ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

Charlie - It's Inevitable(1983年の洋楽 Part28)

2019-08-15 20:38:34 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart28はCharlieの"It's Inevitable"。
最高位は8月13日付の38位。年間チャートは圏外でした。

さて今回もTop40には2週のみのエントリーのレア曲の登場です。
先日のPart26の記事ではDave Edmunds"のSlipping Away"を紹介いたしましたが、そちらの曲はまったく覚えていませんでしたが、"It's Inevitable"の方はうろ覚えではありましたが、グループ名と結構いい曲だったなぁ、という感覚は覚えていました。
日本ではシングルも出ていないようですが、改めて聞いてみると曲はパワーポップ。ジャーニーやスティックスに近い音楽性を持っています。いい曲ですよね。

Charlieですが、イギリス出身の5人組ロックグループ。
セッションミュージシャンでシンカーソングライターのTerry Thomasを中心に結成。
ファーストアルバムは1976年にリリースした『Fantasy Girls』ですが、このアルバムは全くヒットせず、セカンドアルバム『No Second Chance』が初めてアメリカで小ヒット、アルバムチャート111位を記録します。シングルカットされた "Turning To You"はかろうじてHot100入りして最高位96位を記録。
その後、2曲のHot100内に入る小ヒットがありましたが、ブレイクにまでは至りませんでした。

そして彼ら7枚目のスタジオアルバム『Charlie』からのシングルカットがこの曲"It's Inevitable"。
初めてにして彼ら唯一のTop40ヒットとなりました。
曲の作者はバンドリーダーのTerry Thomas。

力強いボーカルにコーラスも良いですね。シンセサイザーやギターソロもカッコイイですし、もうちょっとヒットしても良かったのですが。
この曲でHot100ヒットは最後となり、残念ながらバンドは1986年には活動を停止してしまいます。
一発屋でもありまさにレア曲であります。


そしてこの曲は1979年に最高60位を記録した"Killer Cut"。
こちらも良い曲です。ヒットしなくて残念でした。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太ったボンジョビ)
2019-08-15 21:55:46
白旗です。🚩
イネビタブルという単語を微かに認識していたように思うのみであります。
ましてグループ名のチャーリーさえ記憶にありません!最初見たときシャーリーンかと思いましたよ。
曲聴きました、当時で言えばテンポの速いプラネットP、と脳裏に浮かびました、が、やはりまあまあかと…
ただ旧ヒットのキラーカットはなかなか面白いです。
認識できなかったのは石田豊さんがサボタージュではなかったか、の疑いもあります。
この週だけでも、リタクーリッジ、シャラマー、フィックスをテープに録れた覚えがないもので。
でも星船さんの記憶はやはりリクエストコーナーなのでしょうし…うーん、録音ミス多かったのかな。
勝手邦題「運命の愛」 (音時)
2019-08-15 23:30:21
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/20427409.html
はい、私も「白旗」です(^▽^;)。太ったボンジョビさんのリクエストコーナーで石田豊さん、この曲流さなかった説に一票です。
でも和訳しました。"Inevitable"は"防げない、避けられない"という意味なので、「おまえと俺は結ばれる運命。そいつは避けられないんだ」ってところでしょう。勝手ながら「運命の愛」と邦題を付けさせていただきました!
同じく白旗 (hannah)
2019-08-16 22:14:19
星船さん、こんばんは。
私も全米Top40を聴き逃した回か、この曲は記憶にありません。
最高位38位ではリクエストコーナーでも取り上げられなかったのかもですね。
ブリテッシュインベーションの中で、安心して聴けるパワーポップです。
2~3年前ならもう少しヒットしていたのかもしれませんね。Frankie & The Knockoutsのように。
チャーリー? (星船)
2019-08-17 06:34:43
太ったボンジョビさんおはようございます。
シャーリーンですか、私は「チャーリー・ダニエルズ・バンド」が改名したのかと思いました(笑)
チャーリーのことを調べていたら、"Killer Cut"、いい曲だったので記事に載せました。コーラスがELOっぽいかな。
私もチャーリーのことは記憶の片隅に残っていた程度です。「全米Top40」やFENで聞いた程度だったからだと思います。
日本未発売 (星船)
2019-08-17 06:37:24
音時さんおはようございます。
石田豊さん、この曲は流さなかったと私も思います。テープを調べましたが確かに録音されていませんでした。
「運命の愛」ですか、そういう歌詞なんですね。やっぱり日本では発売されていないですよね。
アメリカンロック系? (星船)
2019-08-17 06:43:52
hannahさんおはようございます。
この頃流行っていたブリティッシュ系のグループとは曲の傾向がだいぶ違い、アメリカンロック系の曲でした。
そういえばFrankie & The Knockoutsをロックにしたような曲でもありました。もっとヒットしてほしかったですね。
Unknown (太ったボンジョビ)
2019-08-18 08:56:34
のはよーございます
みなさんもFMリクエストコーナーでのご記憶ない模様。
ひとつ推測したのが、チャーリーはUKばんどであり、全英版で半年前とかに紹介済みだったとか…
リクエストコーナーのスタイルは、月2回の隔週ごとに全米チャート、その他の週は何かのテーマでのリクエスト、しかし2ヶ月に1回?全英チャート、てのがなかったですかね?
もしくは全米の日のラスト2曲が全英ヒット…。
そうなると英米でのヒットの時期が違っていたので、前に放送したので2度はやらない、の方針にも合いますね!
たとえば83年秋のトゥルーは全英で春ヒットなので秋にはスルーされていたとか…。
勝手をいえばシャラマーは黒いUK、フィックスは地味なUKでそれらも放送済みだたとか…。
ハナーさんの言われるようにBritishインベイジョンその2があれだけ派手だった83年ですので、その特集がどっかで組まれていたとしてもおかしくないなと。
ケアレスウィスパーも85年初頭でなく、84年真夏に放送済み、とされてましたしね→一緒にかかったホールインマイシュー、という曲は全然認知されてない→これぞ全英ヒット!
勝手な妄想すみませんです。
゜゜(´O`)°゜
本国英国では (星船)
2019-08-18 18:05:13
太ったボンジョビさんこんばんは。
そうでしたっけか。全英チャートの週がありましたか。
リクエストコーナーで放送されたかどうかで30年以上あとにこれだけ話題になるとは、石田豊さんも想像もしていなかったでしょうね。
ところで、チャーリーですが、英国出身にもかかわらず、本国英国では全くヒットしなかったようです。音がアメリカンロックっぽいからなのでしょうか。
今頃になって (hannah)
2019-08-18 21:35:24
こんばんは。
リクエストコーナーに全英の特集があったのは記憶していましたが、先に全英でヒットすると全米ヒット時にスルーされていたんですね。今頃になってわかりました。
しかも、♪True♪とか♪Saved By Zero♪まで。
♪True♪は秋の夜にピッタリのAORでしたし、FixxのプロレデューサーのR.Hyneはその後T.Turnerで売れっ子になりました。
Rupert Hine (星船)
2019-08-18 22:30:06
hannahさんこんばんは。
"True" は良い曲でしたよね。
"Saved By Zero"のプロデューサーはRupert Hineでしたか。Rupert Hineはいろんな人のプロデュースを手掛けていましたね。最近私が書いた記事ではsagaの"On the Loose"が彼のプロデュースでした。ちょうど先ほど調べていたStevie Nicksの4枚目のソロアルバム『The Other Side of the Mirror』も彼でした。なかなかすごいヒットアルバムを作る人ですね。

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