孔子が、君子と小人を論じると、小人にはなんの取り柄もないように切り捨てる。ところが、同じ儒学者でも、荀子は、君子を二分し、善人の君子と、悪人の君子とに分ける。さらに、小人も二分し、善人の小人と悪人の小人とに分ける。小人の善人は、悪人の君子よりも、はるかに社会に貢献すると説く。孔子には、宰相の経験がない。荀子には、宰相としての経験値がある。経営学とすれば、荀子の論が妥当である。我々は、小人と卑下するに終わらず、善人として小さな善を尽くすことだ。
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