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突発性発疹 おまえもか・・・。

2020年06月21日 | エッセー
水ぼうそうのウイルスは、水ぼうそうが治っても、神経とかに潜伏していて、大人になって強い疲労により、帯状疱疹になる場合がある。
昔は、帯状疱疹になって、湿疹がお腹の周りを一周回ると死んでしまうと言われるくらい、大変な病気だった。
小さい頃、包丁でお祓いをするって聞いたこともあるくらい・・・。

そしたら、先日、朝日新聞に、突発性発疹のウイルスも潜伏していて、大人になって、うつ病を誘発するという記事が掲載されていて、へ~~~~~~~~、突発性発疹のウイルスも潜伏するんだと驚いた。
ブルータスお前もか・・・ではなく、突発性発疹・・お前もか・・。

突発性発疹のウイルスが、宿主がストレスで住み心地の悪い体になると、体外に出ようとして唾液の中に出てくるのだそう。そして、再感染する。
再感染したウイルスは、脳細胞、特に、記憶や気分を司る海馬の細胞を死滅させてしまうらしい。結果、うつ病になる。
しかし、すべての人がそうなるわけだはないという。
そうなりやすい遺伝子を持った人がいて、その遺伝子を持った人が、強いストレスを抱えるとたんぱく質が変性して、その変性したたんぱく質によって、脳細胞が死滅するのだそう。
実際、その遺伝子を持った人は、そうでない人より、12.2倍うつ病になりやすい。
また、うつ病になった人の約8割にその遺伝子があったと・・。

もう、参ったなぁ~~~。

 あれもこれも、遺伝子とウイルスとストレスの3拍子じゃん。

 まさに、福岡伸一先生の世界観。

 カマキリのお尻から出てくる。『カマキリと同じくらいのサイズの黒いやつ』・・・を思い出した。
 カマキリも自分と同じくらいの黒いやつに乗っ取られながらも、共存しているって、何かメリットがあるんだろうなぁ。
 
 虫の知らせって言葉がある。

 なぜ、虫の知らせという?

 あれって、昔は、人間の腸に、回虫などが住んでいて、宿主が死にそうになると、お尻から出てきたので、昔の人は、回虫などがお尻から出てきたときは、あ、この人、もうすぐ亡くなるなって判断して、近しい人を呼び集めたという。
藤田紘一郎先生は、あけみちゃんというサナダムシ?を腸に飼っていらした。少し、貧血ぎみにはなるけれど、アレルギーになりにくいとおっしゃっていた。逆に言えば、昔は、みんな腸に虫を飼っていたのに、駆除しちゃって、花粉症などのアレルギーが増えているって。免疫が腸の異種たんぱくである回虫を見張っているので、卵や牛乳、杉花粉、だになどの異種たんぱくが体内に入ってきても、忙しくって敵だと判断せずスルーする・・・みたいな。敵がいっぱいいると見張りもテキトーになっちゃうよね。結果、抗原抗体反応が起きにくくなって、炎症物質が作られないから、かゆくもならない。くしゃみ、鼻水も出ない。

 どうなんだろう?
 突発性発疹のウイルスから、人間はどんな恩恵を受けてきたのだろう。
 ストレスの負荷が、ウイルスが宿主から逃げんとするレベルまでになることが問題だけれど、そうでなければ、なにか特典があるはず・・・。

 他にも、子どもの感染症と呼ばれる病気がある。麻しん・風疹・水ぼうそう・おたふくかぜなど。
 かかることで何か特典があるんだろうか。
 予防接種のワクチンの中で、生ワクチンは、生きたウイルスを弱毒化しているから、麻しんワクチンの場合は、ウイルスが体内に入るのかな?

 ストレスの負荷がウイルスが宿主から逃げんとするレベルになる前に、そのストレスから逃げれさえすれば、病気にならないはず。

 おそらく、人それぞれ、弱い部分があると思う。
 私の場合は、しっかりちゃっかり、胃 だった。
 問題なのは、病気になる前に逃げなかったから・・。

 12.2倍もうつになりやすい遺伝の人は、もはや、精神論では跳ね返せないレベルだ。
 少なくとも、一度、うつ病になった方が、同じ職場に復帰するなんてありえない。
 突発性発疹のウイルスが唾液の中に出てこないレベルのストレスですむような配慮が必須だ。
 なんだか、そんなウイルスセンサーがあって、それにより、配慮するシステムができるといいな。

 

 
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