ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

Paul Young - Come Back and Stay(1984年の洋楽 Part14)

2020-04-09 21:15:12 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart14はPaul Youngの"Come Back and Stay"。
最高位は4月7日付の22位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Paul Youngですがイギリス出身のポップスシンガー。
イギリスのニューウエイブロックバンドやブルー・アイド・ソウルグループのボーカリストとして活動していましたが、1982年になってソロシンガーとしてデビューしました。
ソロでのファーストアルバム『No Parlez』を1983年にリリース。このアルバムは母国イギリスでいきなり大ヒットし、1位を記録、ヨーロッパ各国でも1位を記録するなど大ヒットします。
さらにはこのアルバムからシングルカットされた"Wherever I Lay My Hat (That's My Home)"もイギリスで1位、シングルでもヨーロッパで大ヒットします。

アメリカでは、"Wherever I Lay My Hat (That's My Home)"が最高位70位止まりとなるなど、残念ながらヒットには結びつきませんでしたが、この曲"Come Back and Stay"が初めてヒット、Top40にチャートインし、最高位も22位を記録します。
そしてセカンドアルバム『The Secret of Association』からのシングル"Every Time You Go Away"が日本も含めて世界中で大ヒットし、大人気ポップスシンガーとしての地位を確立します。もちろん皆さんご存知ですよね。

"Come Back and Stay"ですが、曲の作者はアメリカのシンガーソングライター Jack Lee。オリジナルは彼自身が1981年にレコーディングしたもので、Paul Youngバージョンはそのカバーです。
前述のようにこの曲はPaul Youngのアメリカでの初めてのヒットで、彼の歌を初めて聞きました。良い声しているなぁ!というのがその時の印象でした。
最高位22位ですぐに落ちてしまいましたので、まさかその後、ここまでの大スターになるとは、想像もしていませんでした。


この曲はPaul Youngの初めてのヒット曲"Wherever I Lay My Hat (That's My Home)"、イギリスでNo.1を記録したほか、ヨーロッパ各国でTop10に入るヒットとなりました。残念ながらアメリカでは最高位70位。いまいちのヒットで終わってしまいました。

コメント (12)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビルボード 全米 Top40 1984... | トップ | ビルボード 全米 Top40 1984... »
最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太ったボンジョビ( ´ 〇`))
2020-04-09 23:12:32
これはイイ曲でしたねえ。
だだ分かりやすい泣きのメロディな分、頻繁に聞くと飽きるけど、思い出したように聴くとなかなかしみますね。
最初の帽子置き場の歌は83年夏に聴いて全くとらえどころがなくて、無駄なシャウトと思っていましたが、今聴いても頭に入ろうとしてない、まるで難しい勉強(私だと理科全般、特に物理と化学なダメ人間)みたいです。
そういや、バンドエイドのオープナーは彼でしたよね?
たくさんのシンガーが居た中で、彼だけ居残り練習させられたとか、東京の友達が教えてくれましたが、フェークニュースだったのでそうか?
なお私はアンゴナテーヨープレイハウスダウンが彼のベストですかね。
プッシュプッシュ!という女性の掛け声のあるパートが好きなんですよね。
まさかの不発 (hannah)
2020-04-10 22:50:30
星船さん、こんばんは。
P.Youngは83年夏にイギリスで♪Wherever I Lay My Hat♪が大ヒットし、時も時でしたのでアメリカでも大ヒット!と思ってましたが、まさかの不発でした。
楽曲的には悪くないと思うのですが、他のイギリス組と比べてヴィュアル的に足りなかったのでしょうか。
彼のヴォーカルは好きでしたね。
なので、Hall&Oatesの曲ながら85年に♪Every Time You Go Away♪が大ヒット時は、留飲を下げた気分でした。
アレンジの魅力も (音時)
2020-04-11 10:05:46
http://neverendingmusic.blog.jp/archives/11783487.html
最初この曲を聴いたときは、女性ボーカルが途中で入ってくるのが印象的(官能的!)でした(ヒューマン・リーグの「愛の残り火」っぽい)。Jack Leeのオリジナルを聴いてみると、全体のロック調の雰囲気を替え、女性ボーカルを挟むのがポールのカバーのミソかなと思いました。マーヴィンの「Wherever I Lay My Hat」もオリジナルをヨーロピアンポップに変えてますよね。ポールの楽曲は、彼自身のソウルフルなボーカルに加えアレンジの魅力があるよなあと思ってます。..."Everytime You Go Away"もHall & Oatesはダリルのボーカルは相手を失った悲しみでめめしいのですが、ポールは悲しいけどそれを乗り越えて気丈の振る舞う男の姿が見えます!
Unknown (ローリングウエスト)
2020-04-11 13:59:06
ポール・ヤングといえば「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」が有名ですが、小生もカンバックのこの曲が一番好きですね~!小生が北海道から東京に転勤してきた頃、バブル崩壊前の80年代の音楽だな~。
心地よく伸びのある声 (星船)
2020-04-11 18:36:31
太ったボンジョビさんこんばんは。
心地よく伸びのある声、素晴らしいボーカリストだと思います。この曲、いまいちのヒットでしたが、印象に残っていました。のちに"Every Time You Go Away"で大ヒットしたのも良くわかります。
「バンド・エイド」では彼がトップでしたね。次がボーイ・ジョージで、ビジュアル的に「うわ!」って感じではありました。
"I'm Gonna Tear Your Playhouse Down"はすっごいソウルフルで、彼にはぴったりな曲でした。私も大好きです。
心に残る曲 (星船)
2020-04-11 18:39:50
hannahさんこんばんは。
そうそう、この曲、なぜかいまいちなヒットで終わってしまいましたが、当時も結構心に残る曲でありました。この曲だけで終わらなくって"Everytime You Go Away"の大ヒットにつながって良かったですね。
イギリスだけでなく世界で大人気になるだけある素晴らしいボーカリストだと思います。
オーラが (星船)
2020-04-11 18:46:42
音時さんこんばんは。
イギリスでの大ヒット"Wherever I Lay My Hat (That's My Home)"は知らなかったので、この曲で初めて彼の曲を聞いたのですが、彼のパンチのある、伸びのあるソウルフルなボーカルには驚きました。まさかその後こんなに大スターになるとは思っていませんでしたが、やっぱりあとから思うとオーラが違いますよね。
そうですね、アレンジも素晴らしいですね。イントロからしびれます。
80年代を代表する (星船)
2020-04-11 18:52:49
ローリングウエストさんこんばんは。
Paul Youngですが、そんなにたくさんのヒット曲を持っているわけではないですが、"Everytime You Go Away"を始めとして、ソウルフルなパンチの効いたボーカルが目立ちました。
80年代を代表するボーカリストといっても良いですね。
Unknown (太ったボンジョビ(・ε・` ))
2020-04-11 22:24:45
ん~私はエビタィミュゴォーアウェエイ、は避けて通りたい派の人間なんですよね。
年をとっても別に聴きたくならないNo.1ソングですな。
(涙のフィーリング、シェイキューダウン、愛は止まらない、などなど)
ホールとオーツで言えばワンオンワンみたいな、いやワンオンワンの方が良いなあ。
84年85年を思い出すと、ポール・ヤングとコリーハートはどちらも帯に短したすきに長し、な若手のみなさんでありまして…。
86年末あたりからてしょうか?イントゥザファイヤ、フィールズオブファイヤ、ビトウィーントゥファイヤーズ、というアルバムが三者から出まして
「私の好きな男たちが熱い、予感がした。3人とも分かり合えている」
と湯川れい子がのたまってましたがただの偶然ですよね?気持ち悪かったなあ。やれやれでしたよ。
トゥルーブルーとトゥルーカラーズなら、おっ、シンディが喧嘩売ってるのかな、ヤレヤレー!な感じはしましたけどね。バナナラーマのは偶然でしょぅけど。
またも非難なレス、申し訳ございませんです。
個人的には (ms-database)
2020-04-12 12:11:17
こんにちは。

月並みで、今さらながらですが、好きor苦手は個人によりかなり異なりますよね。

自分もH&Oでいくと
"One On One">"Did It In A Minute">"Say It Isn't So">>>"Everytime You Go Away"

Paul Youngは
"Senza una donna" ="Everything Must Change" >"I'm Gonna Tear Your Playhouse Down" >"Everytime You Go Away"
って感じですかねえ(シングル対象)

コメントを投稿

'84年洋楽」カテゴリの最新記事