ちょっと理由(勘違い)があって
タイ株をしている人に
タイ株について聞いてみました。
もし関心がある人がいたら参考程度にお願いします。
私はしませんが。
(以下)
【タイ株の全容】
タイの株ってどうなの?
日本ともアメリカとも先進国とも違う?
と思われるかも知れません。
確かに経済成長著しい東南アジアの国の
代表的存在であるタイですから、
全体的には上り基調であると言えます。
しかし、世界の経済は繋がっているもの。
観光業が注目されがちな国ではありますが、
実は景気の動向を大きく握るのは、
アメリカと中国への輸出入の良し悪しだったりします。
ですから良くも悪くも米中の関係が悪化すれば
株価にダメージを受け、
アメリカや中国国内の株価指数が下がると
タイも下がるという関係にあります。
最近ですとやはりコロナの影響もあり、
タイの経済指数であるSETは
40%程度の下落を経験し、
まだまだ下落前の水準には戻っていないのが現状です。
【タイ株の魅力】
では、そんなタイ株の魅力とはなんでしょうか?
まずは、株に対する税制が挙げられるでしょう。
株価の上昇で得られるキャピタルゲインは
なんとゼロ。
配当金で得られるインカムゲインは
10%の税率で済みます。
これはキャピタル・インカム共に
20%の税率を課されてる日本と比較しても
その魅力は一目瞭然と言えるでしょう。
タイ国内の貧富の格差の一因でもあり、
度々批判の対象となるほどです。
また、タイ株は高配当株が多いのも
魅力の1つと言えます。
例えばタイ最大の国営企業で、
タイ人であれば誰もが知る石油会社PTTは
現在の利回りが5.63%。
コロナの影響で石油株の配当金利回りが
一時的に上がっているとは言え、
タイ最大の企業の利回りが
5%を超えていることは驚きです。
その他、不動産や、金融、半導体業界など見渡しても
5%を超える利回りの企業も頻繁に見られますし、
10%を超える銘柄も決して珍しくありません。
【タイ株のリスク】
高配当株であることが魅力とお伝えしたばかりですが、
逆にそれが仇になることが考えれるのがタイ株のリスクです。
一般論ですが、高配当であればあるほど
その企業はリスクを取った経営をしているか、
大きな成長の見込めない
成熟した企業であるかと言うことが言えます。
タイの企業も例外ではなく、これに当てはまります。
特にリスクを取ってでも
資金をゲットしたいと考える企業も多く、
そのため配当金を釣り上げている傾向がありますから、
財務体質のチェックは必須と言えるでしょう。
証拠として金融や公益など
ディフェンシブで安定したセクターでは
4%の未満配当率であることが多いです。
【今後どうなっていくか】
タイ株の魅力を簡単に伝えてきましたが、
今後はどうなっていくでしょうか?
やはり課題はコロナの影響を早く脱することです。
株価はコロナ下落前から50%以上値を戻してきているものの、
以前の水準と比較すると依然として低いままです。
これは先ほども述べたとおり、
アメリカ・中国・日本との関係も
大きく影響するため時間はかかるでしょう。
ただし、それ以前を見てみると
長期的には右肩上がりの経済成長をしているため、
今が厳しいからと言って先行きが
怪しいと言うわけではありません。
20年インデックス投資を繰り返して
資産が2.5倍になるといった試算もあるくらいですから、
長く投資できるのであれば
魅力的な投資先と言えるでしょう。
有利な税制、高配当、長期間での運用が
タイ株を運営する上でのキーワードです。
考え始めると、他の国では出てこない
組み合わせのアイデアが浮かんで面白いですよ!
(ここまで)
タイ株を取り扱っている会社は
この2社のみか?
もしタイ株で儲けても
日本国籍を持ち日本在住者ならば、
日本の口座に振り込まれた時点で
課税されます。
それは実業でも同じ。
タイで得た利益も法人所得税として計算されます。
タイ移住者で資産が有り余っているならば
タイ株長期投資はアリですが、
そうでないならば
タイに進出している日本上場企業の株を
物色すべきでしょう。
というよりも世界ブランドを有する日本株を買えばいい。
東南アジアで名が知れ渡っている日本企業。
トヨタやソニーでしょうか。
タイ株に興味のある人は
まずはタイへ旅行に行ってから考えましょう。