土地家屋調査士、不動産鑑定士の実態と差別化戦略 | 『士』業で成功にトライアル中

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士業とは具体的には不動産鑑定士と土地家屋調査士ですが、様々な自己啓発本でロバートキヨサキ氏のいう『B』クワドラントが勧めてありますが、私があえて士業で独立した理由、そうなった過程、なぜ士業がよいと思うのかなどを書いて行きます。

私は、土地家屋調査士と不動産鑑定士で開業しています。
開業3年程度の新人の部類です。

ど田舎で開業してますが、実態というか気付いたことを書いてみます。

それは、ど田舎の同業の土地家屋調査士、不動産鑑定士は、ビジネス感覚が身についてないというか、士業はサービス業だという自覚がないというか、鑑定的な表現で言うと市場競争力が低いです。

公務員や銀行員から不動産鑑定士になった人、高卒で田舎の調査士事務所で補助者をしていて土地家屋調査士に合格して開業した人という感じで普通の会社勤めしたことがない人、ビジネスマンの経験のない人が多いです。
(銀行は一見ビジネスマンですが、殿様商売だと思っていて市場競争力が養われないと思ってます)

士業は先生と呼ばれるような職業なので、ビジネスマンとしての経験がない人が士業につくと殿様商売になりがちです。
(謙らない態度でお客様に接する感じを殿様商売って表現してます)
そこそこ難しい試験を合格して開業しているわけですからそれなりに威厳をもってもいいとは思うのですが、依頼者はお客様です。
土地家屋調査士も不動産鑑定士も差別化が図りにくいので、いつも仕事をくれている人・会社でもいつでも他社に発注を切り替えることが出来ます。
殿様商売で仕事をしていると、相手からすればなぜお金を払って仕事しているのにこっちが謙らないといけないだ?って話になります。
そうなると、こっちには仕事がこなくなり他社に仕事が行くようになります。

境界の立会人はお客様ではありませんが、将来のお客様となり得る人ですし、おれは先生だからって態度で隣接者に立会いを求めるよりは、謙って立会いをお願いした方がトラブルはないと思ってます。

田舎でやってると、他の土地家屋調査士、不動産鑑定士は依頼者に対する態度についても、スケジュールの設定についても殿様商売感が出てます。

そんな中、私のようにビジネスマンを経験した人間が依頼者と接すれば当然に好感をもってもらえるわけです。
そんな特別なことをしているわけでなく、普通に仕事をくれる人に対して、お客様という態度で接しているだけです。
開業から年次が浅いですが、そういうところがあって、売上が伸びているのだと思います。

そこそこ難しい試験に合格してまで、ビジネスマンみたいなことをしたくないって人もいるかもしれませんが、そういう場合売上が伸び悩むと思います。
新人が長くやっている人より仕事をもらうには何か差別化できてないと、発注者からすれば新人に発注する意義がないですよね。

謙らず、何か特別なスキルがあれば差別化できるのでしょうが、長くやっている人も持っていないようなスキルじゃないと差別化になりません。

私の場合は、お客様と接する態度もですが、ダブルライセンスで不動産まわりの知識が幅広いというのも差別化出来ていることの一つでしょう。

ということで、差別化できる何かがあれば田舎で開業すれば早い段階で売上はのびると思います。