いよいよ決戦です。
フェブラリーステークス、藤田菜七子ちゃんのG1初挑戦の話題で持ち切りですね。
武豊がいうように「菜七子ちゃんが実力でG1初挑戦をもぎ取った」のは間違いない。
3番人気コパノキッキングに騎乗する菜七子ちゃん。
今年のフェブラリーステークスは10年以上前の2007年日本ダービーの空気感がある。
2007年の日本ダービー、コパノキッキングと同じ3番人気の馬は牝馬のウォッカでした。
実力は認めつつ、牝馬ということもあり「ウォッカ、どうなんやろ?」っていうのが競馬ファンの大多数だったと思います。
未だに忘れる事がない2007年の日本ダービー。
東京競馬場第0レースに出走し、見事に特等席を確保し、正面スタンドで観ていたのですが、東京競馬場の最期の直線でウォッカの末脚が爆発して加速したとき、僕は、いや全員が叫びました。
「うそぉーっ!!」
あのウォッカの末脚は生涯忘れる事はない。64年ぶりの牝馬のダービー制覇。
「次の64年はないかもしれないから、これが人生最後かも」
そう思いましたね。
今回の菜七子ちゃんはG1初挑戦だけでなく、女性初でもあります。
女性がG1勝利。
いままで地方にはいたけど、中央競馬では細江さんぐらいしかいなかったからね、女性ジョッキー。
競馬は性別関係ないからね。筋力で劣る女性も男性と同じ条件で戦わないといけません。
女性は相当厳しい世界ですよ、競馬界。
「僕たちが生きているうちに女性ジョッキーのG1制覇はみれない」
そう思っていた。
サッカー日本代表がワールドカップ制覇、こういった方がわかりやすいかな?僕達が生きている間に日本のワールドカップ制覇って想像できないですよね?
ただ奇跡は起こすためにある。
元々「生きている間に見る事が出来ない」というフレーズはマンチェスターシティのサポーターの有名なフレーズでした。ファンの間では生きている間にはマンチェスターシティのプレミアリーグ制覇を見る事が出来ないと言われました。
2012ー13シーズンの最終節で劇的な初優勝を決めたマンチェスターシティ。ファンが号泣していたのですが、自作のユニの背中に「生きている間に優勝がみれた」と書かれていたのが印象に残っています。
僕達がまだ観たことがない女性ジョッキーのG1制覇。生きている間にみれるかは神様しかわかりませんが、コパノキッキング、菜七子ちゃんが掴んだビッグチャンス。
初挑戦に沸く競馬界ですが、当たり前ですがチャンスは何度もない。
いつの時代でもそうです。時代が変わるのはあっという間。こんなチャンスは滅多にない。
菜七子ちゃん、コパノキッキング、頑張れ!
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