宇宙空間が垣間見える花”ヴァルゴ”と乙女座デメテルのお話
先日、近所のスーパーの店先の小さな花苗置き場で見つけたこの花に思わず引き込まれてしまいました。
ペチュニア コンステレーション”ヴァルゴ”
すごい!宇宙空間の星空のような、深い深いブルーに輝く白い星。
初めて見たワケでは無く、以前にも近くのガーデンセンターで見かけた事がありました。
でも、その時の花はここまでスパッタリングの粒子が出てなかった気がします。
なんでこんな模様になるんだろう。最初、CGかと思いましたw
コンステレーション は 星座 の意味。ヴァルゴは「おとめ座」です。
星座シリーズみたいだけど、もしかして他にも品種があるのか?と思ったらやっぱりありました。
”ジェミニ” ふたご座。
ジェミニはやや小輪なのかな?花径はちょっと判別しにくいですが、カラーはピンク寄り赤紫?。
ふむ。ジェミニも可愛いけれど、星座を名乗るならやはりこのヴァルゴの深い青紫が…宇宙を感じられますね。
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ここまで綺麗に星が浮かんでいる苗は初めて。天花一さんいい仕事してますね!(そのスーパーに苗を卸していると思われる生産業者さんの名前…と思われ)スーパーに買い物に行くと、いつも良い花が安く、本当に安く!売ってるんです。店頭のタタミ1畳くらいの売り場に切り花と、ちょっとした花苗が置いてあるのですが、掘り出し物が多いのですよ。
この日もヴァルゴ、198円だったのでついつい連れ帰ってしまいました。
薄めの花弁が命のペチュニア、水が掛かると早々に花弁が駄目になってしまうので、愚図つき気味のここ数日を軒下の雨の当たらぬ場所に吊り下げてあります。
ホントはもっと大きい鉢に移植したいけれど、それはまた後日。
この斑点、「気持ち悪い」と「綺麗」と、紙一重な気がしますが…w(なんせクレイジーチュニアシリーズとかいうシリーズ名で出てるし…)
これは綺麗!と(私は)思えます。実際前に見かけた苗は「うわ、すごいな」と思ったものの手は出しませんでしたから…
おとめ座は、春の星座。この季節、南の空に浮かびます。この花にもあるような、大きく輝く1等星 スピカがあります。
星座絵でよく見る、麦の穂を持つ有翼の女神は、豊穣の女神デメテルの姿。
折角なので、ざっと掻い摘んで適当に神話。
遥か昔、世界には季節など無く、デメテルの恵みにより1年中花が咲き乱れ、作物が豊かに実っていました。
デメテルには溺愛する一人娘がおります。名はペルセポネ。
その愛娘を、ある日冥府の王ハデスが妻にするべく冥界へ連れ去ってしまいました。実はデメテルの夫ゼウスがハデスと勝手な約束をしてしまったが故で、その後デメテルと揉めるのですが、その辺諸々は長いので置いといて…
怒り悲しみにくれたデメテルは神殿奥に引きこもり、豊穣神が居ない地上の草木は枯れ、作物は実らず、荒れ放題。
困ったゼウスがハデスにペルセポネを返すよう要請を出します。
冥府を統治する王と言えど、神々の王ゼウスの命には逆らえず、ペルセポネを地上に戻すのですが、その際ペルセポネに冥界のザクロを食べさせます。
これは、冥界の物を口にすると冥界から離れられなくなる という罠。
ザクロを食べたペルセポネ、地上に戻る事は出来たのですが、完全に冥界と縁を切れず、1年のうち4か月(ザクロの実4粒分)を冥府で暮さねばなりません。
娘が冥府で暮らす4か月、デメテルも神殿に隠れるようになり、地上は豊穣神のいない寒く厳しい「冬」となったそうな。
…ギリシャ神話、そこまで詳しくはありませんが、大抵どの話でもゼウスってホントろくでなしですよね…w
ま、おとめ座の女神さまにはそんなお話があるんですよ。
豊穣神にちなんだこのペチュニア、ぜひ我が庭でもその素晴らしい姿で咲き誇って、バラや他の花たちを見守って欲しいものです。
そういえば、ここまで書いて思い出したけど、うちのダンナは乙女座でした。
乙女座の男性によくみられる性質は
真面目で誠実、責任感が強くビジネス等では重宝される、完璧主義、世話好きで優しい、理想主義、潔癖症(これは無いな)、職人気質、粘り強い、嫉妬心が強く恋愛は一途、浮気はするのもされるのも嫌い、競争心が激しい、実は繊細、…
かなり合ってる気がしますw
全体的に、一貫した印象…デメテルの娘への執着心や、愛情深い性格がよく表れていますね~。
ザ・乙女座の男!(かなり重めwそんなところもまた愛らしいですが)
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