神戸新聞 正平調 2020.3.11より | 瞬間(とき)の栞 

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幸せ、癒し、心の栄養になる「本と言葉」をご紹介してゆきます。
個人的な読書感想文、読書随想です。本の内容、あらすじができるだけ解るように努めています。
ただしネタバレがありますので充分ご注意ください!

 

今日で東日本大震災の発生から

9年がたつのですね。

 

 

 

1年前の数字と見比べてみる。新たに遺体が

見つかったり、身元が分かるなどして、死者は

「2人」増え、行方不明者は「4人」減った。

 

 

 

行方不明者の数は、ここ5年あまり

変わってないそうです。

 

 

 

そんな中で、こんな記者の言葉が

 

 

 

一人娘の遺骨が昨年見つかり、8年半ぶりに

両親と“再会”したという記事があった。

 

 

 

27歳の娘は自動車学校に勤務中、津波に

流されたという。「うれしい。娘が戻ってきた。

離したくない」。父が語っている

 

 

 

 

本当に辛い、苦しいことが想像されます。

そんな中でも、帰ってきてくれて「うれしい」

という。「おかえり」という。家族の絆を

感じます。強い強い絆を。

 

 

 

不明者2529人。9年の歳月とともにこの

数字をかみしめる。「待っているね」と空に

つぶやく人がいる。

 

 

 

 

 

【出典】

 

神戸新聞 朝刊 正平調 2020.3.11