アンバサダー5000C!
日本で最初にアンバサダーが輸入されたのは1958年。
山下貿易が輸入して、つるや釣具が販売しました。
その時は紅いレコード5000とABU444が合わせて20台程度だったそうです。
ボールベアリング入りの黒い5000Cが登場するのはもう少し後になります。
日本では赤い5000よりも黒い5000Cの方が好まれました。
勿論ですがボールベアリング入りの5000Cの方が高価でした。
60年代~70年代初頭、アンバサダーと言えば高嶺の花。
当時の大卒初任給くらいの価格だったそうです。
購入する際はカタログを前に家族会議が行われたと言う話を聞いたことがあります。
現在だと車を買うような感覚ですね。
で、5000Cと言うリール。
発売年60年代中頃?~後半。
最終発売年1984年 ※オールドモデルとしての発売年
ギアレシヲ1:3.5(3.6?)
重サ315g(310g?)
ボールベアリング2ケ
まあ、こんなところ。
現代のリールからすると、重い、遅い、飛ばない!だと思いマス。
そりゃそうです、発売から50年以上経過しているリールですから。
ただ、未だに愛用者は多く、ベイトリールはコレで良いと言う人も多いデス。
人気の理由は某有名釣りマンガに登場したコト。
マイナーチェンジ後の山形カップのモノ。※1972年以降のモデル、ただし1983~1984年かけて発売された最終モデルは波型です。
私が手にした最初のアンバサダーも5000Cでした。(^^)v
で、それから数十年ずっと使い続けています。
トーナメントに出ていた頃もローギアを生かして、ディープクランク用に使用していました。
まず、飛距離。
7g以上のルアーであれば問題の無い飛距離が出ます。※慣れると3gくらいのスプーンでもキャスト出来ます。
ラインは3号以上が望ましいです。
あまり細いとスプールとフレームの間にラインが挟まる可能性があります。
ブレーキブロックを2個効かせれば余程ムチャをしない限りトラブルレス。
時々ブレーキ接触面やブレーキを掃除してやる必要があります。
重サ。
315gと現代のリールからすると100gくらい重いです。
ただ、ロッドでバランスを取ってやるとそんなに重さは感ぢないデス。
耐久性!
手入れを怠らなければ20年以上は普通に使えます。※2年間海に沈んでいて少し手入れをしたらそのまま使えたと言う伝説があります。
巻き取り!
遅いです。
遠投すると回収が大変です!( ノД`)シクシク…
タマ数。
1万円ちょっとで程度の良いモノがゴロゴロあります。
5000Cは個人的に一番好きなアンバサダーデス。(∀`*ゞ)テヘッ