超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

空中超音波の伝搬状態を評価する技術

2020-07-14 07:00:23 | 超音波システム研究所2011

超音波システム研究所は、
超音波の非線形性に関する「測定・解析・制御」技術を応用した、
超音波のダイナミック特性を解析・評価する技術により、
空中超音波の伝搬状態を評価する技術を開発しました。

超音波テスターを利用したこれまでの
計測・解析により
各種の関係性・応答特性(注)を
検討(統計処理)することで
 空中超音波の伝搬状態と各種機器の
  構造と表面の状態に関する
  評価に関する方法を開発しました。

注:パワー寄与率、インパルス応答・・・



 << 今回の技術を応用した事例 >>
 音響特性として「空間の複雑さ」を定義します

 その結果

 1:空間の構造が複雑で、目的とする超音波発振がシンプルな場合
   空間への超音波伝搬状態は制御しやすいが
    高周波の伝搬制御は難しい
    (このような場合、
      配管・壁・・・による制御が有効です)

 2:空間の構造がシンプルで、目的とする超音波発振が複雑な場合
   空間への超音波制御は難しいが
    高周波(高調波)の伝搬は実現しやすい
    (このような場合、
      超音波の発振制御が有効です)

 上記のように
  超音波計測・解析により
  空間の構造・・・諸条件・・を推定し
  超音波利用を決定することが可能になりました

注意
 超音波の測定・解析に関して
 サンプリング時間・・・の設定は
 オリジナルのシミュレーション技術を利用しています
 ( オリジナルノウハウの部分です )

 


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