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関釜フェリー「はまゆう」~関釜航路で活躍する日本船

2019-09-16 | 船舶[海外関連]

今年の夏休みは長期休暇を利用して国内、または海外へ行かれた方も少なくないと思いますが、MAKIKYUもJRの格安乗車券「青春18きっぷ」で西日本方面へ向かった後、下関港から出航する国際航路で韓国へ出国したものでした。

下関港は以前青島(中国)へ向かう国際航路も出航、これも一度だけ乗船した事がありますが、この航路は休航(実質廃止)となっており、現在下関港の国際ターミナルを発着する旅客航路は釜山との間を結ぶ1航路のみとなっています。

下関~釜山間を結ぶ国際航路は1970年に就航、幾つも存在する日韓航路の中でも老舗の航路となっており、1983年以降は韓国側法人(釜関フェリー)と隔日運行、ドッグ期間以外は毎日就航が実現し、この運行形態が現在まで続いています。

MAKIKYUは以前釜関フェリー「星希」には一度乗船した事があったものの、日本側法人の関釜フェリー就航船「はまゆう」は釜山港などで姿を見るだけ…という状況が永年続いていました。

 
しかし今夏初めて「はまゆう」に乗船する機会があり、ようやく関釜フェリーで就航する2隻双方への乗船達成となりました。
(写真は釜山港停泊中の「はまゆう」と、船内に飾られていた「はまゆう」の模型です)

また関釜フェリーは近年、青春18きっぷ利用者向けに有効期間内の青春18きっぷ提示で2等運賃の割引キャンペーンを実施する事が定例化していますが、今夏はこれに加えて上等級船室でもキャンペーン価格で大幅割引を実施していましたので、MAKIKYUは青春18きっぷ提示とは別の割引を利用、青春18きっぷ提示では割引とならない上等級の船室を利用したものでした。

 
MAKIKYUが利用した船室は1等船室、2段ベッドが設けられ、部屋内にはトイレやシャワーなどもある2人部屋。


洗面用具一式やティーバッグなども用意されており、ホテルさながらと言う雰囲気でした。

食料も夕食用の弁当と翌朝分の菓子パン、これに加えて飲物も数本持参したお陰で、一旦船室に入った後は翌朝の釜山港到着まで船室から出なくても…という状況で、設備面での難点は船内にWifiがない事位と感じたものでした。

関釜フェリーでは1等船室の相部屋利用はできないため、単独利用で追加料金発生となりましたが、それでも片道8250円というキャンペーン価格は移動+宿泊費と捉えるなら、設備の割には値頃感があると感じたものでした。


ただ下関港でのターミナル使用料や燃料サーチャージは致し方ないとしても、今年創設され初めて支払う事になった「国際観光旅客税」も加わる事で、せっかくのキャンペーン価格適用にも関わらず運賃以外の諸経費を合わせると10000円超。

国際旅客観光税だけで支払金額の1割程度になってしまうのは…とも感じたもので、航空機のファーストクラスで欧米などへ出国する人物にとっては微々たる金額かと思いますが、船で200㎞程度の距離を移動するだけでもこんな費用が嵩むのは…とも感じたものでした。

また先月は半分以上を海外で過ごす状況でしたが、今後も今夏の旅行に関連した記事をボチボチ取り上げて行きたいと思いますので、引き続きアクセス頂けると幸いです。



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