1ヶ月前に、蘭専門店で購入したフウラン(”翡翠”)が満開の花を咲かせていました。

このフウランは、日本に自生するフウラン同士を掛け合わせて作られた交配種で、別名富貴蘭とも呼ばれています。

江戸時代、大名が参勤交代で江戸(もしくは地方)に向かう際、退屈しないよう、富貴蘭を旅のお供として籠内(現在で言うと車内)に持ち込んで、香りや葉芸などを楽しんでいました。

また11代将軍、徳川家斉の時代になると、家斉が大の富貴蘭好きということもあって、様々な品種が誕生した記録も残っています。