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横田めぐみさんはなぜ、帰ってこれないのだろう?

2020年07月11日 | エッセー
 たまたまテレビをつけたら、そこまで言って委員会をやっていた。
横田めぐみさんのお父さんが亡くなられて、なぜ、横田めぐみさんは帰ってこれないのかとういテーマだった。
 そうなんですよね。
 蓮池さん他数名の方は帰国できた。でも、あれから、何年経っただろう。なぜ、横田めぐみさんは帰ってこれないのだろう。というか、あれから、音沙汰ない。どうなっているんだろうってうっすらと思っていた。
 民間レベルで尽力をされている大学の先生が、今までの経緯と今後について、とても興味深いお話をされた。最後は、あの田島先生からも、ありがとうございましたと言わせしめるほどの、なぜに対する納得のできる回答を聞くことができて、たまたま、スイッチを入れたら見れたテレビ番組も悪くないなとじ~ん。

 そこには、政治家の黒歴史が大きく絡んでいた。

 横田めぐみさんのご両親がマスコミの前に出る前の20年間、ずっとずっと政治家にお願いしてきた拉致問題。一向に解決に向かわないことにずっとずっと限界を感じていらした時、金丸さんと社会党の誰かが訪朝。しかし、依然として前進せず。そこに、韓国の飛行機のジャックに関与したキムヨンヒが、田口八重子さんが日本語の教育係だったということ、そして、その田口さんいわく、金丸さん訪朝の際、拉致に関する話は一切なかったという事実がわかり、20年待ってもどうにもならないなら、自分が動くしかないと、娘の名前を公表することにしたと。その時、妻のさきえさんや息子さんは、もし、名前を公表したら、北朝鮮に拉致されている他の日本人も命が危ないから、やめてくれと泣きながら懇願されたという。
 なぜ、金丸さんらは、交渉のテーブルで拉致問題をあげなかったのか?

 そこが、黒歴史。

 のちに、金丸さんが何かの事件で家宅捜索が入った時に、無記名の金塊があったそう。
 誰からもらったのか?

 人は、どうして、こんなにもお金に弱いのだろう。
 きっと、そこそこお金をもっていらっしゃるはずなのに・・・。

横田めぐみさんは、しゃべってはいけないことを最も知っている人・・・・なのだそう。
 田口八重子さんも知っていたということで、スパイの日本語教育などに携わり、それ以上の情報も入ってくる立場でいた。

その後、現在の安倍首相が、まだ、首相でない頃から、誠意をもって取り組んでくださっていたという。
今も、安倍首相は、停滞してきた拉致問題の前進に向けて本当によくやってくださっているとおっしゃっていた。

この点に関しては、委員会メンバーもよく知らなかったようで、そうだったのか・・・・と感慨深い表情でいらした。

さきえさんが生きていらっしゃる間に、娘さんとの再開が果たせるといいなと願うばかり。

それにしても、トランプさんが交渉カードを切っても、めぐみさんを返さないほどの価値が、めぐみさんにあるとしたら、よほどのことである。
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