鍼灸整骨院かわい&mama's room 桜花では
子宝でお悩みのお母さんからの
お問い合わせを多くいただいています。
その中でも最近多くお問い合わせを頂いているのが、
不育症についてです。
中には流産を繰り返し、検査を受けても何も原因が見つからない、
という原因不明の不育症も多いです。
そうした場合、どうすれば…
と途方に暮れてしまいがちですが、
専門的な検査を受けると、
治療法が確立されているリスク要因が見つかることもあります。
不育症の治療というよりもリスクを避けるための
予防治療となることになります。
今回はその不育症についてのお話を!
●不育症の治療
〇血栓の予防治療
抗リン脂質抗体や血液凝固因子に問題がある場合には、
低容量アスピリンを服用する治療法があります。
アスピリンとかは頭痛薬で有名です。
こういったお薬には血液をサラサラにする効果があるため、
流産防止に役立ち、
血栓のできやすい体質の方で不育症を克服できる方が増えました。
血栓性素因が見つかれば対応できますので、
検査を受けていただく必要があります。
さらに治療効果を高めるためにヘパリン療法を併用することもあります。
こちらは薬剤の内服ではなく皮下注射ですので、ハードルは少し高くなります。
自己注射も可能ですし、在宅でも保険適用されるようになりました。
ただ、どうしても出血しやすくなるリスクはあります。
注射部位の発赤やアザ、
硬結などのトラブルは覚悟が必要です。
〇免疫の予防治療
妊娠が成立して、赤ちゃんが母体で育っていくためには、
免疫機能が正しく働いてくれないといけません。
免疫系が過剰防衛してしまうと胎児は異物として拒絶されてしまい、
流産につながるという不育症のための治療法があります。
NK細胞の活性を下げる(=正常化する)ための
ピシバニール療法という治療法ですね。
まずはNK細胞活性を検査して数値が高ければ
治療ということになってきます。
〇同種免疫異常の予防治療
夫婦間でヒト組織適合抗原(HLA)が似ていると、
妊娠維持免疫反応が起こらずに流産しやすくなります。
そのため、夫のリンパ球を妻のリンパ球に移植する
という治療法です。
放射線照射の処理をしてから移植しますので、
安全面ではとくに心配はいりません。
〇その他の予防治療
子宮形態異常や内分泌異常などが見つかった場合は、
ドクターの指示に従って必要な治療・投薬を受けてください。
隠れていた持病が発見されることもあるかもしれませんね。
ご夫婦の染色体異常が判明することも稀にあります。
必ず事前に遺伝カウンセリングを受けていただく必要がありますので、
不安感を払拭するためにも、しっかりとご相談して下さいね。
〇それでも原因不明の不育症
ストレス性などを含めて、
どうしてもリスク要因が特定できないケースもあります。
そういう時こそ鍼灸治療を組合わせて下さい。
西洋医学とは違ったアプローチで、
流産のために凝り固まった心身両方をゆるめます。
着床はするが、それを維持できないということなので
妊娠を維持していく力をつける鍼灸治療を
おこなっていきます。
”不育症”と診断されても、
積極的な医療介入をしないでいても、
将来出産できる確率は80%以上です。
絶望せず、赤ちゃんが来てくれるのを
気長に待つしかありません。
ですが、もし上記のような予防治療で
不育症を克服できるのであれば、
ぜひ予防治療を心がけてみて下さい。
当院では鍼灸治療と
スーパーライザーを用いたレーザー治療で
妊娠しやすい身体づくりをおこなっていきます。
女性の鍼灸師も在籍していますので、
安心してお越し下さい。
詳しくはホームページまで!!