息子の学校へ少しだけボランティアに行ってきた。
もうすぐ卒業式…と言うても、アメリカの公立小学校なんで日本のそれとはかなり違うみたい。
過去にうちもちらりと見たことあったけど、まず屋外で開催してたし。
低学年の生徒達が並んで花道作って拍手する中を、卒業式に向かう5年生達が嬉し恥ずかしで歩いていくシーンを目撃。
とても可愛い。
そもそも日本と違って、卒業式の練習なんてもんはしてへん。
さて、うちが手伝ってきたんは、キャンディ・レイ作り。
キャンディ・レイ…。
なんやそれ。
ハワイのレイは、お花で作る。
これを、キャンディで作るわけね。
てか、ほんまにアメリカ人って甘いもん好っきゃね?
なんでそこまでしてやたらキャンディを子供に与えるんやろう…
という疑問はさておき。
作り方はとても簡単。
サランラップ(アメリカではプラスチックラップと呼ぶ)をだーっと伸ばしてカット。
その上に8〜9組くらいずつ、飴ちゃんだの極小さい箱入り菓子だのグミみたいなのをぽんぽんと置く。
そしてラップを閉じて、両端と飴ちゃん組と飴ちゃん組の間をそれぞれ細いリボンで縛る。
端っこ同士を結び合わせ、細いリボンはハサミでしゅっとやって、クルクル巻に仕上げる。
出来上がり〜。
グーグルから画像を拾ってみたら、まぁ、こんな感じ。
アレンジはなんぼでも出来ます。
卒業式で何か華やかになる嬉しいものを準備しよう!と発起してくれはったのが誰なのか…先生が「こういうんしたらエエで」と誰かのママさんに教えてくれたのか。
ボランティアの募集があり、人数が足らへんてことでうちも予定の間を縫って1時間だけ作ってきたわけです。
うちが参加してしばらくしたら、いきなり校内放送が流れた。
「不審者が侵入した模様。ただちに室内に入って施錠。照明を落とし、できるだけ部屋の奥へ非難のこと」
録音男声やった。
なんやそれ〜
6人くらいいたボランティアママ達は、作業してたラウンジに何度も出入りして慣れてるんか、とっとと施錠しこっちやで〜と声を掛けてくれて奥の小部屋へ非難したよ。
そうしたら、奥の小部屋にあるPC画面に「これは避難訓練です」と表示が出てたから、みんなで一安心。
とあるママさんは「むっちゃ心臓ドキドキしたやん」言うてはった
他のママさんは「こんなん初めてやわ」とも。
学校にフェンスが出来てから、セキュリティ対策をレベルアップしたんやろか。
やがて同じく録音男声にて「○○小学校はクリア(問題解消)されました」とアナウンスが流れた。
校庭は昼休み直後やと思うけど、生徒たちの声はまったく無く、校長先生がトランシーバー持って確認してはるんが見えたわ。
そんな思わぬ避難訓練もあったボランティア時間です。
人懐っこいイーサンのママもいて、「イーサンは息子くんが5ヶ国語話せるねん!て感心してたで」と教えてくれた。いや、イーサン、それは買いかぶりすぎや…4つね。英語・日本語・仏語・関西弁。
いよいよ息子も小学生終わりかと思うと、本当にしみじみするわ。
夫は「あっちゅー間やった」と言うけどさ、いや、1日は24時間で1年は365日。うちには長い6年間。
キンダーで息子が行儀悪くて困った日々から、思えば遠くへ来たもんだわ。
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