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~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

NO!孤軍奮闘NO!

2018年09月01日 | エッセー
 弟夫婦が、帰省した。シンガポールから。49歳の弟と44歳の義理妹が生後5か月の女の子の第1子を連れて。
 義理妹は、異国の地で、一人、出産、育児に奮闘していた。妹がお産後10日ほどシンガポールに行って、家事をやってくれた。しかし、その後は、ほぼ、一人で。母乳不足感・体重の増えがいまいち、ぐずるという3点セットの悪循環に陥っての帰省だった。本当に大変だったと思う。まさしく、孤軍奮闘。異国の地で、一人、なんで泣くのかわからない赤ちゃんと二人っきりの生活は、普通の人だったら、産後うつになってもおかしくない状態だ。義理妹の精神力にはあっぱれ。
 空港に迎えに行って、車中で、弟にも聞いてほしくて、『赤ちゃんは泣くことが仕事。赤ちゃんにとって、唯一の運動は泣くこと。』という、今までの考えとは正反対の考えを受け入れてもらうべく、おしゃべりに花を咲かせた。弟は、かなりの論理派(理屈派?)なので、こっちも理屈をこねにこねた。まぁ、弟もぐずりには困っていたので、割と素直にうけいれたかな?
 そんなこんなで、赤ちゃんのぐずりに対する対処の仕方のイメージトレーニングをして、帰省先の母の家に着いた。
 帰省したその日は、ゆっくりしてもらって、翌日にでも、ぐずった時に抱っこ法を・・・・と思っていた。(私も素人なので、身内とかごくごく親しい友人にしかしません)
 しかし、認知症気味の母が布団の準備しかできないとパニックになっていたので、私が、わたしの家で夕食を作って、デリバリーみたいなことをして、さぁ、夕食という段になって、乾杯したとたん、彼女がぐずり始めた。
 一応、赤ちゃんが泣くことは仕事だ運動だということを頭では理解した弟夫婦は、私のお勧めのビール、プレミアムモルツを美味しいねと言ってごくごく。シンガポールはビールも高くごくごく飲み干せないそう。娘のぐずり泣きをバックミュージックに何とも言えない空気の中で宴が始まった。しかし、やはり、ちときつい。私も、「無理しなくていいよ。泣き声が気になるなら、抱っこしても・・・。ご飯の後にゆっくり向き合えば・・・。」と言った。でも、弟夫婦は、動かない。「さっき、ミルクを飲んだばかりなので・・・。」と。
 赤ちゃんも、相当なストレス状態だったと思う。シンガポールからの長旅だもの。そりゃぁ、泣きたくなるってもんだ。

 「赤ちゃんは泣くのは仕事だし、運動だけれど、それは、ママがそばにいるという安心感があってこそ。だから、ときどき、そうね。2~3分ごとに1回くらい『聞こえているよ~。今、ママは、〇〇しているから、お終わるまで待っててね~。』と声かけして、ママがそばにいる、ママが応援していてくれるということを伝えることが必須だよ。」と義理妹にアドバイス。伴走車もしくはコーチがいてこそ、安心して泣くことに専念できる。

 そう。赤ちゃんもただ泣けばいいというわけではない。

 安心して泣けるということが大前提。

 何度も言う。

 安心感という空気に包まれてこそ、赤ちゃんは心置きなく泣ける。



 が、しかし、義理妹は、すぐにそのことを忘れる。

 声かけの絶対量が足りない。

 
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