我が家の炊飯ジャーがボロくなってしまった。
内釜のコーティングは剥がれ、上にフタの締りも悪くなってしまい、まともに炊ける状態では無くなってしまった。
そこで新しい炊飯ジャーを買いに電気屋に行く事にしたのであった。
元々電化製品は好きなしゅんちだったがそういえばしばらく来ていなかった。
最近の家電事情はどうなってるのだろうか?
久々の電気屋に胸が高鳴るしゅんちであった。
・・店頭に着くと店頭に並べられた目新しい電化製品に心を奪われる。
しゅ「うわっドローンが売ってるし!」
しゅ「ロボットも売ってるし!」
電気屋はちょっと見ない間に未来になってる。
ドローンやロボットなどは専門的なルートで欲しい人だけが購入すると思っていたのだが普通に電気屋の店頭に売っているのである。
今や全国民がドローンを飛ばし、家にロボットを飼う時代がやってきたということなのだろうか。
我が家もそろそろ旅先でドローンを飛ばし、家はロボットに任せて・・・
いや、まずご飯だろ。
数々の近未来家電の誘惑をかいくぐり、なんとか炊飯ジャーコーナーにやってきた。
ピンからキリまであるようだが、高いものは10万円。安いものは1万円。
米が踊りながら炊き上がるだとか、激しい炎のゆらぎを再現しただとか、かまどを忠実に再現したなど米がどうにかなってしまいそうな勢いのラインナップが並んでいる。
しゅんちとしてはとりあえず普通にそれなりに炊けるだけの物でいいと思ってるのだが。
顎に手を当てながら売り場をウロウロしていると店員が寄って来た。
店員「いらっしゃいませーっ!何かお探しですか?」
眼鏡をかけ、体格の良い感じの定員である。
しゅ「炊飯ジャーを買いに来たんですが・・・」
店員「かしこまりました!まず基本ですが、ここ見て下さい!マイコンとIHとありますがー」
(マイコンとIH・・・?)
その単語はCMなどで何気なく聞く単語である。
店員「絶対、IHにしてください!」
急にどうした?
店員「マイコンよりIHの方が絶対に美味しく炊けます」
しゅ「ど、どんな違いがあるんです?」
店員「マイコンは下から加熱しますが、IH全体から加熱します」
しゅ「ほ、ほう」
店員「ご飯は火力が大事です!全体から加熱するIHの方がふっくら炊けます!」
しゅ「な、なるほど」
店員「まずは迷うことなくIHを選んでください!」
なかなかの熱さの店員である。
店員「何合炊きですかね?」
しゅ「4人家族なので5合くらいかな?」
店員「え・・・足ります?」
しゅ「いやぁ・・・十分かと」
店員「自分はいつも2合は普通に食べるんで」
懇切丁寧に炊飯ジャーを説明してくれる店員。
2合はちょっと食べすぎじゃないかなと思いつつも話に引き込まれる。
そしておススメのメーカーも教えてくれた。
店員「僕は、個人的には象印かパナソニックがおススメですね~」
なるほど・・・。
そしてデザイン的に気に入ったパナソニックのIHの高機能ではない普通レベルの炊飯ジャーを購入することにしたのだった。
しゅ「いやぁ~店員さん本当詳しいですね?」
店員「僕、実は元々体重が120㎏ありましてー・・・」
しゅ「は!?」
店員「今は68㎏まで痩せましたが、その昔はご飯食べまくってたんで」
説得力が半端ない。
この店員さんは好きが高じて炊飯ジャー売場にいるのだろう。
あれだけ説明に熱量が持てるのは米を愛してやまないからなのだろう。
良いめぐり逢いに感謝しつつ、おススメの炊飯ジャーを買い自宅に帰ったのだった。
早速昼食にご飯を炊いてみることにした。
「いただきまーーす」
茶碗に盛られたご飯は見た目もつやつやしてなかなかうまそうである。
壊れかけた炊飯ジャーで炊いたご飯とは見た目からして違う。
果たして味の方は・・・?
パクッ・・・
・・・・!!
めっちゃうまい。
しゅ「うわっ!なんじゃこのうまさ!」
タカ「本当だね!なんか新米を食べてるみたい!」
カホ・マオ「うまーーーい!!」
最新の炊飯ジャーはここまで進化しているのか・・・。
調べたところ、普通の炊飯器に高い米よりも高い炊飯器に安い米の方がうまいというアンケートがあるらしい。
まさに・・・
最新家電がブランド米を超えた。
現代科学の進歩に感動と少しの恐ろしさを感じてしまうしゅんちであった・・・。
最新の炊飯ジャーってそんなに違うの?
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