今日で東日本大震災の発生から
9年がたつのですね。
1年前の数字と見比べてみる。新たに遺体が
見つかったり、身元が分かるなどして、死者は
「2人」増え、行方不明者は「4人」減った。
行方不明者の数は、ここ5年あまり
変わってないそうです。
そんな中で、こんな記者の言葉が
一人娘の遺骨が昨年見つかり、8年半ぶりに
両親と“再会”したという記事があった。
27歳の娘は自動車学校に勤務中、津波に
流されたという。「うれしい。娘が戻ってきた。
離したくない」。父が語っている
本当に辛い、苦しいことが想像されます。
そんな中でも、帰ってきてくれて「うれしい」
という。「おかえり」という。家族の絆を
感じます。強い強い絆を。
不明者2529人。9年の歳月とともにこの
数字をかみしめる。「待っているね」と空に
つぶやく人がいる。
【出典】
神戸新聞 朝刊 正平調 2020.3.11