翔んで埼玉という映画を見ましたか?テレビでもやっていたから見た人が多いはずです。ストーリーは埼玉のある職場で一カ月で2人も男性社員が飛んで、その応援に東京の社員が駆けつけるっていう話のようです。
(それミッシーさんの本日の仕事でしょ?)
最初に一人飛んだときは我々の界隈では多いに盛り上がったのですが、もうひとり出るとは。最初に飛んだ人は正直、辞めるような人ではないと思っていた。過去に何度もこのブログに登場した人物なんですけど・・・。
大声では言えないけど、分かっている法則がウチの会社にはある。10年以上いるけど、ウチの会社は『愛社精神がありすぎるヤツは消えていく』っていうのがある。やっぱりどこかバランス感覚が必要なんですよ。一線を引かないと。ウチの会社が大好き、天職って言っているヤツに限り転職する。愛社精神がありすぎるヤツに限って『会社に裏切られた』と思って去っていくんだよね。何度も何度もみたよ。
そして厳しい昨今です。アルバイト、中途採用を控えているウチの会社の選択肢は『残った者で頑張れ、ボーナスが欲しいなら』・・・ってことですかね?これでボーナスが出なかったらとんでもない事が起きるはず。いまのところ出るって話ですけど。
普段、東京の職場で働いていて、いままで東京、千葉、神奈川の応援は何度もあったのですが、10年以上勤めているのですが、埼玉の職場の応援は初めてです。2人が翔んで埼玉をやらかしたため、急遽応援が決まり行ってきました。
人生で初の埼玉での仕事です。『埼玉方面はヤバイ』という噂は散々聞いていたのですが、埼玉方面に住んでいる人は埼玉内で異動を繰り返しているので、接点がまったくなかった。ウチの会社の埼玉方面で働いている人を全然知らないもん。
ついに初埼玉です。1時間20分ぐらいかけて到着します。10時から仕事ってことなんで、9時40分には埼玉の職場についたのですが、ボクが働くポジションの人が誰も来ていない。シフトをみると10時からの人がひとりいるのですが、初めて来るヘルプがいるのに、現地のスタッフが到着したのが9時59分。それまでずっと独りぼっちよ、オレ。10時15分までに出勤しないといけない人も10時14分に到着します。
遅刻しなくて良かったね!・・・じゃねえよ、1時間20分かけて応援に来ている人がいるんだぞ!って言える雰囲気じゃない。本日は現地スタッフ2名とボクの合計3名で同じポジションで働くのですが、現地スタッフAさんとBさんはとにかく喋らない。
雰囲気のいい職場って職場に入って一歩目で分かりますよね?雰囲気が悪い職場は・・・。ただAさんとBさんが悪い人間には思えなかった。とにかく暗い、そして真面目な感じです。
午前中は最初は忙しかったのですが、午後休憩に入る前は少し暇になります。そういう時はお喋りするじゃないですか、どこから来たのですか?普段はどんな感じで?とか。同じ会社の人ですからね。
一切ないんですよ。まったく会話がない職場、しょうがないんで、口下手なボクが勇気を出して話しかけましたよ。ただリアクションが薄いんですよね。あんまり行ったことがないからわからないけど、嫌々働いているキャバ嬢の相手をしているみたいです。
しょうがないんで、翔んで埼玉をやった人の事をききましたよ。アイツ変わってましたよね?仕事中にキレて行方不明になり、そのまま退職ってとんでもないっすよね?って聞いたら『あっ、知っているんですね。なんか体調が悪かったみたいですね』『ポジションが違うんで接点がなかったです』
・・・えっ?ウチの職場でそんなロックな行動をしたヤツがいたら大騒動になるけど、そんな薄いリアクション?ポジションが違うとはいえ、同僚ですし・・・。
よくみたらAさんとBさんの会話がまったくないんです。おはようございますしか言っていない。そんな事ってあるのか?この少ない人数で仕事をしているのに・・・。
これが埼玉か?埼玉では翔んで埼玉がフツーにあり、珍しくないのか?いつも埼玉方面は人手不足とは聞いていたのですが・・・。
ここでハッキリと書いておきたいのが、AさんとBさんは悪い人じゃないのよ。どこにでもいる大人しい真面目な人。なんていうのかな、ボクは仕事に限らず、どんな物にも『遊び心』を求めるんです。どうせ働くなら楽しくやりたいよ。
ただ彼らはまったく違うタイプなんでしょうね。人生はつまらなくて、今後もつまらない。そんな人は仕事が面白いはずがないし、ただお金のため無口でやる・・・そんな感じかな?遅刻ギリギリに到着して、会話がなく、淡々と仕事をしているようにみえた。
ボクはいまだに職場で『ねえねえ!昨日こんなに面白い事があったよ!聴いて!聴いて!』ってタイプですからね。
(小学生ですか?)
このブログの読者様でも分かれるだろうな、どっちのタイプと一緒に仕事がしたいかってことは。思いっきり静かか、思いっきり盛り上がっているかって感じで。オレは人生をエンターテインメントと思っているタイプなんでね、さーせん。
休憩時間になります。ひとりでゆっくりご飯を食べたい。思う事がたくさんある。
とんかつの和幸に行きました。他の職場の応援、金がかかる、1780円。美味しかったけど。
ご飯とキャベツをお変わりした。
午後は4時間ある。決意した、なんとか笑いを取るって。
(ミッシーさんの職業、お笑い芸人ですか?)
Aさんは厳しそうなんで、共通の知り合いがちょっといるBさんをターゲットにして色々話ました。3連休明けのため比較的ヒマだったのもあります。もう自分の持っている話術、ネタを駆使するしかない。
アナタ達にとって仕事はつらくて黙ってするものかもしれないけど、ボクはそうじゃない。
アナタ達にとって人生は厳しかったかもしれないけど、ボクはそうじゃない。
意志と意志のぶつかり合いをやろうぜ。負けないぜ。
必死に話をしてそれなりにウケて少し満足した。東京の職場では『客人(応援にきてくれた同僚)をもてなす』っていうのは当たり前だった。おもてなしっていうのは埼玉の職場にはないみたいだ、でもそれは悲しいことですよ。
人間って会話で分かるじゃないですか、相手がどういう人間かって。よく言うけど『遊び』を知っているか知っていないかは瞬時にわかる。会話にモロ出るからね。
別に遊んでいないといけないとかじゃないのは理解しているよ、でもボクは『物事に遊び心を求める』タイプだからね。これは変える気はないし、変わらない。ボクはそういう人間なんだ。なんかの縁でせっかく会ったんだ、楽しくやろうぜ。でもこれが通じない職場があるんだね。
仕事が終わってドッと疲れた。一カ月で2名が翔んで埼玉だから物凄くヤバい雰囲気があると思っていた。実際は違うね。ただここの職場はボクも厳しいと思う。楽しく仕事が出来る雰囲気がまったくなかった。
『遊び心が足りないぜ、ユーモアのセンスがないんだよ!』って言ったところで『お前が遊び過ぎなんだよ』って冷たく言われて終わりそうです。ここには根が深い問題がある。
埼玉ってそうなの?みんな真面目で遊び心がなくて人生がつまんないの?って思ったけど、お客様、街の雰囲気、とんかつの和幸の従業員さんにはそんな雰囲気を感じなかった。
人柄がよさそうだよね、埼玉の人って。川崎よりは間違いなく上です。楽しく生きていそうな人もたくさん見かけました。
長文を書いてきたけど、結論は人生を楽しもうぜ!ってこと。楽しくやらないと。仕事がつらいのは分かるよ、でもその中でも楽しさをみつけないとね。『天職』とかいう必要はないんだからさ。そんな事を言っていると転職しちゃうし。
帰り道の電車、ストレス発散のためロックを爆音で聴きながら、友達を思い出した。このブログにもたくさん登場してくれるけど(かってにあだ名をつけて登場させているけど)、楽しい人が多いよ。
楽しい友達がいて良かった。
『コイツらマジで狂っているな、最高だよ!』って思える瞬間がいままでの人生で何度もあった。楽しい友達に囲まれて嬉しいです、電車で外を見ながらちょっと思った。泣きそうになった。
もしよろしかったら人気ブログランキングへ登録しているのでクリックお願いします。
Twitterもやっています。もしよろしければフォローお願いします。
@real_jam316をフォロー