楽しい公民 | 勉強で困らないために

勉強で困らないために

成績が上がらない。そもそも勉強しない。「どうすれば?」よりも「どうあるべきか?」
教育の王道を突き進む『学習塾LOGOS』(福岡県春日市・太宰府市・大野城市)の代表が考える勉強の本質とは。

生存権とは、社会権に含まれる「人間らしく生きる権利」のこと。

自由かつ平等ならば、みんな幸せか?

社会が成熟すると、そこから個々の状況の違いが生じる。そういう状況に対応するため、最低限度の生活を確保するための権利である。

ちなみにテストで問われれば、
「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」
と解答しなければならない。


間接民主制とは?
→代表者を選挙で選び、その代表者からなる議会でものごとを話し合って決めるやり方。

もちろん、似た解答でも○になるが、間接「民主」制であることを考えると、「代表者を選挙で選び」が欠けると○にならない。
代表者の選び方が「民主的である」ことが不可欠なのだ。


議院内閣制とは?
→内閣が国会の信任に基づいて成立し、国会に対して連帯して責任を負うこと。

我々国民は、「選挙で選ぶ」のは国会の議員だけで、行政権について代表者はもちろん国務大臣も直接選ぶことができない。
したがって、国会と内閣が連帯責任を負わないと、これもまた「民主主義」から遠のいてしまう。


なぜ「三権分立」か?
→1つの機関に権力が集中することを防ぎ、国民の自由と権利を守るため。

3つの機関が互いににらみを効かせ、抑制しあうことで、我々の権利が守られるように考えられている。


成熟した社会のなかで、如何にして我々の生活が成り立っているのか。

公民の勉強は、退屈に感じる生徒も多いが、世の中に「当たり前に存在するもの」に目を向けさせ、視野を広げるためにはとても大切だ。


一つ一つを丁寧に説明すると、
「いま香港で何が起こっているのか?」など、次々に質問が出てきた。

よくニュースも見てるし、疑問に思うことや聞きたいことが実は彼らにもたくさんあるのだ。

勉強を通して、彼らの「知りたいこと」を引き出すことが、指導者のもっとも重要な仕事である。