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福島交通 1000系電車~老朽車代替で導入された先頭車化改造車

2020-01-20 | 鉄道[東北]

先日福島交通飯坂線では美術館図書館駅にて軌道不具合が要因の脱線事故が発生、幸いにも負傷者発生などは免れたものの、一歩間違えば対抗列車との正面衝突に至っても不思議ではない事案であり、今後同種事故の再発防止に努めて頂ければ…と感じています。

この飯坂線は2017年4月から車両代替が始まり、約2年で営業車両全車両の代替が完了していますが、2017年からの車両代替で導入された車両が1000系電車です。


1000系電車は先代7000系電車と同様、東急の18m級車両を譲受したもので、先頭車は全て中間車を先頭車化改造した車両になっている事に加え、東急時代と同一の形式を名乗っている点も共通しています。


編成も2両と中間車1両を挟んだ3両の2通りが存在する事も、先代7000系と共通していますが、装いは7000系とは大きく異なり、窓下に配された帯は茶色・ピンク・金色の3色となっているのが特徴です。

MAKIKYUはここ最近飯坂線を利用する機会はまずない状況でしたが、昨年末に久々に乗車機会があり、1000系にも初乗車したものでした。

 
MAKIKYUが乗車した編成では、車内収受式ワンマン運転対応の各装備をはじめ、一部が木目調に改められた化粧板、茶色の吊り革や車端部に掲げられた暖簾などが、東急時代の1000系とは異なる特徴と感じたものでした。

ちなみに東急1000系自体は今日でも東急線で活躍する車両が存在するほか、東急系列の上田電鉄(長野県)をはじめ、伊賀鉄道(三重県)や一畑電車(島根県)など数社に譲渡された車両も存在、MAKIKYUはこれらにも乗車した事があります。

そのため福島では昨年末に初乗車とは言え、車両自体はお馴染みの車両ですので、新鮮味と言う点では今一歩と言う印象を受けましたが、今後更なる改装などの動きが出て来るのか否か注目とも感じたものでした。

またMAKIKYUが昨年末に飯坂線に乗車した際は、桜水→福島の片道のみ乗車しており、福島→桜水は桜水駅から徒歩6~7分程度の谷地前バス停を発着する福島交通バス(御山経由イオン福島線)を利用しています。


この路線は概ね2時間毎程度と本数は少なく、また運賃も飯坂線電車より割高になりますが、福島交通では飯坂線電車~路線バスをNORUCA(ICカード)利用で一定時間以内に乗り継ぐと割引となるサービスを実施しています。

そのため福島~桜水間の往復でNORUCA利用なら、上手くバスの時間が合えば往復電車利用に数十円追加するだけで、往復で異なるルートを使う事ができ、MAKIKYUもこのサービスを利用したものでしたが、1000系お試し乗車の序にバスも…という向きには、バスと組み合わせての飯坂線乗車もおススメと感じたものでした。


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