当院では妊活、不妊治療のお問い合わせの大半は、
高齢期と言われる40歳前後からそれ以上の方です。

当院のタイミングは45歳、ステップアップされた方で48歳が
一番高齢で妊娠、出産された方になります。

実際にお話を聞かせていただいていても、
知っておられないこともたくさんありますし、
ネットなどの情報で勝手な思い込みをされておられる方もおられます。
ここで妊活、不妊治療をされている方で、押さえておくべきことを考えてみましょう!

 

1.高齢でも生理があるうちは妊娠できるのか??

これにつきましては最近は違うということが知られてきています。

毎月生理が来ても卵子、精子の老化で妊娠に至らないことがあります。

排卵していなくても、生理のような出血を見ることがあります。
それは生理ではないので、見た目では判断しにくいです。

排卵しなければ、妊娠はできません。

ホルモンのバランスや排卵しているかどうかは、
専門のクリニックや医療機関で診てもらわないと確定できません。

セルフで見当をつけるには基礎体温をつけるのがオススメです。

もちろん基礎体温も完璧ではないので、あくまでも参考ということで。


2.果たして排卵しているの??

基礎体温表もバッチリ、タイミングもバッチリなのに、
どうもなかなか妊娠には至らず、生理が来るたびに落ち込んでしまう…。

ということはありませんか??

そこで専門のクリニックで検査を受けると卵管に通過障害が…。

このようなことは本当によくあります。

しかも高齢になると、時間をロスでしたことでもストレスに感じてしまいます。

必ず、卵管造影の検査はして下さい。特にタイミングでと思われている方は。

 

3.男性不妊!

男性不妊はEDなどの性機能上の問題は自覚出来ますが、、
無精子症などの造精機能の問題は見た目では判断出来ません。

男性の方の大変は精液が出ているから自分は大丈夫!!

と思われている方がほとんどなので、、

だからこそ必ず男性も検査を受けて欲しいのです!!


男性の精子の曲がり角も35歳前後です。
男性も加齢の影響はもちろんあります。

男性の自分は大丈夫という過信の根拠はよく分かりません。

もちろん精子の曲がり角は高齢というだけではないです。

タバコ、アルコール。
乱れた食生活。
寝不足や過労。
長風呂やサウナが大好き。
自転車通勤。

などなど、心当たりはないですか?

今は不妊の原因は男女50%ずつと言われています。

男性の方は変なプライドや恥ずかしさは横に置いといて下さい。

あなたの少しの勇気が大切なパートナーを
守ることになります。


4.AMH(アンチミューラリアンホルモン/抗ミューラー管ホルモン)について。

これは卵巣がどれくらい卵が残っているかを知ることが出来る数値です。

数値が低ければ、あまりのんびりとはしていられないことが分かりますし、
残りわずかなのに、がむしゃらに排卵誘発しても良くはないです。

この検査は誤解もあるようで、

卵の残りを表す数値であり、卵の質までは反映してはいません

年齢が若くて、AMH値も高いからといって、
すべてが質の良い卵だというわけではありません。
受精着床しない、流産に結びつく卵も含まれています。

たとえば、多嚢胞性卵巣(PCO)の方はAMH値は高い傾向ですが、
なかなか自力で排卵できないために妊娠しづらくなっています。

AMH値が限りなく0に近くても、無事妊娠・出産に至る方も
いらっしゃるのです。
質の良い卵さえタイミング良く出てきてくれさえすれば、妊娠はします。!

卵巣予備能を把握するために、検査は受けていただきたいですが、
数値だけで一喜一憂しないでくださいね。

自分自身の現状を把握するためにこの検査は受けて欲しいです。

 

ご夫婦で妊活に取り組んでおられる方、
また、パートナーの理解・協力が得られず
孤軍奮闘を続けている女性の方、
運まかせにしたり、ネットなどの情報で自力で何とかとする前に、
まずは基本を!そして、そのうえで対策を考えましょう!!

不妊治療、妊活をされているみなさん、
今後の対策、方向性、戦略などに迷ったら、お気軽にご相談下さい♪

当院は鍼灸治療とスーパーライザーによるレーザー治療で
妊娠しやすい身体作りをしていきます。
女性鍼灸師も在籍していますので、
安心してお越しいただけます。
詳しくはホームページにも掲載していますので、そちらもご参照して下さい。

http://www.shinkyu-kawai.com