本を読んで知らない自分に出会う | 瞬間(とき)の栞 

瞬間(とき)の栞 

幸せ、癒し、心の栄養になる「本と言葉」をご紹介してゆきます。
個人的な読書感想文、読書随想です。本の内容、あらすじができるだけ解るように努めています。
ただしネタバレがありますので充分ご注意ください!

 

本を読んでいると、表層の考えと

違う、思わぬ方向で感知させられる

ことがあります。

 

 

 

本の世界に入ってしまうと、自動的に

自分の潜在意識にアクセスしていて、

自身に置き換えて考えていたり、思い
出が甦ってきたり、喜びや苦しみ、
悲しみ、痛み、希望が無意識に溢れ
出ます。
 
 
 
あるいは、啓示であったり、時空を超えた
示唆であったり、そういった感覚が自然に
感知させられていることに気づくのです。
 
 
 
小さな経験の欠片が、抽斗にしまわれ、
いざというときにそれらを抽斗から出す
のではなく、勝手に出てくるといった感じ
になるのですね。
 
 
 
そういう事象がたまにあったので、
自分でも驚くことがありました。
 
 
 
人との会話の中で、普通は使わない
言葉が勝手に口から出てきたり、
こんな難しい言葉、習ったわけでも
ないのに何で口から出てきたんだろう
と自分でも理解に苦しむのです。
 
 
 
これは、きっと読書の効用だと
言えるのではないかと。
 
 
 
本を読むことで、今まで知らなかった
分野の話や興味のなかった話題でも
会話ができることもありましたし、自分
の知らなかった自分に出会えることも
読書の魅力であるのではないかと
考えた次第であります。