君

「2を足せば良いのか・・・。

 

だからコクトウは11才なのに今年13祝いをするんだ。」

 

 

 

みつろう

「引っかかったな、小僧!

 

分かったつもりに成るには、まだ早い!計算も間違っとる!

 

しょせん、ガキよのぉ!

 

まだまだ、つめが甘い!!誰に似たんだ!」

 

 

コクトウ君

「父親が良かったんでしょ?」

 

 

 

みつろう

「いいか、正確には、早生まれのコクトウは6年生の時に13祝いをやるべきなんだよ。」

 

 

コクトウ君

「え?早生まれの人は、学年の友だちとは別に13祝いをやるの?」

 

 

みつろう

「正確には、な。

 

でも学年は4月~3月という区切りだから、学校の行事は「学年の友達」とやったら良い。

 

ただ本来は、干支で区切るんだ。

 

 

どうして「13祝い」なのかと言うと、自分の干支の年がまた巡って来る事を祝うんだ。

 

1番最初に自分の干支が還って来るのは、何年後だ?」

 

 

 

コクトウ君

「12個干支があるから、12年後でしょ?」

 

 

 

みつろう

「そう。コクトウはネズミ年生まれだから、

 

生まれた年から12年後にまたネズミ年が来る。

ネズミの年に1歳、ウシの年に2歳、ウマ年には7才、

 

イノシシ年に12才、さぁ次のネズミの年は何歳??

 

 

 

コクトウ君

「1周して戻ってきたら、13歳になってる。」

 

 

みつろう

「そう!どの干支の人でも、

 

1周して自分の干支に戻って来る時は、13歳になってるんだ。

 

だから、「13祝い」と言う。」

 

 

 

 

コクトウ君

「じゃあ、自分の干支の年になったらやる行事なんだね。」

 

 

 

 

みつろう

「そう!

 

本質さえ覚えていたら、「旧暦」だとか、「年度」だとか「学年」だとかに惑わされない。

 

大事なのは、どうしてそれをやるのかをシっておくことだ。

 

ところが人間は、「形」や「外見」だけを大事にする。

 

「そう言われたから」「みんながやってるから」。

 

中身を知らずに、ただ外側だけを真似して、

 

意味も分からず、言われた通りにその行事をやる。

 

そんなの、何の意味もない。

 

コクトウは、そんな大人になったらダメだよ。

 

自分の頭でちゃんと考えるんだ。

 

言われたから、やるんじゃなくて。」

 

 

 

 

コクトウ君

「じゃ5年生だから、13祝いをするってのも間違ってるね。

 

コクトウは2月の早生まれでネズミ年・・・。

 

そして、「学年」は4月~3月までで区切るルール。

 

ってことは、「学年」には、2つの干支が混ざっちゃうんだ。

 

そうか!今年の5年生はイノシシ年生まれさんが多い!

 

だから、年が明けてイノシシ年になったから「13祝い」を5年生としてやるんだ。

 

でもネズミ年生まれのコクトウたちは、本当なら来年ネズミ年にやるべきだ。」

 

 

みつろう

「ピンポーン。13祝いってのはそういうルールです。

 

「沖縄では5年生がやる」「県外では6年生がやる」っていう外見だけ覚えても、

 

なんの意味もない。

 

旧正月が明けたら、干支が変わる。

 

すると、今年だったらイヌ年から主役がイノシシ年生まれに変わる。

 

それを、年女・年男って言うんだ。」

 

 

コクトウ君

「じゃ12年に1回、年男になるんだね?

 

13歳、25歳、37歳、49歳、61歳、73歳、85歳、97歳。」

 

 

 

みつろう

「沖縄ではそれを、トゥシビー(生年祝い)と言って盛大に祝う。

 

有名なのが、97歳のトゥシビーを祝う『カジマヤー』という行事。

 

(画像はネットから)

 

 

 

コクトウ君

「あぁ、マーマーのおばあちゃんがやってたよね!風車もって。

 

あれも自分の干支の年を祝うトゥシビーの一つなんだね。

 

じゃあ12年後の109才は?」

 

 

みつろう

「さすがに109才まで生きる人は少なかったんだろうね・・・。

 

「カジマヤー」みたいな単独の名前は無いっぽい。

 

悲しい現実だよね(笑)

 

とにかく、旧正月が明けて干支が変わって、最初の干支の日に、

 

年男・年女を祝うんだよ。」

 

 

コクトウ君

「最初の干支の日?」

 

 

みつろう

「干支ってのは「年」だけじゃなくて、

 

毎日にも付いてるんだよ。

 

 

今年は「イノシシ年」だから、旧正月が明けて最初のイノシシの日に13祝いをするんだよ。

 

来年は「ネズミ年」だから、旧正月が明けて最初のネズミの日に13祝いをする。」

 

 

 

コクトウ君

「そういえば、パーパーたちって37歳の時にトゥシビー(生年祝い)やったっけ?」

 

 

みつろう

「やってないよ。おっさんはやらないで良いルールがある。」

 

 

コクトウ君

「ウソでしょ?」

 

 

 

みつろう

「うん、ウソ。

 

一番大きなトゥシビーは、13祝いと97のカジマヤー。

 

97は長寿でめでたいから。

 

そして13祝いは初めて自分の干支が還って来た年だから。

 

特に女の子は、盛大に祝う。

 

なぜなら、次のトゥシビー(25才)には、お嫁に出ているから。

 

家族で祝ってあげられる最初で最後のトゥシビーだから、

 

13祝いは女の子の方が盛大に祝うんだよ。」

 

 

 

コクトウ君

「そもそもなんで、自分の干支の年を祝うの?」

 

 

 

みつろう

「沖縄以外では、祝わないんだよ。

 

厄年って言って、神社でお祓いとかを受ける。」

 

 

 

コクトウ君

「あ、漫画で読んだ。

 

厄年ってのろわれた年なんだよね?」

 

 

みつろう

「いいや、それも「形」だけを受け継いで中身を知らないからそう言われてるだけ。

 

でも本質は、真逆だから。

 

厄年ってのは、お役目を果たす年なんだ。

 

年男・年女が、主役になる年。

 

その年に必要な人が、その年に地球に生まれて来るようになっている。

 

地球は常にバランスを取ろうとしているから、

 

一番足りないモノが、その年に補われるんだよ。

 

 

 

コクトウ君

「じゃあ、イノシシが一番足りなかった年が、イノシシ年って事?

 

だから、イノシシが大量に送り込まれた?」

 

 

 

 

 

ってことで、アメブロの文字数制限がオーバーになっちゃたので、

⇒明日に続く⇒

 

 

 

 

 

 

 

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