丸い葉っぱがキュート シーグレープ
こんにちは、パコです。
何から書こうか迷った末、前回のマンガにあった「ちょっと波打つ丸い葉っぱ」から行こうと思います。
丸い葉っぱ…その名はシーグレープ。
近くにある大好きなガーデンセンター…いや、最早ここは植物園。
いつも癒しを求めて遊びに行くのですが、久しぶりに訪れて見つけたのがこちらです。
丈は100㎝無い位ですが、葉は大きく、丸くてちょっと波打ち、厚みがあってシッカリした感じ。
「うわ可愛い…!」
ふむ、シーグレープっていうのね…海ブドウ??なんでまた。 で、お値段…うおーーー!
とても手が出ません。
ホントはこちらで購入したいけれど、いつも名前だけ確認してネットで小さい苗を探す…というのがパターンです。
早速探し回るものの、ショップはやっぱりどこも良いお値段。
観葉植物って、インテリア性高くて鉢も陶製のお洒落なものに植えられていたりするので、果樹などのビニールポット入り苗木と違ってお高めなんですよね。コレは仕方ない。
結局、オークションで手ごろな物を発見しました。幸い競り相手もおらず提示価格にて落札。
来た来た。きました。8号鉢でこんな大株なのに、2,000円後半です。デカいんで送料が高めでした。
このうねりある幹に沢山の丸い葉。緑色も濃く、いい姿です。高さも110cmと、サイズもバッチリ。
・シーグレープ Sea grape 別名ハマベブドウ タデ科ココロバ属
学名をCoccoloba Uviforaと言い、ココロバとも呼ばれます。原産は北米を主に熱帯地方に広く分布。
2M程の常緑低木ですが環境により10Mになったりも。
葉の感じからフィカス(ゴムの木)系かと思ったら全然違いました。
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海辺に自生し、勢力旺盛。ブドウのような房状の実を付け、なんと食べられる!らしい。
さすがに現状で実は生っていないのでこちらのサイトをご参考までどうぞ。
…しかし、イチョウやヤマモモ、アボカドなどと同様、雌雄異株なので1本では結実しないかも。えーー残念過ぎる。一か八かもう一本買う??いや待って、たしかこの苗、左右一本づつで別の木が植わって無い??ワンチャンあるかも…!
それにしても、本当に海辺のブドウなんですね。まんまなネーミングですが、嫌いじゃない。
英名にはPlatterleafというのもあります。Platterは大皿、レコード。確かにお皿に使えそうな葉っぱ。
もう一つの呼び名、ココロバ…これまた素敵ですね。ココロバ、心葉とは、こころ。
「人知れぬ わが心葉に あらねども かき集めても ものをこそ思へ」
(この葉は密かにあの人を思う心葉ではないけれど かき集めた葉のように 私も色々と物思いをすることです)
と、平安の歌人 和泉式部が歌っています。
饗膳に添えた花に自らの想いを重ね、恋人を想う姿が目に浮かぶよう。
いきなり雅な世界まで飛んでしまいましたが、シーグレープに戻って
折角のいい姿、このままでも構わないといえば構いませんが、やはり鉢もいいものに植えたいと思い
あちこちお店を探し回る事数日。やっとイメージに合う、お値段お手頃な物を探し当てました。
流石にすっぽりとは入らず鉢カバーにはならないので、植替えしなきゃ。
主に室内で鑑賞するので本当は陶製が良かったのですが、これはテラコッタ。置き場や水やりによりコケが生えたり
カルシウムが浮いたりするので、色々工夫が必要ですね。
ではどうするか…今、土袋は無いし、ちょうどこの日お米を買って来たので、コメ袋を使います。
鉢の中に袋をピッタリ敷き込み、底穴の所に穴をあけてネットを置いて植え込み、鉢からはみ出た部分は折り返して
脇に入れ込み、一応麻布を目隠しにして…
こんな感じになりました。とってもイイ感じ!
樹形をもっと遊ばせたいけどとりあえず暫くは様子見。当面の目標としては2回りくらい大きくなればいいなぁ。
さて、置き場はどうするか。
リビングに置くつもりでしたが、我が家のリビングは冬期になると窓際から1.5M位までしか日光が差しません。
そして窓際はカウチソファで半分塞がっていてスペースにそんなに余裕はなくて。
私の仕事部屋の窓辺は鳥小屋で一杯いっぱいだし…
一応耐陰性はあるとの事ですが、実際の生息環境からして日当たりを好む植物の為、なるべく日に当ててあげたい。
今はまだ、夜間でも気温が13℃程度はあるのでテラスに置いてありますが、もう少ししたら日中も室内に入れねば。
…実は今、2階で一番日当たりが良い夫婦の寝室を「観葉植物の森」にするべく計画を立てているのですが
こうなってくると本当に早く実現させたい。。
掃除、粗大ゴミ(ブラウン管のテレビデオ、20年選手引退済…)出し、そして室内パーゴラと棚の制作。
とにかく相当な作業になるので、しっかり計画立ててから動かねばと中々行動に移せていないのですが、年末の大掃除と思って今月中位を目途に、まずは寝室全体を片付けようと思います。
これが完成したら、シーグレープのメイン置き場は寝室になりますね。
で、室内に置くには受け皿が要りますが、これもまたイメージに合うものが中々ありません。
うーん、何かないか、何か…鉢が四角いからなるべく四角で、木っぽいのでもいい、メラミンのお盆は長方形だし…
これなんかどうよ。
ほら、すんごいしっくり来ました。
すのこもそのまま使えて、ただのそば皿がお洒落さの一翼を担えましたよ。
中々この丸みは他にはない感じ。近年人気があるというのも頷けます。
どこに置いても様になる、見て可愛い触って楽しいインテリアグリーン、私の今一番のお気に入りなのです。
そうそう
ハマ繋がりで… 先日ダンナと海辺を散歩した時見つけた葉っぱが丸っこくて可愛かったので、歩いている時踏ん付けて抜けた一部を持って帰って来たのですが、これは何だと調べてみた所
ハマヒルガオ でした。
ヒルガオ………ヒルガオかぁ……
写真など見ると、浜辺一面に咲く花姿は圧巻!ですが、、こと庭においてヒルガオに良い印象は全くありません。
→適当園芸漫画パコ庭「(一般家庭における)悪魔の植物」参照
そもそも砂浜で育つので、自宅で育てられるかは判りません。鉢土を川砂にすればいいのか。
…いや。
ネットでちょっと検索したら、ハマと付くだけでやはりヒルガオはヒルガオ、海のそばの自宅の庭で増えて困っている方の相談もちらほら。
土質や環境は違うものの、根っこがこぼれたらどうなる?
さすがに増えやしないと思うものの、やはりここは下手な事しないが吉です。
葉っぱは可愛いし、花も可愛いんだけどな。
浜辺の植物は海からの風があるから丸っこくなりやすいのかな?
葉の質が庭のヒルガオと全く違う、保水性抜群の厚みあるタイプだから、ひょっとしたらイイカンジに育つ??
まあ暫くは水に挿して、その葉を楽しもうと思います。植えません。多分植えませんよ。
山野草として販売もしてるのね… |